タイ語で「バレンタインデー・ホワイトデー」を何と言うか

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今回は、タイ語の「バレンタインデー」と「ホワイトデー」に関するお話。

アイキャッチ画像は、タイのセブンイレブンのバレンタインデーの様子です。

今年は、「キットカット」の販促が行なわれていました。


■ワーレンターイวาเลนไทน์

タイ語でバレンタインは「วาเลนไทน์ワーレンターイ」と言います。

タイ語には「V(ヴィー)」の音が無く、「W」で代用します。

このため、「ヴァレン」はタイでは「ワーレン」という発音になります。

また、タイ語には「アイン」という音節もないため、「タイン」は「ターイ」になります。



続けると、
「ヴァレンタイン」は、

タイ語で「ワーレンターイ」と発音します。



タイは、バレンタインデーを、

「まるで国の重要な記念日であるかのように盛大に祝う」
という特徴があります。


タイにバレンタインは無かった

そして、ここが大事なところですが……

実は、

タイでバレンタインが騒がれるようになったのは、ほんのつい最近。
2010年ごろからなんです。

少なくとも、21世紀の初めごろまでは、タイの一般庶民はバレンタインなんていう言葉を知りませんでした。

むしろ、「仏教国」としては、そちらのほうが自然です。



しかし、企業や量販店でのPRが功を奏し、
(このへんは日本と全く同じ)

今やバレンタインデーは、すっかりタイの国民的行事の1つになりました。


タイは国を挙げてバレンタインを祝う

おそらく、昭和生まれの読者にとっては、

「なぜタイは、仏教国でありながら、バレンタインデーでこんなにも盛り上がるのか??」

と謎に思う人も多いのではないでしょうか。



日本では、バレンタインはあくまでも「民間」のお祭りですが、

タイは何でも国を挙げて祝おうとする傾向がありますから、

タイの学校や役所では、「本日はバレンタインです」などという告知がなされたり、

「愛の日記念式典」なんていう催しが、普通に行なわれたりします。

日本のバレンタインの盛り上がりが異常とは言え、「国を挙げて」とまではいかないですよね。


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「国を挙げて祝う」という点から考えると、

タイでのバレンタインはの盛り上がりは、「日本以上」だと言えるでしょう。

■ワイッデーไวท์เดย์

次に来るのは、ホワイトデー。

「White day」は、タイ語の発音だと「ไวท์เดย์ ワイッデー」になります。



ちなみに、ホワイトデーは日本が独自に編み出した習慣なので、欧米にはありません。

実際、タイ語のウィキペディアで「ワイッデー」を検索してみると、

「ワイッデーは欧米発ではなく、日本独自の習慣である」

と、キチンと書いてあります。



これはいわば、日本列島だけの「ご当地ルール」であり、

これまで多くのタイ人は、ワイッデー(ホワイトデー)の存在を知りませんでした。


今後は普及するかも?

しかし、近年のタイの日本志向には、目を見張るものがあります。

「ワイッデー」という言葉も、すでにタイ語のニュースサイトやネット掲示板などで、ちょくちょく紹介されていますから、

今後はホワイトデーも、タイでどんどん認知されていくでしょう。



また、こういうのは「言うたモン勝ち」なので、

いずれタイのどこかの企業や量販店が「ワイッデーには○○を贈りましょう」というPRをする可能性は十分あります。

そうなったら、いずれホワイトデーも、「プレゼントの受け渡しをする日」として、タイで祝われるようになっていくかもしれません。


企業に踊らされてはいけない

しかし、ここからは「そもそも論」になりますが……

そもそも「プレゼントの受け渡し」という風習は、企業が仕組んでいるものですから、企業だけが圧倒的に得をするようにできてます。

消費者にとっては、「ただ消費を強制させられているだけ」ということを知っておく必要があります。


まとめ

【タイ語の発音】

バレンタイン
 ↓
ワーレンターイ

ホワイトデー
 ↓
ワイッデー

【重要なポイント】

●タイでバレンタインは、過度に盛り上がる。

●ホワイトデーも、今後普及していくかも?

●企業に踊らされないよう、賢い消費者になろう。



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