【タイ語学習法】タイ文字の勉強で「暗記カード」がかなり効果的だと言える4つの理由

タイ数字

「暗記カード」というのは、非常に合理的な勉強方法です。

特に、暗記量がものを言う語学学習においては、暗記カードは抜群の効果を発揮します。

そこで今回は、
タイ文字の学習においても、暗記カードがかなり「効果的」だと言える、4つの理由について、ご紹介していきます!

1.暗記項目をコンパクトにまとめられる

暗記カードの最大の利点は、

「暗記すべき内容が、1枚のカードの中に、コンパクトにまとまっている」

という点です。

例えば、タイ語の「ท」という文字を覚えるとします。

この場合、カードの表に、「ท」を書いておきます。

これだけでも全く構わないのですが、

カードの裏側に「th」という風に読み方を書いておくと、読み方を忘れてしまったときでも思い出すことができますので、便利です。

完全に二択

そして、暗記カードの学習の際は、表に書いてある「ท」の文字を、

「覚えられたか、覚えられなかったか」

という、完全な2択ですから、学習が非常にシンプルになります。

覚えられれば、そのカードは「卒業」。

そして、覚えられなければ、何度も見て、覚える…

これの、繰り返しです。

参考書の場合…

一方で、解説が詳しい参考書の場合は…

詳しい解説文を一通り読破して、「分かったような気になる」ということがよくありますよね。

つまり、解説文を読み終えてはみたものの…

「結局、暗記項目は覚えていない」

ってことになりがちなんです。

その点、暗記カードは、「覚えるべき内容」というものが、1枚のカードの中に凝縮されているため、

無駄なく、シンプルに暗記作業を続けられる…というわけです。

2.覚えたものをよけることができる

また、暗記カードは、「覚えたものから除外していく」という、素晴らしい活用法があります。

タイ語の子音文字は、全部で42文字ありますが、

カード学習の際は、42枚のカードを、延々見続けるわけではありません。

徐々に、数は減っていきます。

手作りのタイ文字カード

手作りのタイ文字カード

「要暗記」の残り枚数は減っていく

たとえば、

42枚のうち、5枚を完璧に覚えることができたなら、その5枚は、除外しておくことができます。

そうなると、手元に残っているのは、37枚ですから、

「残り37枚を覚えればよい」

ってことになります。

そして、勉強を続けているうちに、暗記できる枚数は、少しずつ増えていきますから、

覚えたものを、どんどん除外できるわけです。

残り21枚になれば、「半分終わった」ってことですから、モチベーションも維持しやすいですよね。

参考書は分割できない

でも、参考書では、こうはいきません。

「覚えたページを破り捨てる」なんていうことを、普通はしませんよね。

参考書は、一冊の中に、覚えた内容も、覚えていない内容も、「混在」していますから、

「どれを覚えて、どれを覚えていないのか」

ということが、分かりにくくなります。

「どれを覚えて、どれを覚えていないのか」

ということが可視化でき、分類できる、というのも、カード学習の大きなメリットです。


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3.何度でも気軽に見ることができる

また、カードであれば、通勤電車の中などで、気軽に見ることができます。

例えば、「20秒間のヒマ」があったとして、

その20秒で、「参考書を開こう」という気には、なかなかならないですよね。

でも、カードであれば、ポケットからサッと取り出して、20秒間見つめ続けることは、十分可能です。

目にした回数が重要

暗記作業においては、「目にした回数」というものが、最も重要になります。

要は、

「100回見たものと、10回しか見ていないものとでは、記憶の定着率はまるで違う」

ということです。

カードは、簡単に見ることができるため、単純に、「目にする回数」を増やすことができます。

「何度も見る」という行為が、暗記学習においては、かなり重要な意味を持っている…ってことなんです。

4.カード作成中に、ある程度覚えられる

そして、最後4つめの理由は、暗記カードを作っている「作業」の間に、内容がけっこう頭に入ってくるからです。

例えば、

タイ語の子音文字、42枚のカードを、実際に作成してみるとします。

このとき、何も考えずに、黙々と作業をするでしょうか。

せっかく作るのですから、「勉強の効率性」などを考えながら、作業するはずです。

「えっと、42は7×6だから、画用紙を7×6に等分して…」

「カードのおもて側にタイ文字を書いて、忘れないように、裏側にはその読み方を書いておかなくちゃ…」

「読みを書く際は、「ゴォー」だけじゃなくて、「ゴォー・ガイ」とフルネームで覚えておいたほうがいいかも…」

「あっ、そうだ、高子音と低子音は、色を変えておこうかしら…」

「カードの角で手を切るといけないから、角を丸く切っておいたほうがいいよね…」

…などなど、いろいろと頭を使いますよね。

この、「カード作りのために頭を使う作業」というものが、即、暗記につながっていきます。

こちらはタイ数字のカード

こちらはタイ数字のカード

実際のところ、

「暗記カードを作っているうちに、3分の1ぐらい覚えられた」

というのは、よく聞く話です。

つまり、暗記カードは…

「作ることそのものに意味がある」

と言っても過言ではありません。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、暗記学習の定番である、「暗記カード」の絶大な効果として…

1.暗記項目は、1枚のカードの内容だけ。シンプルにまとめられる。

2.覚えたものをよけておくことができるため、「未/済」が分かりやすい。

3.何度でも気軽に見ることができる。見る回数を増やせば、より覚えやすくなる。

4.暗記カード作成のための労力が、そのまま勉強につながる。

以上、4つのポイントについて、ご紹介してきました。

暗記カードは、画用紙とペンとハサミさえあれば、誰にでもすぐ作れますから、非常にお手軽な勉強方法です。

しかも、それで「効果は抜群」となれば、まさに言うこと無しですよね。

タイ文字の暗記に限らず、あらゆる勉強において、

「暗記カード」はかなりおすすめですので、ぜひ試してみてくださいね!

次回は、具体的な「暗記カードの作り方」について、ご紹介していきます。

(つづく)


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