タイ人嫁はがめつい?~タイ女性と結婚した日本男児が嫁の家族全員を養うハメになる3つの理由

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日本で、「タイに移住しています」と言うと、「すごいですね!」という反応をされることが一般的です。

でも、実はタイには、

「若いころに持っていた夢や目標は忘れてしまって、タイでなんとなく暮らしている」
という男性が、とても多いんです。

夢や目標を忘れてしまう?

なぜ、男がタイへ移住すると、若い頃に抱いていた夢や目標をきれいさっぱり忘れて、生活に埋没してしまうのか。

その理由は…

「タイ人女性と結婚して、タイ人女性とその家族を養うことに人生の大半が費やされてしまうことが多いから」
です。

でも、これだけだと、まだよくわかりませんよね。

「タイ人女性とその家族を養うことに人生の大半が費やされる」
とは、どういうことか。

ポイントは、3つあります。

1.タイは女系社会である

まず、今回のテーマで、最も重要なポイントは…

タイは「女系社会である」という点です。

女系社会とはつまり、

「母親が、家庭内で最も権力を握り、次はその娘が家督を継ぐ」

という家のあり方のことです。

夫=婿養子

そのため、タイ人の女性と結婚した男性は、必然的に、その家の「婿養子」という形になります。

つまり、男が女の家に入る、ということです。

これは、日本人男性がタイ人女性と結婚した場合に限らず、タイの一般的な結婚のあり方です。

2.女性が無職である

2つ目のポイントは、

「女系社会であるにもかかわらず、無職の女性が多い」
という点です。

これは、指摘する人は少ないですが、タイ社会の最大の問題の1つだと私は思っています。

普通、日本で「婿養子」と聞くと、

相手の女性が旅館の女将だったり、

農家や寺の1人娘だったり、

すし職人の娘だったり、

…など、何かしらの「家業」があることを想像しますよね。

昔はタイでも、農業を主軸とした、そういう「家業」がちゃんとあって、

娘が家督を継いで、婿養子とともに「家業」を広げていく、というスタイルが、ちゃんと確立されていました。

つまり女系社会というのは、

「女が生活の手段を持っていること」が、前提条件なんです。

家業はないのに…

でも、現在は、そうでない家庭が大半を占めます。

極端な例で言うと、

・両親が土地を売って、住むところがない

・両親が無職で、娘もアルバイトでその日暮らしをしている

・娘が働いたことがなく、生活のスキルもない

などです。

こうなると、「家督を継ぐ」とか言う以前に、家としてきちんと機能していませんよね。

それなのに、タイでは、「女が家督を継ぐ」という点だけは、きちんと残されています。

すると、どうなるか。

「娘は、無職であるにも関わらず、両親の扶養義務が生じ、

その旦那は、結婚相手の家族全員を養わなければならない」

という状況になります。

農地を継ぐのが前提

本来のタイの婿養子のあり方というのは、

まず「農地」があって、その農地を娘が継ぎ、娘の夫が婿養子となって、いっしょに田んぼを耕していく、というスタイルです。

おそらくタイ人は、1000年以上、そのやり方で「女系社会」というものを、存続させてきたんだと思います。

でも、近年では、特に農業もやらず、

「土地を売って、工場で働いて、現金で暮らしている」という家も、多くなってきています。

こうなると、娘は、「家督を継いだ」からといって、実質的に「継げるもの」というのは何もありません。

あるのはせいぜい、両親が生活している家と、多少の家電製品ぐらいです。


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すると、どうなるか。

タイ人の娘は、何の職業もなく、食べていく手段を持たず、またその意識もないのに…

「親を扶養する義務だけ」が、生じることになります。

婿養子が養い続ける

タイ人女性の結婚相手となった日本人の男は、自動的にこのシステムに組み込まれ、

「嫁と、嫁の両親を一生養い続ける」

という義務が、生じるわけです。

しかし、これは、1人の男性の負担としては、あまりにも「大きすぎる」と言わざるを得ません。

同居別居を問わない

また、この「婿養子」というスタイルは、妻の両親と同居しているか否かを問いません。

そのため、たとえ婿入りではなく、タイ人の嫁が、日本にある日本人男性の家庭に嫁いだとしても、

「タイの実家に送金をし続ける」というスタイルは、変わらない…というわけです。

3.親を働かせない」という美徳

また、3つめのポイントは、タイには、「親を働かせないことが良いことである」という美徳がある、という点です。

普通、日本の感覚だと、「娘夫婦が生活に困っている」となれば、その両親は、

「じゃあ、じいちゃんばあちゃんも、ちょっとアルバイトでも探してみようか」
「子供のためにちょっと節約しようか」

と、なりますよね。

でも、タイはそうではありません。

「両親を働かせない」
「両親に贅沢をさせ続ける」

のが良いことだ、という価値観があります。

そのためタイ人は、子供が借金をしてでも、無職の親に、携帯電話や薄型テレビを買ってあげたりします。

養ってもらって当然?

こうした土壌があるため、タイ人女性もその両親も、「婿養子に養ってもらうなんて、申し訳ない」とは考えず…

「婿養子に養ってもらって、己は働かずに、贅沢をしよう」

と考えるんです。

こうなると、日本の男は、タイ人の女性と結婚した途端に、

「嫁と、子供、そして嫁の両親」

という、4人の扶養家族を抱えてしまうことになります。

夢や目標は?

ここで、冒頭のテーマです。

「日本男児が、タイで夢や目標を忘れてしまう」

これはつまり…

タイでは、扶養義務があまりにも多すぎて、人生のエネルギーの大半が、嫁の一族を養うことだけに費されてしまう。

そのため、男が自分の人生で本当にしたいことができなくなる、あるいはそこから目を背けて、忘れてしまう。

ということなんです。

まとめ

私は別に、「夢や目標を持たず、嫁の一族を養い続けるだけの人生」が、悪いことだと言ってるのではありません。

「妻の笑顔を見るのが幸せだ」という人もいるでしょう。

人の生き方は十人十色、
人それぞれです。

また、「そこまで怠惰ではない」というタイ人女性もいますし、

「逆に夫を養う女性」もタイにはいますから、一概には言えません。

今回の記事はあくまでも、タイにおける結婚生活のプロトタイプについて、解説をしたものです。

しかし、重要なことは…

「夢や目標を持ってタイに移住したはずなのに、嫁の一族を養うという義務が負担になりすぎて、

自身の夢や目標までも、犠牲にしてしまう男性が非常に多い」

という点です。

もちろんタイでも、

「自分の夢や目標をいつまでも保ち続けている人」や、

「家庭もきちんと養って、自分の夢も叶える人」はいますが、

それは、「非常に難しいこと」だと知っておく必要があります。

もしもあなたが、確固たる夢や目標を抱いて、タイでの移住生活をスタートし、タイ人女性との結婚を考えているなら…

タイのこうした傾向は、知識として覚えておきましょう。


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