(動画)タイの喫茶店でコーヒーを注文するためのタイ語フレーズ5選

サムネイルコーヒー

どうもこんにちは、でんいちです。

今回は、「タイの喫茶店でコーヒーを注文するためのタイ語フレーズ」について、ご紹介していきます。

動画はこちら
 ↓

今回はセミナー形式で、動画が約10分、と少し長めになっていますが、

動画を一通り最後まで見ていただければ、

あなたはタイの喫茶店で、ほぼ完ぺきに自分が飲みたいコーヒーを注文できるようになります。

なので、どうか最後まで聞いていただければと思います。

今回ご紹介するのは、以下の内容です。

1、メニュー名
2、ホットか、アイスか
3、砂糖とミルク
4、イートインか、テイクアウトか
5、一言で済ませるフレーズ

と、なっています。
では早速見ていきましょう。

はじめに

まず、コーヒーのことは、タイ語でカフェーと言います。

そして、飲むは食べると同じで「キン」という動詞を使います。

タイ語は動詞目的語の順なので、

「キン・カフェー」これで、「コーヒーを飲む」という意味になります。

kaa-fɛɛ
カフェー(コーヒー)
kin
キン(飲む・食べる)
kin kaa-fɛɛ
キン・カフェー(コーヒーを飲む)

つまり今回の動画は、

「キン・カフェー(コーヒーを飲む)」というのが主なテーマとなります。

あなたがタイの喫茶店に入るとまず、店員さんはまず、「アオ・アライ・カァ」と聞いてきます。

アオは「要る、取る」という意味なので、

「アオ・アライ・カァ」は直訳すると、「何が要りますか?」という意味です。

タイ人の店員さんから、「アオ・アライ・カァ(何が要りますか?)」

という問いかけを受けて、ここでようやく、あなたが欲しいものを注文する、という流れになります。

まずは、以上の2つのフレーズ、

「キン・カフェー(コーヒーを飲む)」
「アオ・アライ・カァ(何が要りますか)」

この2つの文を、しっかり発音できるようにしておきましょう。

では次に、コーヒーの種類を見ていきます。

1、コーヒーの種類

近年は、スターバックスなどの影響で、様々な種類のコーヒーを出すお店も増えてきていますが、

比較的よく見るのは、次の5つです。

エスペッソーゥ(エスプレッソ)
アメーリカノーゥ(アメリカン)
カープゥチノーゥ(カプチーノ)
モッカーァ(モカ)
コーコーゥ(ココア)

