どうもこんにちは、でんいちです。
「温めてください」は、タイ語で、
「ウェーップ・ハイノォーイ」
と言います。
タイのセブンイレブンでは、「温めてください」というフレーズを、意外によく使います。
なので、このフレーズを知っておくと、タイのセブンイレブンで、
店員さんにお弁当や総菜パンなどをスムーズに温めてもらうことができます。
今回は、こういったタイ語の言い回し、
そして、セブンイレブンで使うタイ語フレーズがなぜ重要なのか、
という点について、お話をしていきます。
では早速、見ていきましょう。
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今回は、電子レンジ、レンチンに関するタイ語フレーズをご紹介していきます。
電子レンジ、レンチンはタイ語で「wéep ウェーップ」と言います。
文末に、依頼を表す「ハイノォーイ」をつけて、
「ウェーップ・ハイノォーイ」
にすると、これで、
「レンジでチンしてください」
という意味になります。
さて、ここから文法的な解説を進めていく前に、
そもそも今回、電子レンジ、レンチン、レンジでチンする、など、
「なぜこんなにもマニアックな単語を紹介していかなければならないのか」
という点について、まず始めにお話をしておきます。
なぜあなたは、レンチンというタイ語を学ばなければならないのでしょうか。
理由は、たった1つです。
なぜなら、あなたがタイに滞在中、
電子レンジを使う機会は、あなたが思っている以上にはるかに多いからです。
では、電子レンジを使う場所とは、一体どこでしょうか
それはまぎれもなくセブンイレブンをはじめとするコンビニエンスストアです。
タイのセブンイレブンで、
パンやお弁当などの食料を買ったときは、必ず「温めますか」という質問をされます。
タイ語では、疑問を表す「マイ」を後ろにつけて、
「ウェーップ・マイカァ」と聞きます。
そのため、
「ウェーップ・マイカァ」
はい、温めてください。
「ウェーップ・ハイノォーイ・カァ」
この受け答えを完璧にできなくてはならないということです。
タイへ旅行や留学に行って、初めのうちは本場のタイ料理にテンションが爆上がりしたとしても、
時間が経ってくると、やはり往々にして、タイ料理に飽きてきたり、
タイ料理が苦手になってきたりするものです。
これは、別に、タイ料理がどうとかいう話ではなく、
単純に、外国の食事というのはそういうものだからです。
そんなとき、エアコンの効いたセブンイレブンの店内で目にする
和風洋風のお惣菜というのは、まさしく魔法の宝石箱のようなものです。
こうして、タイ在住者の多くは、セブンイレブンに足しげく通うようになります。
このため、セブンイレブンで交わされる、
「温めてください(ウェーップ・ハイノォーイ・カァ)」
という受け答えは超頻出で、
なんなら、「お元気ですか(サバーイ・ディーマイ・カァ)」というフレーズよりも、
「温めますか(ウェーップ・マイカァ)」
という質問の方が、使用頻度は高いのではないか、と思えるほどです。
特に、バンコクの中心部では、数十メートルも歩けば必ず
コンビニがあると言われるぐらい、かなりの数のセブンイレブンが乱立していますから、
セブンイレブンで使う、レンチンに関するフレーズは必ず覚えておかなくてはならない、というわけです。
このテーマについて、僕がよく引き合いに出すエピソードがあります。
それは、教習所におけるガソリンスタンドの知識です。
今はどうかわからないですが、僕が教習所に通っていた20世紀のころは、
教習所では、ガソリンスタンドについての知識を教えてくれませんでした。
・現金とカード、どちらがお得なのか、
・軽油とレギュラーのどちらを入れるべきなのか、
・車の給油口は右左どちらについているのか、
こういったことを、昔は教習所では教えてくれなかったんです
そのため、教習所を卒業して、初めて自分の車を運転する時に、
ガソリンの入れ方が分からないというのは、当時は免許取りたてあるあるでした。
何が言いたいのかというと、、
ガソリンスタンドそのものの知識は、運転の技術とか交通ルールとかとは
直接関係ないので、教習所も教えてくれませんし、テストにも出ません。
でも、、
いざ自分の車を運転するとなったら、ガソリンスタンドには必ず入らないといけないので、
ガソリンスタンドに関する知識は、絶対に必要であるということです。
これと同じことが、語学の勉強にも言えるわけです。
タイ語の入門書などを開くと、
・名前はなんですか
・ワットポーはどうやって行きますか
