(外国語習得法)~語学の勉強で最も重要なこと…実は〇〇です!

サムネイル周辺知識

どうもこんにちは、でんいちです。

今回は、「<語学>の学習で最も重要なのは〇〇である」というテーマでお話をしていきます。

みなさんは、<語学>を勉強するとき、どういう点を最も重視しているでしょうか。


<語学>の習得には、発音や文字、単語や文法など、様々なエッセンスが必要です。

この動画を最後まで見ていただければ、

1、<語学>の学習に本当に必要なもの
2、このチャンネルを通じて、僕が皆さんに本当にお伝えしたいこと

これらのことについて、さらに深く理解をしていただけるようになります。

では早速、始めていきます。

動画はこちら
 ↓

語学の学習で最も重要なもの

「<語学>の学習で最も重要なのは〇〇である」

はい、この〇〇に入る言葉は何か

先に結論をお話しすると、この〇〇の部分には、

・周辺知識
・周辺情報

こういった言葉が入ります。

今回の動画では僕の10年以上にわたるタイ語の指導経験をもとに、

「<語学>における周辺知識の大切さ」

について、お話をしていきます。

今回は、字幕も少なめなので、
ラジオ感覚で聞いていただければと思います。

語学に必要な2つの知識

<語学>の学習には、次の2つの知識が必要です。

1つめは、<語学>そのものの知識。

そして2つ目は、<語学>そのものではなく、その周りを取り巻く周辺の知識です。

では、具体例を話します。

もうご飯食べた?

このテーマで、最も分かりやすいのは、

タイ語の「キンカーオルヤン(もうご飯食べましたか?)」というフレーズです。

「もうご飯食べましたか」という疑問文は、

タイ語で「キンカーオルヤン」といいます。

このフレーズを単語ごとに見ていくと、

キンは動詞で、食べる
カーオは目的語で、ご飯

そして、文末のルヤンは、
「もう~しましたか」という完了の疑問文

これで、全体として、

「キンカーオルヤン(もうご飯を食べましたか?)」

というフレーズになっています。



…さて、

今お話ししたのは、<語学>そのものの知識です。

こうした単語ごとの意味は、

辞書を見れば、誰でもすぐに理解することができます。

その言葉の「背景」を知る

しかし、今回のテーマで最も重要なことは、

こういった<語学>そのものの知識ではありません。

この「キンカーオルヤン」で言うと、最も重要なのは、

タイの人は、外で他人と会ったときに「もうご飯を食べたか」という疑問文を、あいさつ代わりに尋ねる

という点なんです。

大事なことなので、もう一度言います。

タイの人は、外で他人と会ったときに「もうご飯を食べたか」という疑問文をあいさつ代わりに尋ねる

はい、これが最も重要なタイ語の周辺知識です。

単語そのものの知識よりも重要

翻訳のアプリなどを使えば、

「もうご飯を食べましたか」という文章を、タイ語に翻訳することは容易にできます。

しかし、、

重要なのはその根底にある「そもそも」の部分です。

「そもそも、タイの人はなぜ、こういう文章を挨拶言葉にしているのか」

こちらの方が、単語の暗記などよりも、はるかに重要です。

タイのホスピタリティ

タイには、独特のおもてなしの文化があります。

それは、目の前にいる人を満腹にするという文化です。

バンコクなどの都心部では、そういったタイの文化を目にする機会はあまりないと思いますが、

今でも、タイの田舎へ行くと、食事をしている人たちの前を通りかかったら、

マー、マー、
キンドヮイガン!

「おいで、おいで、
 一緒に食べましょう!」

と、声をかけられます。

これはつまり、友人であるあなたを満腹にすることが、タイのおもてなしの文化だからです。


そのため、タイ語では人と会った時は、まず何よりもご飯を食べたかどうかを尋ね、

もしも相手が「まだ食べていません(ヤンマイダイキン)」と答えたならば、

自分の持っている食料をあげるか、あるいは一緒に何かを食べる、などの行動につながっていきます。

こういう周辺の文化的な知識を持っておくと、

はい、食べました
(キンレェーオ)

まだ食べていません
(ヤンマイダイキン)