と、なります。

見ての通り、これらは外来語なので、日本のカタカナと全く同じですが、

アクセントの位置が、タイ語独特です。

タイ語ではこうした外来語を発音する際、、

「一番後ろにアクセントが置かれることが多い」

という法則があります。

そのため、カプチーノであれば、「カープゥチノーゥ」という風に、

一番後ろの「ノーゥ」にアクセントが置かれます。

これがいわゆる、「タイ・イングリッシュ」ということになります。

世界の様々な民族が話す英語は、

日本人のジャパニーズ・イングリッシュや、
インド人のインディアン・イングリッシュなど、

それぞれ、その国の特徴が出ています。

そして、タイ人が話すタイ・イングリッシュには、先ほどお話ししたような

「カープゥチノーゥ」や
「エスペッソーゥ」のように、

一番後ろの音にアクセントが置かれて、音が長く伸ばされやすい、という傾向があります。

なので、日本の会社名であるトヨタや本田も、自動的にタイ語風の発音になって、

「トヨター」や「ホンダー」という発音になります。

逆に言うと、タイ人に英単語を言う時は、

一番後ろの音にアクセントを置くと、タイ語っぽい言い方になる、ということです。

はい、では、話をコーヒーに戻します。

代表的な5つのメニューのタイ語音声を聞いてみましょう。

エスペッソーゥ
アメーリカノーゥ
カープゥチノーゥ
モッカー
コーコー

いずれも、一番後ろにアクセントが置かれているのが分かると思います。

さて、あなたは普段、この5種類の中で、どのコーヒーを飲んでいるでしょうか。

全部の発音を覚えるのは大変だ、という場合は、とりあえず、

自分が注文したいコーヒーの名前だけでも、言えるようにしておきましょう。

あるいは、もしも、この5種類の中にあなたの好きなメニューがない場合は、個別にお応えしますので、コメント欄に書いておいてください。

では、次です。

コーヒーの名前を言った後は、ホットか、アイスかを伝えます。

2、ホットか、アイスか

タイ語で、ホットは「ロォーン」、アイスは「イェン」と言います。

rɔ́ɔn ロォーン
(熱い・暑い)
yen イェン
(冷たい・涼しい)

ロォーンとイェン、この2つの単語は、それぞれ、コーヒーの「ホット/アイス」という意味の他に、

気候が「暑い/涼しい」という意味もあります。

つまり、ロォーンというタイ語は、

コーヒーの温度が熱いという意味と、気候が暑い、の両方の意味がある、ということです。

イェンも同様で、コーヒーが冷たい、と気候が涼しい、という両方の意味があります。

なので、タイ語のロォーンとイェンという言葉は、喫茶店だけでなく、日常の生活でも超頻出なので、

「ロォーンとイェン」

この2つは、完璧に言えるようにしておきましょう。

はい、そして、先日お話ししたように、タイ語は、後ろから前に修飾しますので、

「ロォーンとイェン」は、コーヒーの名前の後ろに置きます。

なので、たとえば、エスプレッソのホットであれば、

「エスペッソーゥ・ロォーン」

エスプレッソのアイスなら、

「エスペッソーゥ・イェン」になります。

では、エスプレッソ、アメリカン、カプチーノ、

この3種類で、ホットとアイスを言う練習をしてみましょう。

ホットなら、後ろにロォーン、アイスなら、後ろにイェンをつけます。

まずはホットからです。

エスペッソーゥ・ロォーン
アメーリカノーゥ・ロォーン
カープゥチノーゥ・ロォーン

次は、アイスです。

エスペッソーゥ・イェン
アメーリカノーゥ・イェン
カープゥチノーゥ・イェン

と、なります。

ちなみに、タイの一般のコーヒー店は、サイズが選べないことが多く、基本、サイズは1種類だけです。

なので、MやLなど、サイズに関するタイ語は、特に言う必要はありません。

ただし、スターバックスの場合は、トールやグランデなど英語のサイズ名が通用しますので、

トールやグランデなどをそのまま英語で言えばOKです。

はい、では次に、お砂糖とミルクなど、甘さの希望を伝える言い方を見ておきましょう。

3、砂糖とミルク

タイの人は基本、甘い味が好きなので、こちらが何も言わないと、びっくりするぐらい大量のお砂糖を入れられて、

激アマになる可能性があります。

なので、もしも、糖質制限をしている人は、「甘くしないでください」と注文する必要があります。

まず、甘いはタイ語で、「ワーン」と言います。

wǎan
ワーン(甘い)

mâi wǎan
マイ・ワーン(甘くない)

※「マイ」は動詞形容詞の
前に置いて否定を表す

「甘くない」と否定文にする場合は、動詞形容詞の前に「マイ」を置きますので、

「マイ・ワーン」これで、「甘くない・甘くないようにしてください」という意味になります。

また、「少しの量」はタイ語で「ノォーイ」と言いますので、

「ノォーイ」を後ろに置いて、「ワーン・ノォーイ」と言えば、これで「甘さ控えめ」という意味になります。

nɔ́ɔi
ノォーイ(少量)

wǎan nɔ́ɔi
ワーン・ノォーイ(甘さ控えめ)

まとめると、

甘くないは「マイ・ワーン」
甘さ控えめは「ワーン・ノォーイ」

と、言います。

「マイ・ワーン」と「ワーン・ノォーイ」

基本、この2つを知っていれば、甘さの調節は可能です。

うまく伝わらない時は…

しかし、ここで重要なポイントが1つあります。


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店員さんが「マイ・ワーン(甘くない)」のつもりでも、実際飲んでみたら、激甘だった