などのフレーズが載っているのですが、こうしたフレーズは、
3泊4日のタイ旅行では意外と使わなかったりします。
でも、3泊4日のタイ旅行で、こうしたタイ語の会話フレーズを使わない人でも、
セブンイレブンでお弁当を買ったら、「温めますか」という質問は必ず聞かれるので、
「ウェーップ・マイカァ(温めますか)」というタイ語は知っておく必要があります。
少なくも、現代のタイにおいては、お寺の門をくぐる回数よりも、
セブンイレブンの自動ドアをくぐる回数の方が、はるかに多いと言えるからです。
要はそれぐらい、セブンイレブンで使うフレーズというのは重要である、ということです。
さて、前置きが少し長くなってしまいましたが、ここから本題に入っていきます。
まず、電子レンジのことは英語では「マイクロウェーブ」と言いますが、
これをタイ語風に読むと、「マイコーウェーップ」という発音になります。
そして、タイ語では、長い単語は省略される、という法則がありますので、
「マイコーウェーップ」の後ろ半分だけを取って、「ウェープ」と発音します。
また、タイ語にはもう1つ、
という法則がありますので、
「ウェーップ」というタイ語は、
「電子レンジ」という名詞と、「レンチンする」という動詞、
両方の意味を表すということです。
そのため、後ろの疑問の「マイ」と、女性の丁寧語の「カァ」をつけて、
「ウェーップ・マイカァ」と言えば、
これで、あたためますか、レンチンしますか、という文になります。
答える時は、先日ご紹介したように、ハイノォーイを文末につけると、
「○○してください」と依頼を表す文になるので、
これで、「レンチンしてください」という文になります。
なお、「カァ」というのは女性の丁寧語で、男性の場合は、「カップ」といいます。
うちの受講生は、女性のほうが比率が高いので、
例文はすべて、女性のカァで統一しています。
男性の受講生の方は、「カァ」を「カップ」に脳内変換しておいてください。
また、タイのセブンイレブンには、ホットサンドもあります。
このホットサンドも、意外にレベルが高く、お米や麺の料理に飽きた頃にこれ食べると、
まさに砂漠のオアシスのような、本当にありがたい存在となります
ホットサンドは、専用のトースターで焼きます。
「トースターで焼く」はタイ語で「ピン」といいます
なので、「ホットサンドトースターで焼いてください」と言いたいときは、
「ピン・ハイノォーイ・カァ」
はい、以上が、セブンイレブンで使うタイ語フレーズです。
とりあえず、お客さんの立場としては、
(レンチンしてください)
ピン・ハイノォーイ・カァ
(トーストしてください)
この2つを覚えておくと良いと思います。
これであなたは、タイのセブンイレブンで、
自由自在にお弁当やホットサンド温めて食べることができます。
最後に、これらのフレーズのタイ語音声を聞いてみましょう。
ウェーップ
(レンチンする)
wéep mái khá
ウェーップ・マイカァ
(レンチンしますか)
wéep hâi nɔ̀ɔi khâ
ウェーップ・ハイノォーイ・カァ
(レンチンしてください)
ปิ้ง pîŋ
ピン
(トーストする)
pîŋ mái khá
ピン・マイカァ
(トーストしますか)
pîŋ hâi nɔ̀ɔi khâ
ピン・ハイノォーイ・カァ
(トーストしてください)
タイ語の初心者がセブンイレブンで使うフレーズを学ぶこと。
これはちょうど、
運転の初心者がガソリンスタンドの知識を学ぶこととよく似ています。
運転の初心者は、運転の技術やルールだけでなく、
ガソリンスタンドの知識も必ず持っておかないといけません。
これと同じように、、
タイを旅する者は、かなりの高確率でセブンイレブンを利用することになるわけですから、
教科書の知識だけではなく、
セブンイレブンで使うタイ語のフレーズも、知っておく必要があるということです。
ぜひ、参考にしてみてください。
また、今回ご紹介したレンチン以外に、
もしも、「セブンイレブンでこういう言葉を言いたい!」
というリクエストがありましたら、
ツイッターのDM、またはコメント欄に書いておいていただければと思います。
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また、YouTubeチャンネルとは別に、タイ文字習得のための動画講座も開講しています。
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では、本日の動画は以上なります。
どうも、ご視聴ありがとうございました!