海外旅行で意外とよく使うのが、「○○人」「○○料理」という言い方です。
たとえば、
「ミャンマー料理は好きですか?」
「私はミャンマー料理が好きです!」
「私は日本人です」
「ミャンマー人が好きです」
…などの受け答えです。
今回は、こうした「○○人・○○語・○○料理」などを表すミャンマー語を、ご紹介していきます。
国名
まずは、ミャンマー語会話でよく登場する、代表的な国名や民族名を、見ていきましょう。
ミャンマー
・ビルマ
バマァ
・イギリス
インガレイッ
・日本
ジャパン
・シャン族
シャン
・カレン族
カイン
・タイ
ヨーダヤー
・中国
タヨウッ
・インド
カラー
ミャンマー語で、ミャンマーのことは、「ミャンマー」と言ったり、「バマァ」と言ったりします。
「バマァ」というのは、「ビルマ」という意味です。
一昔前まで使われていた「ビルマ」という名称は、多数派民族である「ビルマ族」を指します。
英語や日本語ではなぜか「r」が入って「Burma」「ビルマ」と呼ばれますが、現地の発音だと、「バマァ」です。
一方、「ミャンマー」というのは、国名です。
「ミャンマーという国には、ビルマという多数派民族がいて、シャンやカレンという少数民族もいる」
…という風に解釈しておくと、分かりやすいです。
一応、「ミャンマー」と「バマァ」、両方の名称を覚えておくようにしましょう。
なお、ミャンマーは、かつてイギリスの植民地であったため、「西洋人=イギリス人」のような認識もあります。
旅行の際も、欧米の国名をいちいち覚えるのは面倒なので、
西洋系はとりあえず、「インガレイッ」だけ、覚えておきましょう。
「州」
ミャンマーには、7つの「州」があります。
「州」はミャンマー語で、「ピュィーネェ」と言います。
州は、だいたい民族ごとに分かれていて、例えば「シャン州」なら、「シャン族」が多く住み、
「モン州」なら、「モン族」が住んでいる…ってことになります。
ミャンマーの地方都市を旅行する際は、以下の7つの民族名を覚えておくと、現地の人との会話のとっかかりになります。
ピュィーネェ
・シャン州
シャン・ピュィーネェ
・カレン州
カイン・ピュィーネェ
・ラカイン族
ヤカイン・ピュィーネェ
・モン州
ムゥン・ピュィーネェ
・チン州
チン・ピュィーネェ
・カヤー州
カヤー・ピュィーネェ
・カチン州
カチン・ピュィーネェ
「カ〇〇」という名前が多いので、若干ややこしいですが、
都市部でよく見るのは、「カレン族(カイン)」です。
「カチン」は最北の州で、マンダレーからでもかなりの遠路になります。
そして、これら7つの州以外の、「ヤンゴン」や「マンダレー」など、政治経済上の重要なエリアは、
多数派である「ビルマ族」が支配しているエリアです。
これらは州ではなく、「管区(タイン)」と呼ばれます。
ヤンゴゥン・タイン
・マンダレー管区
マンダレー・タイン
「人」
「○○人」は、ミャンマー語で、「ルーミョー」と言います。
バマァ・ルーミョー
・イギリス人
インガレイッ・ルーミョー
・日本人
ジャパン・ルーミョー
・シャン族
シャン・ルーミョー
・カレン族
カイー・ルーミョー
・タイ
ヨーダヤー・ルーミョー
・中国人
タヨウッ・ルーミョー
・インド人
カラー
・外国人
ナィンガンチャーダー
「カラー」はインド系の総称なので、「カラー」だけで、「インド・インド人」という意味になります。
また、「外国人」という風に、一括りにする言い方もあり、その際は、
「ナィンガンチャーダー」
と言います。
民族名に関連して、「やさしい」や「好き」なども、ついでに覚えておきましょう。
ダボオ・カウンデエ
・ミャンマー人は、優しい
ミャンマー・ルーミョー・ダボオ・カウンデエ
・好きです
チャイッテエ
・シャン族が、好きです。
シャン・ルーミョー・チャイッテエ
「語」
「○○人」は、ミャンマー語で、「サガー」と言います。
・ビルマ語
バマァ・サガー
・英語
インガレイッ・サガー
・日本語
ジャパン・サガー
・シャン語
シャン・サガー
・カレン語
カイー・サガー
・タイ語
ヨーダヤー・サガー
・中国語
タヨウッ・サガー
・インド系諸語
カラー・サガー
なお、「難しい」は、「ケッテエ」と言います。
・ビルマ語は難しい
バマァ・サガー・ケッテエ
「料理」
「○○料理」は、ミャンマー語で、「アサーザー」と言います。
・ビルマ料理
バマァ・アサーザー
・イギリス料理
インガレイッ・アサーザー
・日本料理
ジャパン・アサーザー
・シャン料理
シャン・アサーザー
・タイ料理
ヨーダヤー・アサーザー
・中国語
タヨウッ・アサーザー
・インド料理
カラー・アサーザー
ビルマ料理は、刻み玉ねぎとトマトをふんだんに使った、油多めのカレーが特徴です。
慣れないうちは、「脂っこい」と感じるかもしれません。
反対に、シャン料理はあっさりしていますので、シャン州へ出かける際は、シャン料理なども織り交ぜていくと良いでしょう。
また、近年は、周辺のタイなどと同様、中産階級の間では日本ブームですから、都市部では日本料理も食べることができます。
「おいしい」は、「サーロゥカウンデエ」
「好きです」は、「チャイッテエ」と言います。
・シャン料理はおいしい
シャン・アサーザー・サーロゥカウンデエ
・ビルマ料理が好きです
バマァ・アサーザー・チャイッテエ
…と、なります。
まとめ
今回は、国名や民族名、ミャンマーの民族名や州名などについて、ご紹介してきました。
最後にもう一度、よく使うものを復習しておきましょう。
バマァ
・イギリス
インガレイッ
・日本
ジャパン
・シャン族
シャン
・カレン族
カイン
・タイ
ヨーダヤー
・中国
タヨウッ
・インド
カラー
・○○人
○○ルーミョー
・○○語
○○サガー
・○○料理
○○アサーザー
・おいしい
サーロゥカウンデエ
・好きです
チャイッテエ
・優しい
ダボオ・カウンデエ
・難しい
ケッテエ
こうした、「○○人」「○○語」という言い方は、普段の生活で意外とよく使いますので、
ミャンマー訪問の際、余裕があれば、ぜひ覚えておきましょう!
また、別の記事で、ミャンマー旅行に必須なミャンマー語の挨拶や、数字などについても、ご紹介しています。
こちらの記事も、ぜひ参考になさってみてください。