「腰痛」はタイ語で何と言う?~タイ人式コルセットの使い方

タイでは、服の上にコルセットを付ける人も多い

「腰」はタイ語で「เอวエーオ」、

「腰が痛い」は「เจ็บเอวヂェップ・エーオ」と言います。

タイでも腰痛持ちが増えた

近年は、タイの都市化が進んで、国民の体が弱くなったせいか、

「重い物を持ってギックリ腰になった」

という話をタイでもよく聞くようになりました。

そこで今回は、「腰痛」に関するタイ語単語を見ていきましょう。

・เอวエーオ(腰)
・เจ็บเอวヂェップ・エーオ(腰が痛い)

また、最近はタイでも、「腰痛保護コルセット」が割と流通しています。

タイ語の名称としては、

ผ้ารัดเอว
パー・ラッ・エーオ
「腰を保護する布」

เข็มขัดผ้ารัดเอว
ケムカッ・ラッ・エーオ
「腰を保護するベルト」

など、いくつかの言い方があります。

腰に痛みを抱えている人は、これらの単語を、ぜひ覚えておきましょう。

タイ人はコルセットを服の上からつける?

さて、この件に関する「タイあるある」としては、

「タイ人はコルセットを服の上からつける」

というのがあります。

おそらく読者の中でも、タイ滞在中に、見かけたことがある人は多いのではないでしょうか。

タイでは、服の上にコルセットを付ける人も多い

タイでは、服の上にコルセットを付ける人も多い

日本人の感覚からすると、

服の上にコルセットを巻いている姿は、かなり違和感がありますよね。

これには、2つの理由が考えられます。

暑いから蒸れる

1つめは、暑いから蒸れる、という理由。

ほぼ1年中、Tシャツ1枚で過ごせる南国タイにおいて、服の下にコルセットをつけようと思うと…


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コルセットが、地肌に「密着」した状態になります。

これでは、コルセットが汗で蒸れてしまうし、衛生的にも良くありません。

その意味から、コルセットと地肌との間に服を1枚挟むことで、

コルセットの中が蒸れるのを防いでいるのだろう、と考えられます。

痛みをアピールする

2つ目の理由は、

コルセットを外から見えるようにすることで、「私は腰痛持ちです」というアピールになる、という点。

この「痛みアピール」という国民性は、日本人にはなかなか理解しがたいポイントです。

元々タイには、

「困っている人は、それが他人に分かるようにする」

という文化があります。

困っている人はそれをアピールし、余裕のある人はそれを見て助けあげる、

というのが、タイにおける「善行」の考え方です。

なにしろ、冷えピタシートでさえ、頭に貼ったまま外へ出る、という人も少なくありません。

そのため、

「コルセットをあえて腰の上につけて、腰の痛みを他人に見せる」

ということについては、誰も違和感がないのだろうと思います。

また、このようにしておけば、周囲の人に対しても、

「私は腰が痛いから、重い物を持たせないでください」

というメッセージを発することができます。

これはまさに、日本の「ヤセ我慢」の文化とは対極の考え方です。

まとめ

「ヤセ我慢の日本」と、
「つらさをアピールするタイ」

どちらが良いか、というのは一旦脇へ置いておいて、以上をまとめると……

「タイでは、苦しんでいる人は周囲にもそれと分かるようにする。

腰痛持ちの人は、腰痛持ちであることが分かるように、

コルセットを服の外側につける」

ということになります。

なので、もしも職場で、タイ人がコルセットをしていたときは、重い物を持たせてはいけません。

そんなことをしたら、「弱者を虐げる者」というレッテルを貼られ、白い目で見られてしまいます。

逆に言えば、

もしも、タイで腰痛になったときは、ヤセ我慢をする必要はありません。

あえてコルセットを服の上からつけて、周囲に腰痛をアピールしてみるのも良いでしょう。

ひょっとしたら、親切なタイ人が、カバンを持つのを手伝ってくれるかも?


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