タイでもランチパックが流行!~トランス脂肪酸ゼロって本当?

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日本で根強いファンの多い、山崎パンの「ランチパック」。

最近、タイでも、

このランチパックを模倣したスタイルの惣菜パンが販売され始めました。

日本で流行っているものはタイでも流行る

タイではここ数年、

「日本で流行っているものはタイでも流行る」

という法則があり、特に食品で、その傾向が顕著です。

タイでチーズが流行中!

例えば、現在タイでチーズが大流行中ですが、

発祥はフランスやイタリアではなく、

日本のチーズ食品やチーズ系惣菜パンを模倣したものです。

→『タイでやたらとチーズが流行している件』の記事はこちら

そのため、今後はランチパックも、

タイで一斉に定着していく可能性があります。

トランス脂肪酸ゼロ?

今回、私が気になったのは、

ランチパック云々ではなく、その「パッケージ」です。

右上に、大きく「ゼロ」と書かれたシールが貼ってあり、

そこには

「トランス脂肪酸0パーセント」

と、書いてあります。

これを見ると、

「最近はタイ人も健康志向なんだなぁ」

って思いますよね。

でも、事態はそう単純ではありません。

だれもそんな言葉知らない?

タイの場合は、日本とはちょっと事情が違います。

なんと、

タイの一般庶民のほぼ90パーセント以上は、「トランス脂肪酸」という言葉を知りません。

試しに、あなたの知人のタイ人に

「トランス脂肪酸を知っているか」

と、聞いてみてください。
おそらく、知らないはずです。

つまり、

タイではだれも「トランス脂肪酸」という言葉を知らないのに、

「トランス脂肪酸0パーセント」という言葉だけが、

キャッチコピーとして、「一人歩き」しているんです。

順序がおかしい

普通、日本の場合だと、「トランス脂肪酸」という言葉が初めにあって、

その次に、「トランス脂肪酸は良いものなのか、悪いものなのか」という議論がなされて、

そうして初めて、

「この食品ではトランス脂肪酸を排除しました!」

という売り文句が成立しますよね。

しかし、タイを始め、東南アジア諸国は、そうではありません。

先進国(主に日本)で流行している「トランス脂肪酸ゼロ」という言葉だけが輸入されて、

その言葉の意味も庶民に知らされないまま、

食品のキャッチコピーとして使用されている、

ということなのです。

現に、隣国のラオスやミャンマーでも、ちょっと大きめのショッピングセンターへ行くと、

「血圧を下げるお茶」
「DHA入り粉ミルク」

なんてのが売られていたりします。

ほんの数年前まで、だれも「血圧」や「DHA」なんていう言葉を知らなかったのに、です。

マーケティングの恐ろしさ

でも、これって、

ちょっと考えてみると、結構「怖い」ことです。

どんなものかが判らなくても、「健康に良い」と言われれば、

盲目的に「良い物だ」と信じてしまうからです。

また、怖いのはこれだけではありません。

「糖分は基準値以上、でも、トランス脂肪酸はゼロです」

「保存料・着色料は基準値以上、でも、トランス脂肪酸はゼロです」

という売り方も、成立します。

「カモフラージュ」
というやつです。

もちろん、冒頭のランチパックは、そうではないことを信じたいですが、

おそらく、現在タイの市場で出回っている食品の多くは、そんな感じだと思います。

少し突っ込んだ見方をすると…

「トランス脂肪酸ゼロ」などの謳い文句は、

ただ書いているだけ?

あるいは、

「それ以外にもっとやばいことがある」のを、隠しているだけ??

という邪推も、十分成り立つわけです。

大衆の心理

そもそも、トランス脂肪酸自体、

本当に体に悪いものなのか、
本当にゼロなのかどうか、

怪しいもんです。

右上の「0」はトランス脂肪酸ゼロという意味。でも、本当にそうなのか?

右上の「0」はトランス脂肪酸ゼロという意味。でも、本当にそうなのか?

ただ1つ、確実に言えることは、

近年、タイで売れている食品のほとんどには、こうしたキャッチコピーが書かれている、という事実。

そして庶民は、それを「盲目的に」良い物だと考えている、ということです。

もちろん、

この事態を正常だと思うか、異常だと思うかは、人それぞれですが、

こういう「いかにも健康食品っぽい」というキャッチコピーは、

「眉に唾をつけて聞かなければならない」

と、つくづく感じている次第です。

(最近、タイ文字関連の記事が続いていたので、久々に、少し社会的な記事も挟んでみました。)


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