【十二支】今年2024年の干支は辰(たつ)年、タイ語の干支を覚えよう

干支辰

今年、2024年の干支は、
「辰(たつ=竜)」です。

タイ語では、

มะโรง
マローン(辰/たつ)

または

ปี มะโรง
ピー・マローン(辰年)

と言います。


2024年の干支、「มะโรง マローン(辰/たつ)」という単語は、

この1年、タイでは何かと使う機会が多いので、ぜひ覚えておきましょう!


タイ人は干支を重視する

先日の記事で、【タイ人は生まれた曜日を重視する】というお話をしました。


生まれた曜日に加え、タイでは、
干支もかなり重視されています。


そのため、
タイ生活がある程度長くなってきたら、
曜日のタイ語だけでなく、

「自分の干支をタイ語で言える」
というスキルが必要になります。



そこで今回は、タイ語の十二支の言い方と、
相手の干支を聞くときのタイ語フレーズを、紹介していきます。


タイで干支の知識が必要な3つの理由

まずはじめに、

「干支とタイ人の生活が、どのくらい密接に関わっているのか」

という点について、お話をしておこうと思います。


1、干支ごとのお参りスペース

タイのお寺について、

先日お話ししたのは、「曜日ごと」のお参りスペースですが、

じつは、「干支ごと」のお参りスペースを設置しているお寺もあります。



そういったお寺では、
ネズミや牛など、
干支の動物の絵や像などが置いてあり、、

子年の人はねずみの賽銭箱、
丑年の人は牛の賽銭箱に、
お金を入れるわけです。



また、お参りスペースや賽銭箱以外にも、、

「おみくじ」が干支ごとに別々に用意されていたり、

あるいは、干支ごとに、お参りすべきお寺が決まっていたりもします。

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こういった事例からも、

「タイの仏教は、干支と密接に関わっている」

という事実を垣間見ることができます。


2、タイの出生証明書には干支の欄がある

また、タイの「出生証明書」には、
なんと、干支を書く欄があります。

「出生の証明書に、なぜ、干支の情報が必要なのか??」

というのは、かなり謎なのですが、

こうした事情もあって、タイ人は自分の干支や子供の干支を、わりとよく把握しています。


スーパーには干支のキャラクター

また、ビッグCやロータスなど、タイの大型ショッピングセンターでは、

毎年お正月になると、干支のポスターやモニュメントなどが設置されます。

例えば、

申(さる)年の場合は、
大きなサルの人形が、

寅(とら)年なら、
トラのぬいぐるみが、

店頭に置かれたりします。


タイの子供はショッピングセンターが大好きですから、

買い物をしているうちに、
なんとなく干支の知識が入っていきます。

そのためタイ人は、小学生でも、
今年の干支をちゃんと知っているわけです。



いっぽう日本では、

最近は、干支をよく把握していない人も増えていて、

「今年の干支は何だっけ?」

と、つい忘れてしまうこともよくありますよね。


その点でいうと、タイ人の方が、

毎年の干支については、
よく把握しているかもしれません。



…以上が、タイ生活において「干支」が重要な理由です。


十二支に関するタイ語フレーズ

では次に、十二支に関するタイ語の表現を見ていきましょう。

十二支は、タイ語で

12 นักษัตร

●「スィップソーン・ナックサット」

と言います。

スィップソーンは、
数字の「12」。

นักษัตร ナックサットが、
「干支の動物たち」という意味です。


「何どし?」という疑問文

タイ語で、「何どし?」と質問するときは、

ปี อะไร

ピー・アライ

と聞きます。

「ปี ピー」は「年」、
「อะไร アライ」は「何」という意味ですから、

ピー・アライで、「何のとし?」つまり、
干支は何か、という疑問文となるわけです。


数字? 干支?

