【日本人は語学が得意】あなたには外国語習得の才能があると言える3つの理由

apuri29

前回の記事で、

「日本人は外国語が苦手である」

という理屈は、根拠のない、全くのデマである、というお話をしました。

日本人が外国語の習得が得意だと言える3つの理由

私はむしろ、

「日本人は、実は外国語の学習が
かなり得意な民族ではないか」

と考えています。

私がそのように考える理由は、
3つあります。

理由1:日本人は努力することを知っている民族である

1つめの理由は、
「机に向かってコツコツ努力する習慣が
幼少期から身に付いている」

という点です。

これは、
世界のどの民族もなかなか真似できない、
日本人の素晴らしい特性です。

私はこのサイトで折に触れて話していますが、
語学学習において最も必要なスキルは、
知識のインプットです。

インプット(暗記)があるからこそ、
はじめてアウトプット(会話)が可能になります。

あなたは高校を受験した時、
一体いくつの英単語を覚えましたか?

おそらく1000語は優に超えているはずです。

中学3年生、15歳の時点で、
外国語の単語を1000語知っている、
ということが、世界的に見て
どれだけ稀なことか。

私は、この驚異的な事実は、
もっと評価されてもいいのではないか
と思っています。

また、日本の中学高校の英語では、
発音記号というものを学習します。
これも、世界では数少ない学習項目です。

そのため日本人は、
この発音記号を読んで、
外国語をどのように発音するかを
視覚的に知ることができます。

これって凄いことです。

私の知人のアメリカ人は、
「日本人の学生は、なぜ発音記号を読めるのか?」
と、驚嘆の意をこめて話していました。

ですので、
外国語の習得に必要なバックボーンは、
日本人は他の民族と比べても
かなり先を行っていると言えます。

理由2:日本語ほど複雑な言語はない

2つめの理由は、
「日本語ほど複雑な言語が他にないので、
どういうニュアンスであっても
頭で理解できる」

ということです。

「日本語は世界一複雑だ」というのは、
比較的よく言われますよね。

ここで言う「複雑」というのは、
文法が複雑、文字が複雑、など、
色々な要素がありますが、

中でも私が特に強調したいのは、
「日本語は単語の意味が複雑である」
という点です。

日本人は断定を避ける傾向があるため、
曖昧な意味合いを持つ単語が
数多くあります。

  • 微妙
  • みたいな
  • てゆうか
  • ヤバい
  • 普通に
  • なんとなく

などなどです。

これらの単語は意味が複雑すぎて、
外国人にとっては、
習得するのにかなりの労力を要します。

でも日本人は、
言葉で説明できなくても、
これらの単語の意味を
「なんとなく」体で理解しています。

こんな単語、外国語のなかには、
いくつもありません。


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タイ語では、
「意味が複雑で理解しにくい」
と言えるような単語は、
あってもせいぜいわずか数語です。

ですので、
日本人がタイ語を学習する際には、
「辞書を引いても意味がわからない」
というようなケースは、
ほとんどないんです

世界一意味が複雑な日本語を理解している私たちにとって、
タイ語のほとんどの単語は、
意味を聞けばそれを理解することができます。

これは、かなりのアドバンテージです。

理由3:何百年も前から漢文を学習している

最後3つめは、
「日本人は大昔から、自力で外国語を習得していた」
ということです。

中学高校の時、
漢文の授業がありましたよね。

その時、
「漢文は、動詞+目的語の順番なので、
返り点を打って下から読む」

というふうに習ったと思います。

私たちはこれを漢文の読み方として、
普通に理解していますが、
外国語をこんなふうに学習してきた民族は、
他にはいません。

単語も文法も全く違う国の言葉に、
記号をつけて、自分の国の言葉で読む。

普通はこんなこと考えつきません。笑

こんな離れ業を、
何百年も昔からやっていたのは、
世界で日本人だけです。

この事実は、日本人として
もっと誇りを持っていいと思います。

「何百年も前の日本人たちが、
漢文をマスターしてきたのと同じように、
自分もいつか必ずタイ語をマスターできる」

このことを心に強く信じて、
ぜひ努力を続けてください。

まとめ

いかがでしょうか。
今回は、日本人が外国語の習得に
向いている理由として、

  • 努力ができ、知識がある
  • 外国語の単語の意味は日本語ほど複雑ではないため、
    その意味を容易に理解できる。
  • 何百年も昔から漢文を読んできた下地がある

という、3つの理由をご紹介しました。

そのため、
コツコツと毎日1つずつでも
単語や文字を覚えていけば、
タイ語も確実に習得することができます。

この「コツコツと」というところがミソです。

コツコツやりましょうと言われて
その通りに出来るのは、
日本人だけです。

語学の学習においては、
コツコツと単語や文章などを
暗記し続けていくのが、
実は最も最短で、確実な方法なんです。

会話というのは、
インプットしたものを
アウトプットする場に過ぎません。

インプット(暗記)がなければ、
会話も内容のないものに
なってしまいます。

ですから、
「自分は思うようにタイ語で会話ができない」
などと気に病む必要はありません。

それよりも毎日の暗記作業を、
根気よく継続していってください。

その努力が続けられる人は、
必ず、タイ語を習得することができますよ!


●語学の習得に最も大切な要素は、コツコツと努力を続けること。
●日本人は、やる気さえあればどんな言語でも習得できる。


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