【どこ行くの?】タイ語の挨拶フレーズの定番「パイナイ?」のバリエーションを劇的に増やすコツ

Woman, Street

タイの町で、知り合いに出会った時、
最もよく使う挨拶表現は、

「ไปไหนパイナイ(どこ行くの?)」
です。

今回は、この「パイナイ」の挨拶が、ワンパターンになってしまわないよう、「パイナイ」のバリエーションを劇的に増やすコツについて、ご紹介していきます!

「どこ行くの?」は最もポピュラーな挨拶

タイで人に会ったときに
最もよく使う挨拶は、

「ไปไหน パイナイ?」
(どこ行くの?)

というフレーズです。

でも、ガイドブックなどでは、
「パイナイ?」以外に、

「กินข้าวรึยังキンカーオ・ルヤン?」
(もうご飯食べた?)

というフレーズも、
挨拶言葉として紹介されていますよね。

「キンカーオ・ルヤン?」の重大な欠点

たしかに、「キンカーオ・ルヤン?(もうご飯食べた?)」も、タイでは非常によく使うんですが…

「キンカーオ・ルヤン?」には、たった1つ、重大な欠陥があります。それは…

日本人にとって、

めしどきでもないのに
「ご飯食べたか?」と聞くのは、
抵抗がある

ということです。

私は、タイに20年住んだ今でも、

「กินข้าวรึยัง キンカーオ・ルヤン?」
(もうご飯食べた?)

と、サラッと言えません。

心のどこかで、

「え、てゆうか、今もう10時やで?
食べてないわけないやん。」

と、考えてしまうからです。笑

そのため、
気軽に言える挨拶としては、
めしどきでも何時でも使える、

「ไปไหน パイナイ?」
(どこ行くの?)

のほうに軍配が上がる、
というわけです。

知り合いのタイ人に街で出会ったときには、
ぜひ、気軽に
 
「ไปไหน パイナイ?」
(どこ行くの?)

と言ってみましょう。

派生形をいくつか覚えておこう

「ไปไหน パイナイ?」
(どこ行くの?)

は、たしかに便利な挨拶表現ですが、
そればかり言っていると、
挨拶がワンパターンになってしまいますよね。

そこで、

「ไปไหน パイナイ?」
(どこ行くの?)

というフレーズに、
さらに1語2語くっつけて、

表現を豊かにしてみましょう。

どこへ行ってきたの?

「ไปไหน パイナイ?」
の後ろに

มาマー(来る)を続けると、

「ไปไหนมา パイナイマー」
(どこへ行って来たの?)

という意味になります。

これで、

●ไปไหนパイナイ?
どこ行くの?
●ไปไหนมาパイナイマー?
どこ行ってきたの?

2種類の挨拶言葉をマスターできたことになります。

この2つの使い分けとしては…

相手が、
どこかへ行こうとしているなら、

「ไปไหน パイナイ?」
(どこ行くの?)

相手が、
どこかから帰ってきたのなら、

「ไปไหนมา パイナイマー」
(どこへ行って来たの?)

と、なるわけです。

どこへ遊びに行ってきたの?

また、

「ไปไหนมา パイナイマー」
(どこへ行って来たの?)

という挨拶言葉から、さらに、
バリエーションを増やすこともできます。

後ろにタイ語を追加するだけ

タイ語には、

動詞句をそのままどんどん
後ろに続けていくだけで
文を長くできる、

という特性があります。

動詞を後ろに続ける、というのは、
入門編の「プラスα」かもしれませんが、

タイ語では非常によく使う表現なので、
以下に、「パイナイ?」のバリエーションを、
いくつかご紹介しておきます。

●ไปパイ(行く)

●ไปเที่ยวパイ・ティアオ
(遊びに行く)

●ไปเที่ยวไหน
パイ・ティアオ・ナイ
(どこへ遊びに行くの?)

●ไปเที่ยวไหนมา
パイ・ティアオ・ナイ・マー
(どこへ遊びに行ってきたの?)

…という具合です。

単語が1つずつ増えていって、
意味が変わっていくのが、
お分かりいただけたでしょうか?

