西暦2022年、タイでは
仏暦2565年となります。
タイ語で、
仏暦は、「พ.ศ. ポォーソォー」
と言います。
タイには仏暦がある
タイは仏教国で、「仏教が国教である」とタイの憲法に定められています。
そのため、タイのカレンダーも、
我々が一般に使用する西暦とは別の、「仏暦」という暦(こよみ)を使っています。
換算方法は、
「プラス543」。
西暦に543を足すと、
仏暦になります。
=仏暦2565年
と、いうわけです。
「พ.ศ. ポォーソォー」をフルで言うと?
タイ文字の部分を見て分かる通り、
พ.ศ. ポォーソォー(西暦)
と、2文字だけで表記されていますが、
これは、略語です。
元は、もっともっと長い言葉です。
クリッス・サッカラート
(キリストの暦=西暦)の略。
そして、
พ.ศ. ポォーソォーは、
プッタ・サッカラート
(ブッダの暦=仏暦)の略です。
でも、これだと長すぎるので、
それぞれ、頭文字を2つとって、
ポォーソォー (仏暦)
と、呼んでいるわけです。
ふだんは略称で呼ぶ
タイのTVニュースなどでは、「プッタ・サッカラート(仏暦)」と毎回フルで言っていますが、
この言い方はあまりにも長いので、タイの日常会話では、あまりフルで言うことはありません。
日常会話ではもっぱら、頭文字2つを取った「พ.ศ. ポォーソォー」の略語のほうで言います。
今年は仏暦何年ですか?
そして、「西暦何年?/仏暦何年?」と尋ねる時は…
「ค.ศ. コォーソォー/พ.ศ. ポォーソォー」の後ろに、「アライ(何)」を置くだけです。
そして、「今年」はピーニーと言いますので、
「今年は何年ですか?」と聞きたいときは…
ピーニー、 ポォーソォー・アライ・カァ?
(今年は、仏暦 何年ですか)
↓タイ語音声はこちら↓
答える時は、
ポォーソォー(仏暦)またはコォーソォー(西暦)の後ろに、数字を置きます。
ピーニー、ポォーソォー・ [ソンパン ハーローイ ホクスィップ サーム]・カァ
(今年は、仏暦[2563]年です)
ピーニー、コォーソォー・ [ソンパン イースィップ]・カァ
(今年は、西暦[2020]年です)
と、なります。
ค.ศ. コォーソォーとพ.ศ. ポォーソォー、どっちを使う?
そして、ここが大事なところですが…
タイの日常生活では、ポォーソォー(仏暦)のほうがメインで使用されます。
最近はタイも近代化が進んで、
「海外では、コォーソォー(西暦)を使うらしい」
ということが、一般的に認知されるようになりました。
しかし、、
昔は、コォーソォー(西暦)の存在は、まだタイであまり認知されておらず、
日常生活では、ポォーソォー(仏暦)一択でした。
なので、今でも、タイの地方へ行くと、「そもそも西暦何年か知らない」という年配の人はけっこういます。
こういった事情から、タイでの生活では、
必然的に、仏暦が中心になりますので、
ピーニー、ポォーソォー・アライ
(今年は、仏暦何年か)
ということを、把握しておくようにしましょう!
今回は、ポォーソォー(仏暦)とコォーソォー(西暦)のお話しでした。
【まとめ】
西暦に543を足すと、仏暦になる2022年 + 543 = 仏暦2565年