チェンマイ旅行の際は、市場などでの買い物のときも、
できればタイ語ではなく、地元北タイの方言の、
「ムアン語」で、チャレンジしておきたいところです。
前回の記事では、【ムアン語の頻出フレーズ10選】を、ご紹介しました。
今回は、チェンマイでの買い物のときに使える、ムアン語のフレーズ7選です!
フレーズ1:いくら?
「いくら?」は、タイ語で
「タオライ?」
と、言います。このフレーズは、基本中の基本ですので、もうすでにご存知ですよね。
そして、「タオライ?」は、
ムアン語では、「タダイ?」になります。
短いフレーズなので、比較的覚えやすいと思います。
チェンマイでの買い物で、値段を聞く時は、タイ語の「タオライ?」ではなく、ムアン語で
「タダイ?」
あるいは語尾に「チャーオ(女性限定)」をつけて、
「タダイ・チャーオ」
と、言ってみましょう。
「タダイ(いくら?)」「タダイ・チャーオ」
↓音声はこちらから
フレーズ2:ください
くださいいるは、ムアン語で
「アオ」
と言います。これは、タイ語と同じですよね。
ただし、実際の会話では、受け答えが必要になりますので、
「アオ(要る)」を使って、ムアン語での疑問文やその答え方について、ここで練習をしておきましょう。
■疑問文
まず、疑問文にするときは、文末に「ゴォ」をつけます。
そのため、「要りますか?」は、
ムアン語で、「アオ・ゴォ」
と言います。
タイ語の場合は、「アオ・マイ?」ですよね。
【タイ語の動詞の受け答え】の記事はこちら
つまり、タイ語の「アオ・マイ?」が、ムアン語では
「アオ・ゴォ」
に変わる、ということです。
■答え方
答えるときは、
「アオ」
と一言だけで答えてもいいのですが、これだとなんだか少しぶっきらぼうな感じがするので、
女性の丁寧語の「チャーオ」をつけたり、男性なら「カップ」をつけたり、あるいは、ネイティブっぽい語尾の「ユゥー」をつけたりします。
●アオ・チャーオ(要ります・女性用)
●アオ・カップ(要ります・男性用)
●アオ・ユゥー(ええ、要りますよ)
…などのように、、「アオ」の一言で答えるのではなく、文末でバリエーションをつけるようにしてみましょう。
■否定文
「要らないです」と答えるときは、
タイ語では、否定の「マイ」をつけて、
「マイ・アオ」
と言いますが、否定の「マイ」が、ムアン語では
「バッ」
に変わります。
そのため、タイ語の「マイアオ(要らない)」は、ムアン語では
「バッアオ」
になります。
これも、相手に失礼がないように、女性丁寧語尾の「チャーオ」をつけて、
「バッアオ・チャーオ」
と言うようにしましょう。(男性の読者は、「カップ」)
では、
●アオ・ゴォ
要りますか?
●アオ・チャーオ
要ります
●バッ・アオ・チャーオ
要りません
この3つの受け答えのフレーズを、続けて聞いてみましょう。
「アオ・ゴォ/アオ・チャーオ/バッ・アオ・チャーオ」
↓音声はこちらから
■「何が要る?」という疑問文
前回の記事でご紹介した、ムアン語の
「アニャン?(何)」
を、覚えていますか。
これに「アオ(要る)」を続けて、
「アオ・アニャン」
と言えば、「何が要るの?」という意味になります。
答える時は、「アニャン?(何)」を「ニー(これ)」に入れ替えて、
「アオ・ニー」
(それください)
と答えれば、OKです。
では、この受け答えの音声も、聞いておきましょう。
「アオ・アニャン」-「アオニー」 文型練習のついでに、上記の「アオ(要る)」の部分を、 「キン(食べる)」 という動詞に入れ替えてみましょう。 ●キン・ゴォ ●キン・チャーオ ●バッ・キン・チャオ では、 「食べますか?食べます。食べません。」 これらの受け答えのフレーズも、聞き流しておきましょう。 「キン・ゴォ/キン・チャーオ/バッ・キン・チャーオ」 タイ語の「ソヮイ(美しい)」は、ムアン語では 「ンガーム」 に変わります。これも、一言で「ンガーム(きれい!)」とだけ言うのではなく、 文末に終助詞などを添えて、会話にバリエーションを持たせてみましょう。 ●ンガーム・チャーオ ●ンガーム・ユゥー ●ンガーム・ノォ ●ンガーム・テテー では、これら4つの文型を、続けて聞いてみましょう。 「ンガーム・チャーオ/ンガーム・ユゥー/ンガーム・ノォ/ンガーム・テテー(いずれも美しいの意)」 4つのニュアンスは、ほとんど変わりませんが、こういうのを知っていると、会話がよりネイティブっぽくなります。