なお、

「ピー・アライ(何どし?)」
という疑問文は、
年の「数字」ではなく、

「干支」を聞いている、
というのがポイントです。


「何年(なんねん?)」と、
数字を聞きたい場合は、

「พ.ศ.อะไร ポーソー・アライ?」
と聞きます。


「พ.ศ.อะไร ポーソー・アライ(何年?)」については、
他の記事でも紹介しているので、ここでは割愛します。



漢字で「何年」と書いてしまうと、ややこしくなるので、

ひとまず、この記事では、「何年(なんねん)」と「何どし」を区別して表記しています。

干支を聞くときは、平仮名で、
「何どし」と書くことにします。


「何どし生まれ?」

そして、先ほどご紹介した「ピー・アライ(何どし?)」を、

「グァート(生まれる)」の後に続けると、

เกิด ปี อะไร


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グァート・ピー・アライ
(何どし生まれですか?)」

これで、相手の干支を尋ねる疑問文となります。

↑この疑問文は、タイでは意外とよく使いますので、

何度か聞き流して、発音練習をしておきましょう。


タイ語で十二支を覚えよう

では次に、タイ語の干支の名前を、順に見ていきましょう。

12個を一気に覚えようとすると大変ですので、4✕3に分けます。

4つごとに区切って、3グループに分けて覚えていくと、効率よく覚えられます。


1~4、子丑寅卯

まずは、「子年」からです。

1:子年(ピー・ショヮット) ชวด
2:丑年(ピー・シャルゥー) ฉลู
3:寅年(ピー・カーン) ขาล
4:卯年(ピー・トォッ) เถาะ

ちなみに、タイ人の尊敬と崇拝の対象となっている9世国王は、卯年(ピー・トォッ)生まれです。

そのため、9世国王をモチーフにした絵画などには、ウサギが描かれていることがあります。

まず、ここまでで、

ชวด, ฉลู, ขาล, เถาะ

●「ショヮット・シャルゥー・カーン・トォッ(子丑寅卯)」

と、復唱して、練習してみましょう。

5~8、辰巳午未

では、次は辰年です。

辰年からの4つは、全て干支の名前に「マ」が付いています。

なぜそうなったのかはよくわかりませんが、
「マ」という共通項があるため、
この4つは、わりと頭に入りやすいです。

5:辰年(ピー・マローン) มะโรง
6:巳年(ピー・マセン) มะเส็ง
7:午年(ピー・マミア) มะเมีย
8:未年(ピー・マメェー) มะแม

「龍」の字はロンと読むことも多いので、
「マローン(辰年)」は、覚えやすいです。

「マメェー」は、羊の鳴き声からなんとなく連想できるので、
これも、覚えやすいかもしれません。

では、ここまでの4つも同じように、

มะโรง, มะเส็ง, มะเมีย, มะแม

●「マローン・マセン・マミア・マメェー(辰巳午未)」

と、復唱して、練習しましょう。

9~12、申酉戌亥

では、最後の4つです。

9:申年(ピー・ウォーク) วอก
10:酉年(ピー・ラガー) ระกา
11:戌年(ピー・ジョォー) จอ
12:亥年(ピー・グゥン) กุน

これで、全部で12です。

「ウォーク」という響きには、ちょっとだけ、
猿の鳴き声のようなイメージがありますよね。

また、「ラガー」は、「ラガーシャツ」と「鶏」からの色彩的な連想(?)で覚えれば、

多少は覚えやすいかもしれません。



では、最後の4つも、

วอก, ระกา, จอ, กุน

●「ウォーク・ラガー・ジョォー・グゥン(申酉戌亥)」

と、復唱して、覚えておきましょう。

まとめ

最後に、今回ご紹介したすべての表現を、続けて聞いてみましょう。

12 นักษัตร
●「スィップソーン・ナックサット」
(十二支)

ปี อะไร
●「ピー・アライ」
(何どし?)

เกิด ปี อะไร
●「グァート・ピー・アライ」
(何どし生まれですか?)



ชวด, ฉลู, ขาล, เถาะ
●「ショヮット・シャルゥー・カーン・トォッ(子丑寅卯)」

มะโรง, มะเส็ง, มะเมีย, มะแม
●「マローン・マセン・マミア・マメェー(辰巳午未)」

วอก, ระกา, จอ, กุน
●「ウォーク・ラガー・ジョォー・グゥン(申酉戌亥)」



……でも、一度に12個も覚えるのは、やっぱり大変ですよね。

そんなときは、全部を丸暗記しようとするのではなく、

ポイントを絞って覚えるのが、効率の良い勉強法です。

ポイントとしては…

1.
あなたが生まれた干支の名前。

2.
恋人や友人など、あなたの周囲の人の干支の名前。

3.
そして、今年の干支。

最低限、この3つを覚えておけば、

タイ人との会話で干支が出てきても、
充分対応できると思います。

なので、まずは、
自分の干支のタイ語名だけでも、
言えるようにしておきましょう!!



実際のところ……

タイ語で十二支を言える外国人なんて、めったにいません。笑

なので、もしも、十二支をスラスラ暗唱できる人がいれば、

その人は、タイ生活のかなりの上級者だと言ってよいでしょう。

余裕があれば、ぜひ、タイ語の十二支にもチャレンジしてみましょう!



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