【タイ語学習法】語学の習得に最も必要な「背景知識」とは?

タイ語 発音 通じない 難しい

今回は、語学の学習に必要不可欠な、

「背景知識」
というものについて、お話をしていきます。

背景知識 (background knowledge) とは?

「背景知識」とは、

ある知識の裏側に、「背景」や「前提」として存在している知識のことで、

「予備知識」とも言います。

英語では、background knowledge
(バックグラウンド・ナリッジ)と言います。

あるあるネタは、背景知識

例えば、

お笑いの「あるあるネタ」というのは、背景知識の最たるものです。

小学校の体育あるある、
中学の修学旅行あるある、

などのネタが受けるのは、その内容が、視聴者の大多数にとっての「背景知識」になっているからです。



「小学校」
「体育」
これらは、ただの単語であり、単語の意味さえ知っていれば、文章それ自体は誰でも理解できます。

しかし、単語を知っていて、文の意味は分かったとしても……

背景知識を知らなければ、
「なぜみんなが笑っているのか」が分かりません。

これがつまり、
「背景知識」です。



逆に言えば、

「小学校の体育の時間、こういうヤツいたよね」

という話題で笑いを生むためには、その背景知識がある程度共有されている必要があるのです。

タイ語で必要な背景知識は…

タイ語学習で言えば、「背景知識」の最たるものは、

「キン・カーオ・ルヤン(もうご飯食べた?)」
という挨拶言葉でしょう。

「もうご飯食べた?」という文字列は、

私たち日本人にとっては、ただの疑問文です。
それ以上でもそれ以下でもありません。

しかし、ひとたびタイに足を踏み入れた者は、

「もうご飯食べた?」を意味するタイ語、
「キン・カーオ・ルヤン」を叩きこまれます。



これは、なぜかというと…

タイにおいては、「キン・カーオ・ルヤン(もうご飯食べた?)」というフレーズが、

日常の挨拶言葉として使用されているからです。

これがつまり、タイ語学習における「背景知識」です。

語学そのものよりも重要

たとえ、タイ語の単語や文法などの言語知識があったとしても……

もしも「キン・カーオ・ルヤン(もうご飯食べた?)」に関する背景知識がなければ、

「なぜ彼らは、ご飯が済んだかどうかを私に聞いて来るのだろうか??」

ということが分かりませんよね。



以上の内容を図示すると、こういうことです。

『言語知識』
  ↓
キン・カーオ・ルヤンは、「もうご飯を食べたか」という意味の疑問文
『背景知識』
  ↓
タイでは、ご飯を食べたかどうかという質問がそのまま挨拶言葉になる

つまり、言語知識と背景知識の両方があって、

はじめて「キン・カーオ・ルヤン(もうご飯食べた?)」という挨拶言葉を使いこなせるわけです。

タイでは曜日ごとの色がある

また、タイ語の「背景知識」に関し、もう1つ重要なトピックがあります。

それは、「曜日」に関するものです。

例えば、
下記のツイートでは、

曜日のフラッシュカードに、
「色」が付いています。

↓↓

背景知識が全くない人にとっては、

「色とりどりで、キレイなカードですね」

という感想を持ちます。

カードの色は、見た目を良くするためのものであり、それ以上でもそれ以下でもありません。



しかし、じつは、

このフラッシュカードの色分けには、

「タイでは曜日ごとの色がある」

という背景知識が、前提としてあります。

そうした背景知識を持っている人が、上記ツイートのフラッシュカードを見れば、


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「ああ、カードに曜日の色をつけてあるんだな」

ということが、見てすぐに分かるわけです。



また、もしもタイを旅行した際、

金曜日に、水色のシャツを着ているサラリーマンを見たら、

「ああ、曜日の色でコーデしているんだな」

ということも、分かります。

これがつまり、背景知識です。

曜日ごとの運勢もある

また、曜日の色だけではありません。

タイでは、生まれた曜日が非常に重視されています。

そのため、役場の出生証明書届には「誕生曜日」も記載されていますし、

なんと、誕生曜日ごとにちゃんと運勢があり、曜日占いも非常に発達しています。

「何曜日生まれ?」という疑問文

なので、

「グーッ・ワン・アライ(何曜日生まれ)」
というタイ語の疑問文は、

タイでは重要な意味を持つわけです。

一般の日本人は、自分が生まれた曜日なんて知りませんから、

タイ人から誕生曜日を聞かれても、キョタンとしてしまいます。

こうした背景知識がなければ、「何曜日生まれ?」という疑問文は、ただの疑問文に過ぎません。

しかし、タイの曜日に関する正しい背景知識を持っていれば……

「この人は、私の曜日を聞いて、占いや相性を調べてくれるのかな?」

というようなことも、推理できるわけです。

また、タイのお寺に行って、

「曜日ごとの仏像」にお祈りをしたりもできるわけです。

これがつまり、タイの曜日に関する背景知識です。

語学において、背景知識は重要

私は、語学学習において……

こうした「背景知識」を、単語や文法などの「言語知識」よりも、むしろ重視しています。

なぜかというと、

言語知識なんてものは、辞書を見ればある程度分かるからです。

特に、近年は、動画などのネットコンテンツが充実していますから、

ただの「言葉だけ」の知識であれば、調べればいくらでも出てきますよね。

こうなると、言語知識そのものの価値は、相対的に下がっていくわけです。

ここで重要になるのが、今回のテーマ、背景知識です。

背景知識があると、ウケる

実際、タイ語の背景知識をいくつか持っておくだけでも、

現地の人にはかなりウケが良くなります。

背景知識は、その国の歴史や文化、国民の精神性などに深く根付いたものだからです。

また、背景知識は、実際に現地の空気に触れてみないことには、なかなか会得できません。

だからこそ、正しい背景知識は、ただの言語だけの知識よりも、はるかに価値があるのです。

背景知識を会得していこう

なので、このサイトでは、ただの辞書的な知識の羅列に陥ることは避けていて、

なるべく、この言葉の裏側にある、背景知識も織り込むようにしています。

例えば、

「曜日の話をしたら、曜日の色についても、併せて話をする」
といった具合です。

タイ語の学習においては、

「タイ語に関する背景知識」が必要不可欠だからです。

タイ語 タイ文字 色

黄色は月曜の色であると同時に、
タイ王室への敬愛を表す色でもある。

⇒『タイの曜日ごとの色』に関する記事はこちら



タイ語に関する背景知識があれば、深く現地に溶け込むことができるようになり、

タイ滞在が、さらに楽しいものになります。

このサイトでは、単語やフレーズの紹介もしつつ、

折に触れて、タイ語の幅広い背景知識に関するお話しもしていますので、

タイ旅行やタイ生活の参考にしていただけると思います。



では、本日はこの辺で。。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!



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