特に、 「ノォ」 という語尾は、日本語の、 「うまいのぅ」 のような、おっとりしたニュアンスに、かなり近いです。 「ンガーム・ノォ」 「ディー・ノォ」 と、覚えておくと、いかにも方言という感じがして、味があります。 買い物の際に、「値段を負けてくれませんか?」という値引き交渉のフレーズは、必須です。 「負けてくれませんか?」は、タイ語では、 ロッ・ダイ・マイ? と言いますが、前項と同様、ムアン語では、 文末の「マイ」を「ゴォ」に変えて、 ロッ・ダイ・ゴォ? と言います。 ロッ・ダイ・ゴォ?(負けてくれませんか?) ちなみに、現在のチェンマイでは、観光客がぼられるようなことはほとんどないので、言い値で買っておいても問題はないのすが、 例えば… 「4つも買ったんだから、ちょっと値引きして欲しい!」 「会計が520バーツなら、20バーツ負けて欲しい!」 のようなときは、店員もそういう状況を察してくれるので、結構値引きしてくれることがあります。 チェンマイの市場で、数量を多めに買ったときや、金額に端数が出たときなどには、 「ロッ・ダイ・ゴォ?」 と、言ってみるのも手です。 「たくさん・いっぱい」というフレーズも、旅行ではよく使います。 「たくさん」は、ムアン語で 「ナック」 と、言います。 チェンマイの市場などで、 「たくさんあるね!」 のようなシチュエーションで使ってみましょう。 ●ナック ●ミー・ナック ●ナック・カナーッ ↓音声はこちらから なお、タイ語では、「たくさん」のことは「ユッイェッ」と言います。 【タイ語で「たくさん」は何と言う?】の記事も、参考にしてみてください。 「疲れた!」はムアン語で 「イーッ」 と、言います。 なお、このフレーズは、前回の【ムアン語頻出フレーズ10選】記事でもご紹介しています。 チェンマイの市場を練り歩いていて、歩き疲れてしまったときなどには、ムアン語で、 ●イーッ ●イーッ・ボフーイ と、言ってみましょう。 いかがでしたか。 今回は、チェンマイの市場などでの買い物の際に使用する、 ムアン語のフレーズをご紹介してきました。 最後にもう一度、今回の表現を、続けて聞いてみましょう。 ●タダイ/タダイ・チャーオ 2:ください! ●アオ・ゴォ ●アオ・チャーオ ●バッ・アオ・チャーオ ●「アオ・アニャン」-「アオニー」 3:食べます! ●キン・ゴォ ●キン・チャーオ ●バッ・キン・チャーオ 4:きれいですね! ●ンガーム・チャーオ ●ンガーム・ユゥー ●ンガーム・ノォ ●ンガーム・テテー 5:負けて! ●ロッ・ダイ・ゴォ? 6:たくさんあるね! ●ナック ●ミー・ナック ●ナック・カナーッ 7:疲れた! ●イーッ ●イーッ・ボフーイ チェンマイに行くときは、これらの表現をしっかりと聞き流して、 市場などでの会話の中で、どんどんムアン語を活用していってくださいね!
(何が欲しいの? - これください)
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フレーズ3:食べます!
買う?
買います!
買いません!
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フレーズ4:綺麗ですね!
(キレイです)
(キレイですよ)
(キレイですね)
(超キレイ!)
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「ええのぅ」
「ほぅじゃのぅ」
キレイじゃのぅ
ええのぅフレーズ5:負けてくれませんか?
↓音声はこちらから
フレーズ6:いっぱいだね!
「いっぱい買ったね!」
たくさん
たくさんあるね!
超たくさん!
フレーズ7:疲れた!
「イーッ・ボフーイ」
↓音声はこちらから
疲れた!
超疲れた!まとめ
↓音声フル
1:いくら?
いくらですか?
要りますか?
要ります
要りません
何が欲しいの? - これください
食べる?
食べます!
食べません!
(キレイです)
(キレイですよ)
(キレイですね)
(超キレイ!)
(負けてくれませんか?)
たくさん
たくさんあるね!
超たくさん!
疲れた!
超疲れた!お知らせ
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