タイ人は本当にマナーが悪いのか~タイの民度が確実に上がっていくと言える理由

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今回は、「タイ人のマナーと民度」というテーマで、少しお話をしていきます。

タイ関連のブログをいくつか読んでいて、1つ、気づいたことがあります。
それは…

「タイはずっとこのままである」という人と、
「タイは今後変わっていく」という人、くっきり2つに分かれる、ということです。

■ ■ ■ 
前者の、「タイはずっとこのままである」というブログのほうが多数派で、

・タイ人は時間を守らない
・タイ人はいい加減である
・タイ人は平気で嘘をつく

…などなど、いわゆる、タイ人の「良くないマナー」が取り上げられ、

「タイあるある」のようなことが書かれていることが多いです。

もちろん、「タイ人は大らかで優しい」のような、「良い面」が書かれることもありますが、

良い点よりも、悪い点を書いたほうが、人は読みやすいため、

これらのブログはおのずと、

「タイのこういうところがイヤだ」という論調になりがちです。

■ ■ ■ 
反対に、少数派ではあるものの、

「タイは今後、もっと良くなっていく」

という、前向きな「タイ観」をつづっている人もいます。

今後よくなる、というのは、つまり…

「時間にルーズと言われているタイ人であるが、最近は時間を守るタイ人も増えてきた」

などの記事です。

こうなると、「一体どちらが正しいのだろうか」という気になりますよね。

「時間がルーズ」という点で言えば…

「タイ人は今後もずっと、時間にルーズなままなのか」

それとも、

「今後は、時間を守れるタイ人が、増えていくのか」

ということです。

■ ■ ■ 
私の個人的な意見としては…

時間はかかるかもしれませんが、タイ人のこうした「良くないマナーやメンタリティー」というのは、

今後、新しい世代の中で、「改善されていくだろう」と思っています。

「時間を守らない」
「他人に微笑まない」
「お礼を言わない」
「謝らない」
「平気でうそをつく」
「努力しない」
「言い訳をする」

…などなど、こうしたメンタリティーは、一言で言えば、

「文化的に未発達である」
と、言い換えることができるからです。

つまり、タイで、時間を守らない人が多いのは、決して「不治の病」なのではなく…

「タイという国の文化レベルが、
 まだそこまで達していないだけ」

と、言えるからです。

国の文化レベルが上がっていけば、おのずと、そこに住んでいる国民も、

「できなかったことができるようになる」可能性があります。

■ ■ ■ 
たとえば…

ほんの十数年前まで、タイ人も、他のアジア諸国同様、「行列に並ぶ」というマナーを知りませんでした。

しかし、今では、どこの役所や銀行でも「番号札」を置くようになり、

現在ではタイ人も、行列に並んで順番を待つ、ということが、ほぼ完ぺきにできるようになっています。

理由は明確で、順番通りに待ったほうが、全体として、はるかに「ラク」になるからです。

「自分一人の、今の都合を通すよりも、
 全体の、将来の利益を考えた方が、
 結局のところ、一番ラクになる」

これを知ることを、「文化レベルが高い」と言います。

つまり、タイの文化レベルが上がったことで、みなが行列を待てるようになった、ということです。

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また、「バス停の置き引き」も同様です。

昔、タイでは、バス停の椅子に荷物を置いておく、なんてことは考えられませんでした。

でも、日本へ旅行に行ったタイ人たちが、

「日本では、カバンを外へ置いておいても盗まれない」という体験談を持って帰ってくるようになり、これが広く知られるようになると…

タイでも、いつしか、公共の場所においてある他人の荷物は、めったに盗まれなくなっていきました。

これまた、そのほうがラクだからです。

バス停に、1人でも盗っ人がいたら、全員が、荷物を見張り続けなければいけません。

でも、「バス停で他人の荷物を盗まない」という空気ができていれば、全員が、盗まれる心配をしなくてよくなります。

つまり、

「文化レベルを上げれば、文化レベルが低かったころよりも、物事を円滑に、ラクに行なうことができる」

ということを、理解できるタイ人が増えてきた、ということです。

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「嘘をつく」というメンタリティーも、同様です。

現状では、平気で嘘をつくタイ人は、まだまだ多いですが、

今後、「嘘をつかない方がラクになれる」ということを、知る人たちが増えていけば…

くだらない嘘をつくタイ人は、当然、減っていくことが予想されます。

■ ■ ■ 
以上をまとめると…

タイ人が、時に「マナーがなってない」ような行動をしてしまうのは、国としての文化レベルが、まだ十分に成熟していないからです。

ですので、「ずっとこのまま」ということは、あり得ないと思います。

もちろん、まだまだ膨大な時間がかかるでしょう。

しかし、タイで中間層が増え、外国を知る人が増え、日本を知る人が増えていけば、

文化レベルは少しずつ、底上げされていきます。

こうなれば、

「行列は並んだ方がラク」
「嘘はつかない方がラク」
「サボらずにちゃんと仕事したほうがラク」

ということが、広く知られていきますから、人々もマナーも、確実に、良くなっていくはずです。

現に、都市部の中間層の若者は、こういうことをキチンと知っています。

現在巷で言われている、タイ人のマナーの悪さを取り上げた「タイあるある」は、

ひょっとしたら20年後、「もうそんなタイ人はほとんどいない」なんていう状態になっているかもしれません。


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1 個のコメント

  • タイに来た当初同じことを思っていました。
    悪い部分、劣っている部分を改善するだけで大きく成長できる。ただタイ人は何が悪いのかがわからないだけだと。

    しかし、数年タイに住んで分かったのは、教養のあるタイ人はとっくの昔に何が悪いのか分かっているのです。そして、タイの大部分を占める無教養層を見下す傾向にあり、自分たちがいくら問題点を見つけても底辺タイ人は何もできない。だからやらないと諦めています。

    私が思うに、タイ人が何故この様な考えになってしまうのか、それは他人を注意する事は無礼だという価値観からでしょう。指摘すれば面子が潰れる。だからマイペンラーイと問題をなかったことにしてしまう。だから何度も同じ失敗を繰り返すのだと。

    タイはこの先成長するのかの問いに対しては、不可能というしかありません。何故なら問題特定する能力も文化も無いからです。

    一生懸命数年かけてタイ人の良いところを探した私としては不本意ですが、タイ人はタイだけで生きていくべきで国際社会に出る必要は無いと考えます。

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