みたいなケースは、タイではよくあります。

これはつまり、甘いという言葉が「主観的」な表現であるため、

「どれくらい甘いのか」が人によって違うからです。

こういうのを、「主観的である」といいます。

主観は、人によって違うため、

主観的なオーダーだと、甘さの程度がうまく伝わらないことがある、ということです。

そのため、主観的な「甘いかどうか」ではなく、

「お砂糖を入れないでください」という風に、

客観的な量を言って、オーダーする、という方法もあります。

お砂糖を入れないでください

「○○を入れないでください」と言いたいときは、

「マイサイ・○○」と言います。

「サイ」は「入れる」という意味の動詞なので、

これの否定文、「マイサイ」で、「入れない」という意味になります。

お砂糖は「ナムターン」というので、

「お砂糖を入れないで」は「マイサイ・ナムターン」

そして、ミルクは「ノム」と言いますので、

「お砂糖を入れないで」は「マイサイ・ノム」になります。

今ご紹介した、「甘さ」に関する4つの表現、

甘くしないで
マイ・ワーン

甘さ控えめ
ワーン・ノォーイ

お砂糖を入れないで
マイサイ・ナムターン

ミルクを入れないで
マイサイ・ノム

これらのフレーズを言えば、甘さを調節することができます。

もしも、あなたが糖尿病、あるいは「糖尿病予備軍である」という自覚がある場合は、

「マイ・ワーン」などのフレーズを伝えて、積極的にお砂糖の摂取量を減らしていくようにしましょう。

4、イートインか、テイクアウトか

最後に、イートインかテイクアウトかを言います。

イートインなら、「キン・ティーニー」と言います。

「ティーニー」はここ、という意味なので、「キン・ティーニー」はつまり、

「こちらでお召し上がりです」という意味です。

そして、テイクアウトなら、「アオ・ガッバーン」と言います。

「ガッバーン」は家に帰る、という意味なので、

「アオ・ガッバーン」で家に持って帰る、という意味になります。

日本では、喫茶店というと、基本はイートインで、「店内でゆったりとくつろぐ」というイメージの方が強いですが、

タイの人は、アイスコーヒーをテイクアウトして、職場や自宅で飲む、という人が多いため、

お店の側も、コーヒーのテイクアウトにはきちんと対応してくれます。

なので、

「キン・ティーニー(イートイン)」
 または
「アオ・ガッバーン(テイクアウト)」

この2つは、その時々のシチュエーションで使い分けるようにしましょう。

5、一言で済ませるフレーズ

じつは、

今回学習した複数のフレーズを、たった1言で、まとめて言い表すことができる魔法の言葉があります。

それは、「ムアン・ドゥーム」というフレーズです。

mɯ̌an dəəm
「ムアン・ドゥーム」

は、タイ語で「いつものやつ」という意味です。

たとえば、あなたが、

「エスプレッソ、アイス、甘さ控えめ」

エスペッソー・イェン・ワーン・ノーイ

これを毎回注文していたとします。

そしてあなたは、3回目、4回目の入店のときも、同じように

「エスペッソー・イェン・ワーン・ノーイ」

と言って、注文をするわけですから、こうなると、お店の人もそれを覚えてくれる可能性があります。

この場合、お店の人は、あなたの顔を見てすぐに、「ムアン・ドゥーム(いつものやつですよね?)」

と、聞いてくれることがあります。

「ムアン・ドゥーム」と言われたら、あなたはそのままオウム返しに、

「ムアン・ドゥーム(はい、いつものやつです)」
と、答えればOKです。

このやり取りを何度かしていれば、お店の人は、あなたのオーダーを完璧に覚えてくれるはずなので、

「ムアン・ドゥーム(いつものやつ、お願いします)」

と一言でオーダーすることができます。

東南アジアの国々の特徴として、店員と客の距離が近い、というのがあります。

なので、こんな風に、

「あなたは私の好みの味をもう知っているでしょう?
 いつものやつを、お願いします」

