タイに住んでいると、
「かゆい!」
「蚊に刺された!」
と、思わず言いたくなることって、ありますよね。
今回は、そんな「蚊」にまつわるタイ語を、ご紹介していきます。
「かゆい」はなんという?
まずは、「かゆい!」という言葉を覚えましょう。
「かゆい」はタイ語で
คันカン
と言います。
では、タイ語音声を聞いてみましょう。
↓音声はこちらから
●คันカン(かゆい!)
●คัน,คันมากカン・マーク
(めっちゃかゆい!)
「薬」はなんという?
あまりにも「かゆみ」がひどくて、治まらない場合、あるいは、「蚊よけ」を塗りたいようなときは、
タイ現地の薬局などで、薬を手配しなければならないこともあります。
そこで、「薬」という言葉も、ついでに覚えておきましょう。
薬のことは、タイ語で
ยาヤー
と言います。
「ヤー」という発音はおそらく、中国語の「葯」とか「薬」とかと、同語源だろうと思われます。
そして、「塗り薬」と言いたいときは、「ヤー(薬)」のうしろに
「ทาター(塗る)」
を置いて、
ยาヤーทาター
と言います。
「バターを塗る→ทาター(塗る)」
と、語呂合わせで覚えておきましょう♪
また、「かゆみ止めの薬」と言いたいとき…
「かゆみ止め」は、前項の「คันカン(かゆい)」を使って、
「แก้คันゲェー・カン(かゆみ止め)」
と言いますので、「かゆみ止めの薬」は、
ヤー・ゲェー・カン
になります。
では、これら4つのキーワードを、続けて聞いてみましょう。知っておくと、タイでは結構役に立ちます。
↓音声はこちらから
●ยาヤー(薬)
●ยาヤーทาター(塗り薬)
●แก้ゲェーคันカン(かゆみ止め)
●ยาヤーแก้ゲェーคันカン
(かゆみ止めの薬)
「蚊」はなんという?
「蚊」はタイ語で、
ยุงユゥン
と言います。
「ยุงユゥン」はおそらく、
「タイ生活でよく使う単語ベスト10」
に入るほどの、超頻出ワードの1つです。
ですので、「ยุงユゥン」はぜひここで暗記しておきましょう。
蚊が刺す?噛む?
また、日本語では、
「蚊に刺される」
と言いますが、タイ語の言い回しでは、
กัดガッ(噛む)
という言葉を使って、
「ยุงユゥンกัดガッ(蚊が噛む)」
という言い方をします。
●ยุงユゥン(蚊)
●ยุงユゥンกัดガッ
(蚊が噛んだ=蚊に刺された)
蚊取り線香はなんという?
タイでの「蚊対策」の決め手はやはり、何と言っても、
「蚊取り線香」
です。「蚊取り線香」はタイ語で、
ヤー・ガン・ユゥン
と言います。
・ยาヤー(薬)
・ยุงユゥン(蚊)
これらは既出なので、
ยาヤーกันガンยุงユゥン
(蚊取り線香)
も、覚えやすいですよね。
では、「蚊」に関する3つの頻出語句の発音を、聞いてみましょう。
↓音声はこちらから
●ยุงユゥン(蚊)
●ยุงユゥンกัดガッ
(蚊が噛んだ=蚊に刺された)
●ยาヤーกันガンยุงユゥン
(蚊取り線香)
日本の「蚊取り線香」は不要?
また、日本から、蚊取りを線香を持参してくる人も多いのですが、基本的には必要ありません。
タイの蚊には、タイの蚊取り線香の方が、よく効くからです。
蚊取り線香は、タイのセブンイレブンでも普通に買うことができますから、
日本では買わずに、タイに到着したその日に、ホテルの最寄りのセブンイレブンなどで、買うようにしましょう。
1箱15バーツ程度ですので、日本で買うよりも安いし、よっぽどラクです。
余ったら、他の旅行者にプレゼントしましょう。
ちなみに、「オープンカフェ」のようなスタイルのお店では、
蚊が四六時中、店内を飛び回っていることもよくあります。そういうときは、店員に、
「蚊取り線香ちょうだい♪」
と、恥ずかしがらずに言ってみましょう。
オープンカフェのお店では、蚊取り線香を常備していることがあり、店員も、その辺の事情はよくわきまえています。
蚊によって媒介される伝染病は?
ここまでのキーワードを知っておけば、とりあえずタイ生活では支障は無いのですが、
中級編として、
「蚊によって媒介される伝染病の名前」も、この際、覚えておきましょう。
↓音声はこちらから
●ไข้カイ(熱病)
●ไข้ เลือด ออก
カイ・ルアッ・オォーク
(デング熱)
●ไข้ มาลา เรีย
カイ・マーラーリア
(マラリア)
この2つは、いずれも高熱を伴う伝染病で、全治10日から2週間ほどかかる、けっこう大変な病気です。
在タイ日本人の中でも、デング熱やマラリアの経験者は多く、
ある意味では、タイ滞在中の最も危険な「ボスキャラ」の1人だと言えます。
抜本的な予防方法というのはなく、普段からの心がけが重要になります。
なお、対策としては…●「昼間蚊に刺されないこと(昼の蚊の方が罹患率が高い)」
●「蚊の多いエリアは避けること」
●「蚊よけクリームやスプレー、線香などを携帯しておくこと」
…などが挙げられます。
ちなみに、私たちが運営しているホームステイでは、蚊はほとんどいません。そのため、日本からのお客さんは、
「タイでこんなに蚊が少なかったことは初めてだ」
と、みな口を揃えて言ってくれます。
これは誇張ではなく、どういうわけか、我が家の周辺は、タイ国内でも本当に蚊が少ないエリアなんです。
理由はよくわからないのですが、おそらく、
「標高が高め」であることと、「カエルなどの小動物」が多いために、蚊の幼虫を食べてくれているのだろう、と考えています。
「蚊がいないタイランド」を経験してみたい方は、
ぜひ、【タイの山村でホームステイ】の記事も、ご覧になってみてください。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「蚊」にまつわるタイ語の表現を、ご紹介してきました。
最後にもう一度、今回のフレーズを全て聞き流してみましょう。
↓音声フル
●คันカン(かゆい!)
●คัน,คันมากカン・マーク
(めっちゃかゆい!)●ยาヤー(薬)
●ยาヤーทาター(塗り薬)
●แก้ゲェーคันカン(かゆみ止め)
●ยาヤーแก้ゲェーคันカン
(かゆみ止めの薬)●ยุงユゥン(蚊)
●ยุงユゥンกัดガッ
(蚊が噛んだ=蚊に刺された)●ยาヤーกันガンยุงユゥン
(蚊取り線香)●ไข้カイ(熱病)
●ไข้ เลือด ออก
カイ・ルアッ・オォーク
(デング熱)●ไข้ มาลา เรีย
カイ・マーラーリア
(マラリア)
備えあれば、憂いなしです。
ユゥン(蚊)への対策を、万全にしてから、
タイ旅行・タイ移住に臨むようにしましょう!