タイ語で、ランブータンのことは「เงาะンゴ」と言います。
「เงาะンゴ」の発音は、日本人にはかなり難しいですが、発音のコツとしては…
「tango たんご」という時の「ta た」を抜いて「ngo んご」だけを言うと、
だいたい、タイ語の「เงาะンゴ」(=ランブータン)の発音に近くなります。
今回は、タイのランブータン(เงาะンゴ)について、見ていきましょう。
เงาะンゴ (ランブータン)
さて今回、なぜランブータンの記事を書こうと思ったかというと、
という質問を、受講生の方からいただいたからです。
ただし、ンゴの品種に関しては、僕は特に食べ比べをしたことがないので、
味や品質などの専門的なことはよく分かりません。
今回の記事は、「ンゴの品種は、ざっくりこんな感じ」というスタンスで書いていますので、
気楽にお読みいただければと思います。
ランブータンにはどういう商品名があるのか
ンゴは大きく分けると、
②เงาะสี○○ ンゴ・スィー○○
③เงาะ○○ ンゴ・産地
の3つがあります。
1. ンゴ・ロンリアン
ンゴ・ロンリアン はタイで最もメジャーな品種です。
おそらく、タイの市場に流通している9割以上は 、ンゴ・ロンリアンではないかなと思います。
ロンリアンはタイ語で(学校)という意味です。

2. ンゴ・スィー○○
ンゴ・スィー○○ は、実の「色」が違う品種を指しています。
「スィー」は色、という意味です。
ンゴの実の色は、ノーマルが白色なので、
白以外の色の場合に、「ンゴ・スィー○○(○○色のランブータン)」という名称で呼ばれるわけです。
「スィートーン」黄色っぽい実
これらは、皮をむいたときの実の「色」の違いです。
どの色がおいしいとか、高級とか、そういう違いもあるのかもしれませんが、
僕は食べ比べたことがないので、よく分かりません。
3. ンゴ・産地
あとは、「ンゴ・産地」もたまに見かけます。
これはつまり、「○○郡でとれたランブータン」という意味です。
有名なのは、チェンマイ県の「メーテン」という郡で採れた品種で、
「ンゴ・メーテン」というブランドが割と高値で売られています。
逆に言うと、
スーパーで、①と②以外の新しい商品名のンゴを見つけたら、「地名」である可能性があるので、
マップで検索してみるといいかもしれません。
ンゴのブランドは大きく3種類
さて、熱狂的なファンが多い「リンチー(ライチ)」とは違い、、
ンゴは数も多く、ワゴンセールになることが多いため、
どうしても、「ワンランク下」の扱いをされがちです。
実際、ンゴはこの時期の「安いフルーツの代名詞」になっています。
(100バーツで4kgぐらい買える)
なので、多少高級な品種もあるのかもしれませんが、
「そこまで話題にはなりにくい」
という印象です。

では最後に、
タイのランブータン(ンゴ)の品種をまとめておきます。
①「ンゴ・ロンリアン」
これを基本の品種として覚えておいて、あとは、変則的なものとして、
②「ンゴ+色」
③「ンゴ+産地」
がある、といった感じです。
僕は、②の「色」の違いを食べ比べたことがないのでよく分からないのですが、
「色の違いは、ただの見た目の違いだけなんじゃないかな?」
と思います。
いくつか色別のンゴを買って、食べ比べをしてみるのも面白いかもしれません。
これに対し、
「ンゴ+産地」なら、ブランドで勝負している、ということなので、
ある程度、生産者に自信があって、味にも違いがあると思います。
逆に言うと、「ンゴ+産地」なら、ハズレは少ないはずなので、
チェンマイのメーテンなど、「ンゴ+産地」を見つけた時は、ぜひトライしてみましょう!
お知らせ
突然ですが、ここでクイズです。 この画像、何と書いてあるか、分かりますか?