「タイ人の男の人って、ちょっとスキンシップをしすぎじゃない?」
「もしかして、俺に気があるとか…」
と、気になったことはありませんか?
今回は、タイ人の「スキンシップ」について、お話をしていきたいと思います。
タイ人はスキンシップが多い?
まず、今回のテーマで、あなたに知っておいてもらいたいのは…
タイ人は基本的に、男も女も…
スキンシップを好む傾向がある、ということです。
特に多いのは、
「二の腕をもみながら握る」
というスキンシップです。
「サバーイ・ディー・マァイ?」
と、言いながら、こちらの二の腕を
「にぎにぎ」と、もむ
…みたいな。
狙っているのではない
ですので、
「<同 性>が好き」
とか、
「スキンシップが多すぎて、なんか、狙われてるみたいで怖い…」
とかっていうとのは、全く別の問題である…ってことです。
もちろん、「<同 性>が好き」であったり、「狙っている」ことが目的のスキンシップも、当然あります。
でも、そうではなく、いわゆる「挨拶がわり」のスキンシップが非常に多い…
というのは、タイにおける対人関係の、1つの特徴でもあります。
二の腕を握るスキンシップ
特に、冒頭でご紹介した、
「二の腕をもむように握る」
というスキンシップは、老若男女問わず、タイでは広く見られます。
ですので、二の腕を握られたからといって…
「ちょっとちょっと、何握ってんだよ!」
と、慌てる必要は、全くありません。
むしろ、あなたも、相手に合わせて…
「お、おう、サワディーカップ…、にぎにぎ」
と、握り返してあげればいいんです。
スキンシップの様々なケース
しかし、二の腕を握るスキンシップが、いつでも有効かというと…そんなことはありません。
あくまでも、「ケースバイケース」です。
例えば、あなたが男性だとして、40代ぐらいのタイ人男性の友人と、話をしていたとします。
男性は、あなたの二の腕を、「にぎにぎ」ともみながら、話をしてきますが、これは、至って普通のことです。
そして、あなたが、友人男性の二の腕を、同じく「にぎにぎ」と握り返しても、全く、問題ありません。
<異 性>にはOKなの?
しかし、この男性が奥さんを連れて現れた…という場合。
奥さんの二の腕を握ってもいいかどうか、っていうのは、ケースとしては「半々」です。
あなたが、夫婦ともによく知っていて、「友人の奥さんとも普通にスキンシップをする」という場合なら…
奥さんの二の腕を「にぎにぎ」ともんでも、全く問題ありません。
でも、そうではなく、奥さんとはあまり面識がないのに、奥さんの腕を握って、なおかつ「にぎにぎ」ともんでしまうと…
友人も、その奥さんも、2人ともを敵に回してしまう可能性があります。
若い女性は絶対NG
また、さらに、この友人に、女子高校生の娘がいる…という場合。
この娘の二の腕を握って「にぎにぎ」をやってしまうのは、「完全にNG」です。
これは「マイペンライ」では済まされません。
下手をすると、友人にあなたの顔面を殴られる可能性すらありますので、友人の娘の二の腕を握るのは、やめておきましょう。
スキンシップのルール
以上を踏まえると、『二の腕をにぎにぎ』というスキンシップには、いくつかのルールがあることがわかりますよね。
●<同 性>なら、あり
●女性が男性にするのは、あり
●男性が女性にするのは、かなり親しい間柄の時だけ、あり
●<異 性>で、大して親しくもない相手にするのは、なし
と、なります。
つまり、あなたが男性だった場合、タイ人の男性があなたの二の腕を「にぎにぎ」ともんでくるのは、いたって普通のこと…ということです。
<同 性>を好きなケースも?
また、ここで、「<ノン ケ>か、<ノン ケ>でないか」ということは、あまり、関係がありません。
もちろん、「<ノン ケ>ではないから握ってくる」というケースも、タイではよくありますが…
基本的にタイでは、<ノン ケ>とか、<ノン ケ>ではないとか、そういうことに関係なく、男性が男性の二の腕を握る、という習慣が、普通にあります。
また、女性の友人が、男性であるあなたの二の腕を握ってきたとしても…
「おぉっ、モテ期到来の予感…?」
と、勘違いしてはいけません。
<異 性>からのスキンシップがあったからと言って、「特別に気がある」というわけではなく…
これまた、至って普通のことです。
ただし、握り返すときは、少々注意が必要。
男性が、女性の二の腕を握り返しても良いケース、というのは…
「充分親しい間柄である」
と、お互いが認識しているときに限る…ってことなんです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、タイでの対人関係でよく見られる、「二の腕を握る」というスキンシップについて、ご紹介してきました。
ポイントとしては…
慣れないうちは、握られたからといって、握り返さなくてもいい
慣れてきたら、握り返すべき相手かどうかをよく考える
特に<異 性>は要注意
…と、なります。
また、二の腕に限らず、タイ人は基本的に、「スキンシップそのものを好む「傾向があります。
ですので、今回の「二の腕にぎにぎ」というのは、いわば入門編。
これを完璧にクリアできれば、その他もろもろのタイ流スキンシップも、抵抗なく、受け入れることができますよ!
タイで突然、友人から二の腕を握られたときは、あせらず、落ち着いて、
「お、おう、サワディーカップ…」と、
まずは笑顔で返すようにしましょう!
お知らせ
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