という、日本の感覚からすると、若干「厚かましい」と思われそうなオーダーであっても柔軟に対応してくれます。

日本では、客と店員は、距離感を保たなくてはなりませんから、

もしも、日本の喫茶店で「いつものやつ」なんていう注文をしたら、

アルバイトの店員から顰蹙を買ってしまうおそれがあります。

しかしタイではむしろ、この逆で、

店員と客がどんどん距離を縮めていって、お互いがそこで楽しいひと時を過ごす、という楽しみ方があります。

なので、もしもあなたが、タイで馴染みのお店ができたら、

「ムアン・ドゥーム(いつものやつ、お願いします)」

というオーダーをぜひ試してみてください。

ふりかえり

はい、では最後に、今回のフレーズをおさらいしておきます。

お店に入ったら、店員さんに、「アオアライカァ」と聞かれますので、

まずは、コーヒーの名前を言います。

外来語をタイ語風に言うときは、一番後ろにアクセントを置くのがポイントです。

エスペッソーゥ
アメーリカノーゥ
カープゥチノーゥ
モッカーァ
コーコーゥ

そして、次に、ホットかアイスかを言います。

「ロォーン(hot)/イェン(ice)」のいずれかを、コーヒーの名前の後ろに置きます。

カプチーノを例にとると、

ホットなら、
カープゥチノーゥ・ロォーン

アイスなら、
カープゥチノーゥ・イェン

になります。

ちなみに、タイは南国なので、タイ国民も圧倒的にアイスのほうを好むという傾向があります。

なので、タイではおそらく90%以上のお客さんが、カフェーイェン(アイスコーヒー)を注文していると思います。

そして次に、甘さレベルを伝えます。

タイの人は甘い味が好きなので、もしもあなたが糖質制限をしている場合は、甘さを減らしてもらう必要があります。

甘くしないで
マイ・ワーン

甘さ控えめ
ワーン・ノォーイ

お砂糖を入れないで
マイサイ・ナムターン

そして、

ミルクを入れないで
マイサイ・ノム

と言います。

最後は、「イートインか、テイクアウトか」を言います。

「キン・ティーニー(イートイン)」

「アオ・ガッバーン(テイクアウト)」

と言います。

では、実際にオーダーの作文をしてみましょう。

「アメリカン、アイス、甘さ控えめ、持ち帰り」

これを、タイ語で言うと、どうなるでしょうか。
約2秒ほど、考えてみてください。

はい、答えは、

アメーリカノーゥ・イェン・ワーンノォーイ・アオガッバーン

という文章になります。

ではもう1つ、

カプチーノ、ホット、砂糖なし、イートイン

これは、どうなるでしょうか。
また約2秒ほど、考えてみてください。

はい、答えは、

カープゥチノーゥ・ロォーン・マイサイ・ナムターン・キンティーニー

と、なります。

各自、自分が飲みたいコーヒーを、

お店に入る前に、あらかじめタイ語で作文をしておくと良いでしょう。

そして、こうしたオーダー方法を、同じお店で3,4回も繰り返せば、

店員さんがあなたのオーダーを覚えてくれる可能性があります。

そのときは、「いつものやつ」というオーダーで

「ムアンドゥーム」
と言えばOKです。

実際のところ、喫茶店に限らず、他の飲食店でも、行きつけになれば、割と

「ムアンドゥーム」だけで通用したりします。

また、「いつものやつ、お願いします(ムアンドゥーム)」の一言でオーダーが完結するということは、

それだけ、自分のことを認知してもらえている、ということなので、純粋に嬉しいことだと思います。

タイでは、客と店員との距離感が日本に比べて近いので、

飲食店でのこうしたコミュニケーションも、大切にしていきましょう。



はい、最後のタイ語音声の部分は、何度も聞き流して、

発音練習をしておいてください。

これらのフレーズを正しく発音できれば、

タイの喫茶店で、自由にコーヒーを注文することができます

では、本日の動画は以上になります。

どうも、ご視聴ありがとうございました!


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