タイ語で「どこ?」は何と言うか~ティナイとユゥナイの違いは?

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「どこ」はタイ語で「ที่ไหนティナイ」と言います。

一方、「どこですか?」と質問するときは、

「อยู่ไหนユゥナイ」という言い方もあります。

このที่ไหนティナイとอยู่ไหนユゥナイは、

タイ語の勉強を始めたばかりの人が、意外と迷いやすいポイントです。

そこで今回は、これらの違いを解説しながら、「どこ」にまつわるタイ語の頻出フレーズを、ご紹介していきます。

どこ?ที่ไหนティナイ

まず、原則となるルールを初めにご紹介しておくと…

「どこ」を意味するタイ語は、

「ที่ไหนティナイ」です。

まずは、この「ที่ไหนティナイ」を何度も練習して、完璧に発音できるようにしておきましょう。

そして、「どこにあるの?」「どこにいるの?」というときは、

「ある・いる」を意味する動詞の「อยู่ユゥ」をはじめにおいて、

「อยู่ที่ไหนユゥ・ティナイ?
(どこにあるの?どこにいるの?)」

と、言います。

どこにある?อยู่ไหนユゥナイ

そして、日常会話では、ที่ไหนティナイの「ที่ティー」の部分は、よく省略されます。

そのため、本来は「ユゥ・ティナイ」であったものが、縮まって、

「อยู่ไหนユゥナイ」になる…ということです。

「ユゥナイ?(どこにいるの?)」

は、タイ人との会話で非常に良く使います。

主語は、人でも物でもどちらでも使うことができます。

「ไหนナイ?」だけでもいい

また、単に「ナイ?」の一言だけで、「どこ?」を意味することがあります。

例えば、

「昨日、〇〇を買っておいたよ」と相手に伝えた時に、

「ナイ?(それはどこにあるの?)」

と、相手が尋ねる、というようなケースです。

この場合は、「何をどうした」ということが、前後の文脈から明らかですから、

主語や動詞などを全て省略して、「ナイ?」の一言だけで、

「あなたが言っている『それ』は、どこにあるの?」

という意味になります。

「前後関係が分かっている場合、省略できるものは省略する」

というのは、タイ語会話における鉄則の1つです。

「ナイ/ティナイ/ユゥナイ」は超重要

上記の4つのフレーズは、いずれもタイ語作文の基本となる、超重要フレーズですので、

いったん、ここまでをまとめておきましょう。

・どこ?
ティナイ?
 ↓
ナイ?

・どこにいるの?
ユゥ・ティナイ?
 ↓
ユゥナイ?

…と、なります。

「パイナイ?(どこ行くの?)」

そして、
「ที่ไหนティナイ(どこ)」の「ティー」が省略されて、「ナイ」だけになる用法は、

会話では、非常によく登場します。

最も代表的なものは、「どこ行くの?」を意味する「パイナイ?」です。


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これも、文法的に正確に言えば、

「パイ・ティーナイ(どこへ行きますか?)」

なんですが、実際の会話では、ほぼ99パーセント以上の人が、「パイナイ?」と言います。

つまり、本来は

「パイ・ティーナイ(どこへ行きますか?)」

だったものが、短縮されて、

「パイナイ?(どこ行くの?)」

になった、ということです。

「トゥンナイ?(どこまで着いたの?}」

また、「着く・到着する」は、タイ語で「ถึงトゥン」といます。

これも、「どこまで着いたの?」と聞くときには、

「ถึงไหนトゥンナイ」

と言います。

「どこまで着いたの?」という訳語は、日本語だとちょっと不自然な感じもしますが、この表現は、例えば…

「待ち合わせの時間に相手がまだ現れず、相手が現在こちらへ向かっている」

というような状態のときに、電話で

「ถึงไหนトゥンナイ?」

「ถึงไหนแล้วトゥンナイ・レェーオ?」

「มาถึงไหนマー・トゥンナイ?」

…などと尋ねたりします。

要は、「今こちらへ向かっているとのことだけど、どこまで来ているの?」というニュアンスです。

「アオワイナイ?(どこへ置いたの?}」

「置く」は、タイ語で

「เอาไว้アオワイ」

といいます。

「どこへ置いたの?」というときは、

「เอาไว้ไหนアオワイナイ?」

と、なります。

特にタイ人は、整理整頓が苦手な人が多いですから、

「เอาไว้ไหนアオワイナイ?
(どこに置いたんだよ!?)」

というフレーズは、わりとよく使うかもしれません。

まとめ

以上をまとめると…

①「どこ」を意味するタイ語は「ที่ไหนティナイ」ですが、日常会話では、前の「ที่ティー」が省略されて、「ナイ」だけになることが多い、ということ。

②そして、「どこへ~する」という風に、動詞と組み合わせて使うときは、「動詞+ที่ไหนティナイ」が短縮されて、「動詞+ナイ」だけになる…ということです。

では、最後にもう一度、今回の表現をすべて聞き流してみましょう。

↓音声はこちらから

●ナイ?
どこ?

●ティナイ?
どこ?

●ユゥナイ?
どこにあるの?

●パイナイ?
どこ行くの?

●トゥンナイ?
どこまで着いたの?
(=どこまで来てるの?今どこ?)

●アオワイナイ?
どこへ置いたの?

…などは、いずれもタイでよく使うフレーズです。

何度も聞き流して、タイ人との日常会話で、ぜひ、活用してみましょう!


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