意味を持たない疑問文

ไปเที่ยวไหนมา
「パイ・ティアオ・ナイ・マー」
(どこへ遊びに行ってきたの?)」

というのも、
外国人にはよく聞かれる挨拶言葉です。

ただし、日本人は、
「どこへ遊びに行ってきたの?」

と、こういう質問をされると、
ついつい


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「遊びに行ってるわけじゃねーっつーの!
俺そんなに遊び歩いてると思ってるわけ?
俺だって色々忙しいんだっつーの!」

と、反抗してしまいがちですが、笑

そもそも

「外国人はタイへリゾートに来ている」

というのが大方のタイ人の共通認識なので、
これは致し方ありません。

これまた純然たる挨拶言葉で、
質問しているのではありませんから、

行き先は、あんまり
厳密に答える必要はないんです。

「ナイ(どこ?)」

の部分を適当に入れ替えて、

ไปเที่ยวบิ๊กซีมา
パイ・ティアオ・ビックC・マー
Big-C(大型スーパー)に遊びに行ってきた

等と答えておけば良いです。

疑問文に正しく答える必要はない

  • ไปไหนパイ・ナイ?
    (どこ行くの?)
  • ไปไหนมาパイ・ナイ・マー?
    (どこ行ってきたの?)
  • ไปเที่ยวไหน 
    パイ・ティアオ・ナイ?
    (どこへ遊びに行くの?)
  • ไปเที่ยวไหนมา
    パイ・ティアオ・ナイ・マー?
    (どこへ遊びに行ってきたの?)

さて、これらは挨拶言葉であると同時に、
疑問文でもあるわけです。

こうなると、
「これは挨拶なのか、それとも質問なのか」
という問題が生じてきます。

実際のところ、

タイ語会話における、
非常に重要な鉄則の1つに、

タイ語では、
「意味を持たない挨拶言葉」と、
「回答を求める質問」との境界が、
非常にアイマイである。

というのがあります。

タイ人は、
「質問することが、すなわち会話である」
と、考えているフシがあります。

要するに…

「タイ人は、とにかくあなたを質問攻めにしたいだけ」ってことなんです。

きちんと答えようとしなくていい

仮にあなたが、

「ไปไหนมา パイナイマー」
(どこへ行って来たの?)

と、タイ語で聞かれたとしても、

はっきり言って、
行き先なんて、
どこでもいいんです。

相手のタイ人が警察官でもない限り、
相手は、別にあなたの行き先を
「知りたい」
わけではないからです。

「ただ質問したいだけ」

これは、
タイ語会話の重要な鉄則の1つとして、
覚えておいてください。

まとめ

以上、タイ語の挨拶言葉と、
それを言われたときの答え方について、
ご紹介してきました。

最も基本になるのは、

ไปไหน パイ・ナイ?
(どこ行くの?)

です。

答えるときは、
「ไหนナイ?(どこ?)」の部分を
行き先に変えるだけですから、簡単ですよね。

また、これの応用表現を覚えておくと、
会話の幅が広がります。

では、今回ご紹介したフレーズを、以下にまとめておきます。

ไปไหน パイ・ナイ?
(どこ行くの?)
ไปบิ๊กซี パイ・ビックC
(ビックCに行く)

ไปไหนมา パイ・ナイ・マー?
(どこ行ってきたの?)
ไปบิ๊กซีมาパイ・ビックC・マー
(ビックC行ってきた)

ไปเที่ยวไหน パイ・ティアオ・ナイ
(どこへ遊びに行くの?)
ไปเที่ยวบิ๊กซี パイ・ティアオ・ビックC
(ビックCへ遊びに行く)

ไปเที่ยวไหนมา パイ・ティアオ・ナイ・マー
(どこへ遊びに行ってきたの?)
ไปเที่ยวบิ๊กซีมา パイ・ティアオ・ビックC・マー
(ビックCへ遊びに行ってきた)

…と、なります。

ただし、タイ人に聞かれるたびに
上記例文だけを暗唱していると、

「うふ、あなたって、
いっつもビックCに行ってるのね♪」

と突っ込まれてしまうかもしれませんので、

タラーッ(市場)
パイッサニー(郵便局)
トゥラ(用事)

などなど、
行き先を表すタイ語も、
おいおい覚えていきましょう。

とりあえず、初めのうちは、

だれもがよく行く、
定番の行き先を答えておけば、
問題ありません。

タイ人の多くは、
「ただ質問したいだけ」
だからです。

この鉄則を覚えておけば、
タイ語会話は、かなりラクになります。

今回は、ここまでにしておきます。

それではまた。

●タイ語には、意味のない疑問文が多い。

●考えて答えようとせず、無難な回答を事前に用意しておくのが、タイ語会話の鉄則。


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