この2つを瞬時に判断して、
スムーズに受け答えができるわけです。

背景の知識がないと・・・

しかし、、

こういった「タイのホスピタリティーの文化」という知識がないままに、

ただ、<語学>の知識だけで、このシチュエーションに遭遇したら、どうなるでしょうか。


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タイ語で「キンカーオルヤン(もうご飯を食べましたか)」と聞かれた日本人は、

必死になって、自分の状況を思い出そうとます。

「今日は、何時ごろご飯を食べただろうか」

「パンでも良いのだろうか」

「朝ごはんか、昼ごはん、どちらのこと聞いているのだろうか」

「軽く食べたけれども、ガッツリ食べたわけではないしなぁ」

等々、自分のその日のデータを引っ張り出して、

「食べたかどうか」という答えを導き出そうとします。

しかし、こうした思考は、完全に脳のCPUの無駄遣いです。


タイの人の多くは、

あなたが「本当に食べたかどうか」という情報に関心があるわけではありません。

大事なのは、タイをはじめ、東南アジアの各国においては、

「食べましたか」という疑問文がそのまま挨拶言葉になっているという点なんです。

このことをまず押さえておかなくてはなりません。

これがつまり、語学における、周辺知識、周辺情報というものです。

社会科の授業みたい?

以前、僕は受講生の方から、
次のようなコメントをいただいたことがあります。

「でんいち先生の授業は、<語学>の授業というよりも、

まるで、社会科の授業を聞いているようです」

と。

ぼくは、このコメントを言われたとき素直にものすごく嬉しかったんですが

実は、僕自身もなるべく、

「社会科のような授業」ということを意識しながら、話すようにしています。



なぜかというと、今回お話しているように、<語学>そのものの知識というのは、

辞書を見れば分かりますから、動画にしたとしても、

せいぜい1分もあれば解説は終わるからです。

それに自動翻訳を使えば、「もうご飯を食べましたか」という文章を翻訳することなど

ほんの一瞬でできます。

また、令和の時代はインターネットが全盛ですから、

検索すれば、必要な情報はいくらでも出てきます。

重要なのは、そもそも論

しかし、タイの人から何か文章を言われた時、最も重要なことは、

単語やフレーズそのものの意味ではなく、

「そもそも、タイの人はなぜこういう言い方をするのか」という「そもそも論」のほうです。

そして、こういう話は、実際にタイで生活を経験した人の肌感覚で語られる方が

現場の状況がよく伝わります。

なので、僕はこうした周辺の知識というものをすごく重視していて、

そのため、僕の授業は、まるで社会科の授業のような話し方になっているわけです。


以上の理由から、僕は<語学>の学習においては、「周辺知識」というものを最も重要視しています。

そして、僕がコンテンツを作るときは、なるべく、

こういった周辺知識を必ず1つ以上は、挿入するようにしています。

先日公開した、「ペン」という言葉のタイ語の由来を解説した動画は、わりと好評だったんですが、

あの動画でも、ペンそのものの解説は、全体のほんの2割ぐらいです。

残りの時間は全て、

「そもそも、なぜタイ語でペンをそのように呼ぶのか」という、

「そもそも論」を解説しています。

タイ語の「ペン」に関する話
 ↓

これがつまり、僕が今回強調している周辺の知識であり、

社会科の授業のような動画ということなんです。

その国の言語を知ろうとする者は…

そしてこれは、タイ語に限らず、世界のあらゆる<語学>の勉強に言えることです。

<語学>を勉強する際は、辞書に載っている単語の意味を覚える作業「だけ」に終始するのではなく・・・

やはり、現地の映像を見たり、記事を読んだり、あるいは、その国の人とSNSなどを通じて実際に交流したりして、

国の歴史や文化に関心を持ち、イマジネーションを膨らませていく、という姿勢が大切だと思います。



また、そういった周辺の知識が豊富であればあるほど、

その国の歴史や文化を「尊重」できるようになりますので、現地の人との人間関係も円滑になります。

みなさんも、<語学>を勉強する際は、

こういった周辺の知識にも、どんどん関心を持って、取り組んでいくようにしましょう!



はい今回は、「語学における、周辺知識、周辺情報の大切さ」についてお話しをしました。

ぜひ、日々の学習の参考にしてみてください。

また、このチャンネルでは、こういった語学に関する有益な情報を日々公開していますので、

よろしければ、ぜひ、
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では、本日の動画は以上になります

どうも、ご視聴ありがとうございました!



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