今回は、ベンガル数字を1から20までと、百の位と千の位をご紹介していきます。
発音の表記としては、おおむねカタカナと同じですが、
普通のTと巻き舌のT、L音とR音は、区別して発音しなければなりません。
「ト」は普通のTで、
「と」は前回ご紹介した巻き舌のT音、
「ロ」はL音で、
「ろ」はR音を表しています。
ベンガル数字1~20を覚えよう
- ১ এক エェク
- ২ দুই ドゥイ
- ৩ তিন ティン
- ৪ চার チャール
- ৫ পাঁচ パーチ
- ৬ ছয় ’チョイ
- ৭ সাত シャート
- ৮ আট アと
- ৯ নয় ノイ
- ১০ দশ ドシュ
- ১১ এগার エェガーろ
- ১২ বারো バーろ
- ১৩ তের テーろ
- ১৪ চৌদ্দ チョッド
- ১৫ পনের ポネーろ
- ১৬ ষোল ショゥろ
- ১৭ সতের ショテろ
- ১৮ আঠার アたろ
- ১৯ ঊনিশ ウーニシュ
- ২০ বিশ ビシュ
ちなみに、数字の横にあるのは、
ベンガル数字です。
ベンガル数字の4は、「8」にそっくり。
ベンガル数字の7は、「9」にそっくり。
見てすぐに分かるのは、「2」ぐらいです。
11以降は、見ての通り、
あんまり規則性がありません。
11以降、ずっと語尾が「ろ」になっているのに、
14だけはなぜか「チョッド」です。
また、9が「ノイ」なのに、
19は「ウーニシュ」です。
なんと、「n」しか共通していません。
あまりにも不規則すぎる変化です。
要は、「1から10」でなくて、「1から20」を覚えなければならない…ってことです。
21以降は、覚えなくてもいい
21以降は、
変化がさらに難解なので、
外国人にはもうお手上げです。
構成としては、
21は20+1ではなく、1と20、
23は、3と20、
25は、5と20
のようになっているのですが、
結合するたびに
形が微妙に変化するので、
結局、1から100までを、
ひとつひとつ、別個に
覚えなくてはならないことになってしまいます。
また、2は単体ではドゥイですが、
二桁の数字の一の位の2は、「b」の音になります。
このため、22は「 বাইস バイシュ 」
という形になります。
これは、外国人にとって、
かなりの難関です。
インド諸国の数字は覚えにくい
インド亜大陸の諸言語の数字は、
100まで全く規則性がなく、
どこもだいたいこんな感じです。
そのため私は、
インドやバングラデシュなどの、
インド文化圏では、
現地語の数字はあまり覚えないようにしています。
覚えるための労力が、
半端ではないからです。
それに、インド文化圏では、
イギリス植民地時代の影響からか、
現地人同士が
数字を英語で言うことがよくあります。
バングラデシュも然りで、
数字は、英語で十分カバーできます。
ですので、
とりあえず10までは、
生活で使いそうな言葉として一応覚えておいて、
それ以外の47とか93とかは英語で言う、
というスタイルが、
バングラデシュやインドなどの
インド文化圏では有効です。
ですので、11以降のベンガル数字は、
無理に覚えようとせず、
自分や配偶者の年齢だけ
ベンガル語で言えるようにしておけば、
それで十分です。
不規則変化が多いため、
全部を覚える必要はない
数字に限らず、
ベンガル語の最大の難関の1つは、
不規則変化です。
「不規則変化があまりにも多すぎる」
というか、
規則は一応あるらしいのですが、
変化の型が多すぎて、
パターン化できないのです。
これが、
ベンガル語学習を困難にしている、
最大の原因を1つだと、
私は考えているのですが、
そうなると
「だったら全部覚える必要なくね?」
というのが、
私なりの結論です。
今回冒頭で、
1から20までをご紹介していますが、
とりあえずは1から10までを
暗唱できれば、それで十分だと思います。
「百」と「千」は覚えておく
ただし、
100単位になると、
それなりに規則変化をしていて、
ローカル市場での買い物でも
使うことがありますので、
一応、
100と1000だけは、
覚えておいても良いと思います。
- 100 শত ショト
- 1000 হাজার ハジャル
↑これは500タカ紙幣ですが、
紙幣の真ん中に、
「 পাঁচশত টাকা パーチ ショト タカ 」
と、書いてありますよね。
これは、
5 パーチ と 100 ショト
ですから、規則変化です。
- 100 ショト
- 500 パーチ ショト
- 700 シャート ショト
7がシャートで、
100がショトだから、
ちょっとややこしいですよね。
- 1000 ハジャル
- 5000 パーチ ハジャル
1万は、10×1000
「ドシュ ハジャル」
と言います。
ちなみに、
1万円をバングラデシュで両替すると、
約7000タカになりますが、
一般のバングラデシュ人の
ホワイトカラーの月給が、
1万タカほどですので、
1万タカ単位の買い物をするような機会は、
バングラデシュではあまりありません。
ですので、
「万」を覚えなくても、
100と1000だけ知っていれば、
十分生活できますよ!
まとめ
今回の内容をまとめておくと、
ベンガル語の数字は、
1から10までと、
100と1000、
とりあえずは、この12項目だけを
覚えておくとよいでしょう。
バングラデシュなどの
インド文化圏では、
数字は、ほとんど英語で何とかなります。
では最後に、この12項目を、
もう一度おさらいしておきます。
■1~10
- ১ এক エェク
- ২ দুই ドゥイ
- ৩ তিন ティン
- ৪ চার チャール
- ৫ পাঁচ パーチ
- ৬ ছয় ’チョイ
- ৭ সাত シャート
- ৮ আট アと
- ৯ নয় ノイ
- ১০ দশ ドシュ
■100と1000
- 100 শত ショト
- 500 パーンチ ショト
- 700 シャート ショト
- 1000 হাজার ハジャル
- 5000 パーチ ハジャル
では、本日はここまでにしておきます。
「1から100までをきちんと覚えてみたい」という人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
↓↓
【ベンガル語数詞の1から100までの「規則性」について】