タイ語で「お前が悪い!/お前のせいだ!」は何と言う?責任の所在を明確にしたい時のタイ語フレーズ

sasint / Pixabay

「お前が悪い」というのは、日本語独特の表現ですが、これを言わなければならないような瞬間が、タイ生活にはよくあります。

海外では、何か問題が起こったときには、責任の所在を明らかにしておかなければならないからです。

そこで今回は、「お前の誤りだ、お前のせいだ、お前が悪い」というタイ語の表現を、ご紹介していきます。

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直訳がないときは、意訳をしてみる

日本語の、「お前が悪い」という文章を、そのままタイ語に直訳することはできません。

一旦、別の単語に置き換える必要があります。

タイ語で、「お前が悪い」というフレーズに、最も近いニュアンスの言葉をあえて探すと、

「誤った」という言葉が、最も適切だろうと思います。

お前が悪い
→お前が誤った

俺が悪かった
→俺が誤った

のように、意訳をするわけです。

「誤る」にまつわるタイ語表現

「誤る」は、タイ語で「ผิดピット」と言います。

●「シャン・ピット」

「私の誤りだ、私のせいだ、私が悪い」のようなニュアンスになります。

そこで、シャンの部分をトァー(お前)や、相手の名前に変えて、

●「トァー・ピット」

と言えば、「お前の誤りだ、お前のせいだ、お前が悪い」

というニュアンスになります。

「誰のせいなの?」と質問する時の言い方

また、「カイ(誰)」という疑問詞を使って、

●「カイ・ピット」

と言えば、「誰の誤りか、誰のせいなのか、誰が悪いのか」というニュアンスの、疑問文になります。

「お前のせいじゃないよ」

動詞の前に、「マイダイ~」を置くと、

「~していない」という、現在完了的な意味になります。

そこで、

●「マイダイ・ピット」

と言えば、「誤っていない、間違っていない」という意味の、否定文になります。

「今、誤っていない」という現在完了

また、この文は、「(取りあえず今回の件は、今のところ)間違っていない」という、現在完了的なニュアンスですから、

現在形の「マイ・ピット」間違わない

ではなく、

完了形のニュアンスを表す、「マイダイ・ピット」間違っていない

となるわけです。

なぜ「マイ・キン」ではなく「マイダイ・キン」と言うのか

ちなみに、この「マイダイ~」を使った表現で、最も重要なフレーズと言えば、

●「ヤン・マイダイ・キン」
(まだ食べていない)

ではないでしょうか。

前項と同様、

「マイ・キン」は、現在形のニュアンスなので、「食べない」という意味になります。

「私は何か宗教上の理由があって、食べないことにしている」というようなときに使う、「食べない」です。

一方、「マイダイ・キン」は、現在完了的なニュアンスを含みますので、

「まもなく食べるかもしれないが、現在はまだ食べていない」という意味になります。

そのため、「もうご飯食べましたか?」という質問に対しては、

「マイダイ・キン」のほうが適切である、というわけです。

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その他の関連表現

では、本題の、「お前のせいだ」に話を戻しましょう。

「ピット」は、間違う、という意味の動詞ですが、

頭に「コヮーム」をつけると、名詞化しますので、

「コヮーム・ピット」で、「謝り、間違い」という意味の名詞になります。

●コヮーム・ピット・コォーン・シャン
(私のせいです)

●コヮーム・ピット・コォーン・トァー
(お前のせいだ!)

●コヮーム・ピット・コォーン・カイ
(誰のせい?)

否定文は、文頭に「マイ・チャイ」を置く

また、これの否定文も、合わせて覚えておきましょう。

否定文にするときは、「そうではない」という意味の「マイ・チャイ」を文頭につけるだけです。

もちろん、「マイ・チャイ」単独でも、「違うよ、そうじゃないよ」という文として成立します。

●マイ・チャイ
(違うよ、そうじゃないよ)

●マイ・チャイ・コヮーム・ピット・コォーン・シャン
(私のせいじゃないよ)

●マイ・チャイ・コヮーム・ピット・コォーン・トァー
(君のせいじゃないよ)

●マイ・チャイ・コヮーム・ピット・コォーン・カイ
(誰のせいでもないよ)

・・・と、なります。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、「お前のせいだ!」「お前が悪い!」と、

責任の所在について言及する時のタイ語の表現方法をご紹介してきました。

最後にもう一度、今回ご紹介した表現を、おさらいしておきましょう。


●「シャン・ピット」
(私の誤りだ、私のせいだ、私が悪い)

●「トァー・ピット」
(お前の誤りだ、お前のせいだ、お前が悪い)

●「カイ・ピット」
(誰の誤りか、誰のせいなのか、誰が悪いのか)

●「マイダイ・ピット」
(誤っていない、間違っていない)

●コヮーム・ピット・コォーン・シャン
(私のせいです)

●コヮーム・ピット・コォーン・トァー
(お前のせいだ!)

●コヮーム・ピット・コォーン・カイ
(誰のせい?)

●マイ・チャイ
(違うよ、そうじゃないよ)

●マイ・チャイ・コヮーム・ピット・コォーン・シャン
(私のせいじゃないよ)

●マイ・チャイ・コヮーム・ピット・コォーン・トァー
(君のせいじゃないよ)

●マイ・チャイ・コヮーム・ピット・コォーン・カイ
(誰のせいでもないよ)

ただし、今回の表現は、「お前のせいだ!」と、相手に責任をなすりつけるためのフレーズではありません。

あくまでも、相手に自分の誤りを気づかせるためのフレーズです。

責任の所在をきちんと明らかにして、相手の誤りを指摘しつつ、

最終的には自分がしっかり責任を取る、というような、そんな日本人でありたいものです。


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