タイ屋台料理の定番と言えば、「クイティアオ」。
言わずと知れた、タイラーメンです。
今回は、そんな「クイティアオ」を、屋台で確実に注文するための方法を、ご紹介していきます。
タイの麺料理【クイティアオ】の注文に必要な5つの項目と10のキーワード
用語1:クイティアオ
タイ風麺料理のことは、
タイ語で「クイティアオ」と言います。
クイティアオは、
専門の屋台が多いですが、
店によっては
ご飯ものもクイティアオも、
両方扱っている店もあります。
ですので、
まずは第一関門として、
「自分はクイティアオが食べたい」
ということを、
ハッキリ声に出して言いましょう。
↓音声はこちらから
クイティアオ(タイの麺料理)
「クイティアオ」とは、
もとは麺料理全般を指す言葉ですが、
特に説明がない場合は、
いわゆる「スープ麺」を指します。
炒め麺については、
こちらの記事を参考にしてください。
また、店のことは、
タイ語で「ร้านらーン」。
「らーン・クイティアオ」で、
クイティアオ(専門の)店、
クイティアオ屋台、
という意味になります。
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ร้านกุ๊ยเตี๋ยวらーン・クイティアオ(クイティアオの店)
用語2:麺の種類【細麺/平麺/黄色麺】
麺の種類は、
【細麺/平麺/黄色麺】
の3種類があります。
大抵の店では、
麺はガラスケースに入っていますので、
「どの麺があるのかな~」と、
注文前に観察することもできます。
↓音声はこちらから
เส้น_เล็กセン・レック(細麺)
↓音声はこちらから
เส้น_ใหญ่セン・ヤイ(平麺)
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บะหมี่バ・ミー(黄色麺、いわゆる中華麺のこと)
用語3:スープの種類【透明スープ/黒いスープ】
スープも2種類あり、
ナム・サイ(透明スープ)は、
豚骨のおすましのような感じ。
ナム・トック(黒いスープ)は、
豚のモツを煮込んだ、
少し苦めのスープです。
日本人の口に比較的合うのは、
ナム・サイ(透明スープ)のほうです。
↓音声はこちらから
น้ำใสナム・サイ(透明スープ)
↓音声はこちらから
น้ำตกナム・トック(黒いスープ)
用語4:肉団子の種類【鶏/豚/牛】
具は、肉団子を入れることが多いです。
「ลูกชิ้นルゥーク・チン」は、
「肉団子」という意味です。
これに、
鶏(ガイ)
豚(ムゥー)
牛(ウォア)
を続けて、肉団子の種類を指定します。
また、肉団子ではなく、
普通の肉を入れているところもあり、
そのときは、
鶏(ガイ)
豚(ムゥー)
牛(ウォア)
これらを単独で発音して、
肉の種類を指定しましょう。
↓音声はこちらから
ไก่ガイ(鶏)/ลูกชิ้นไก่ルゥーク・チン・ガイ(鶏の肉団子)
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หมูムゥー(豚)/ลูกชิ้นหมูルゥーク・チン・ムゥー(豚の肉団子)
↓音声はこちらから
วัวウォア(牛)/ลูกชิ้น_วัวルゥーク・チン・ウォア(牛の肉団子)
用語5:麺の量【並盛り/大盛り】
最後に、量を指定します。
「外国人はたくさん食べるだろう」
と、店のほうで
勝手にピセーッ(特盛り)を出してくることも、
まれにありますので、
「自分は特盛は食べきれない」
というときは、
「タンマダー(並)」と言って、
並サイズを指定しておきましょう。
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ธรรมดาタンマダー(並盛り)
↓音声はこちらから
พิเศษピセート(大盛り)
まとめ
最後に、今回ご紹介したすべての表現を、続けて聞いてみましょう。それぞれの項目は、
●麺:3通り
●スープ:2通り
●肉団子:3通り
●サイズ:2通り
3x2x3x2で、
なんと、36通りもの注文のパターンがあることになります。
じつに、奥が深い世界です!
とはいえ、
いくつか試しているうちに、
自分なりの注文レシピ
のようなものができていきますので、
とりあえずは、
自分が好きなものだけを覚えておけば、
OKです。
実際に注文すると、こうなる
最後に、
「各項目で何を選ぶか」という
クイティアオの注文の具体例
をご紹介しておきます。
1,麺もの?ご飯もの?
「アオ・クイティアオ(麺ください)」
2,麺の種類は?
「バミー(黄色麺で、)」
3,スープの種類は?
「ナムサイ(透明スープで、)」
4,肉団子の種類は?
「ルゥーク・チン・ムゥー(豚の肉団子で、)」
5,サイズは?
「タンマダー(並盛りでお願いします)」
と、なります。
すべての項目を、
もう一度、復習しておきましょう。
タイで、
クイティアオ屋台へ行くときは、
この音声をしっかりと頭に入れて、
自分が食べたいものを、
確実に注文できるよう、
がんばってくださいね!