どうもこんにちは、でんいちです。
かばんはタイ語で、
「กระเป๋า ガパオ」と言います。
今回は、タイ語で「かばん」を表す単語を見ていきます。
じつは、「かばん」という意味のタイ語は、、
みなさんが良く知っている、ある有名なタイ料理のメニューの名前とよく似ています。
なので、今回の動画を最後まで聞き流していただれば、
タイ語の「カバン」の発音、そして、有名なタイ料理の名前の正しい発音、
これらを確実に理解していただくことができます。
では早速、見ていきましょう。
動画はこちら
↓
はい、今回はカバンにまつわるお話をします。
カバンはタイ語で、「ガパオ」といます。
この日本語とタイ語を両方カタカナで書くと、
「カバン」「ガパオ」で形がよく似ているので、非常に覚えやすいと思います。
そして、実はこの「ガパオ」という単語も、元は「グラ」の二重子音です。
これは、先日からお話ししている、二重子音の[r]が抜け落ちて、
「kra グラ」が「ka ガ」になっているケースです。
タイ語の正式な発音では、krの二重子音は「グラ」と発音することに一応はなっていますが、
少なくとも、タイの一般庶民同士の会話では、ほぼほぼ[r]が抜けて、「ガ」の音で発音されています。
なので、我々外国人も、無理に難しい二重子音の[kra]の音で読もうとせずとも、
[r]を抜いて「ガ」で覚えておいたほうが、圧倒的にラクだと思います。
なので、今回の「カバン」を表すタイ語も、発音は「ガパオ」で覚えておきましょう。
このように、「グラ」が「ガ」になる単語は、日常語の中にも結構多いです。
これまでにご紹介しただけでも、
ガダーッ
(紙)
ka-còk
ガチョック
(鏡)
ka-tìk
ガティック
(クーラーボックス)
ka-pǎo
ガパオ
(かばん)
ka-thiam
ガティアム
(にんにく)
…などなど、
ここにはとても描ききれないほど、かなりの数の単語があります。
もしも今後、
タイ語のABC表記や、あるいは発音記号などを見かけた時に、[kra]と書いてあったら場合は、、
rを抜いて「ガ」と発音しても、ほぼ間違い無いと思います。
はい、では本日のテーマであるカバンに話を戻します。
カバンはタイ語でガパオといいますが、後半の「パオ」の部分も、少し注意が必要です。
まず、この音は、無気音のpなので、息を出さずに「ぱ」と発音しなければなりません。
また、声調は、5つあるうちの5番目の第五声なので、低い尻上がりの音で、
「パオ」と発音します。
つなげて読むと、「ガパオ」という音になります。
はい、そして、
冒頭にお話しした、カバンと発音がよく似たタイ料理の名前は何か、というクエスチョンですが、、
正解は、「ガパオライス」です。
ガパオライスも、カバンの「ガパオ」もカタカナで書くと、どちらも同じになってしまいます。
おそらく、ここまでの話を聞いて、
と、疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
かばんのガパオと、タイ料理のガパオとは、
後ろの「パオ」の部分の発音が微妙に違います。
まず、カバンのガパオは、
先ほどお話ししたように、後半部分は無気音、息を出さないpの音で、声調は尻上がりの5声なので、
「ka-pǎo ガパオ」
という発音です。

そして、、
タイ料理のガパオの後半の部分は、
有気音のphなので息を出して「パ」と発音し、
声調は平らな音の1声なので、
「ka-phao ガパオ」
という発音になります。
では、この2つの単語を続けて聞いてみましょう。
ka-pǎo ガパオ
ガパオライス
ka-phao ガパオ
はい、おそらく、慣れないうちは、
違いがほとんど聞き取れないと思います。
カバンのガパオとタイ料理のガパオ、この2つは、
どちらも生活でよく使う単語で、なおかつ、
発音がよく似ていて非常に紛らわしいので、注意が必要です。
なので、こういう微妙を違いを正しく認識するためにも、やはり、タイ語の学習においては、
「発音記号の習得が不可欠」
だと思います。
発音記号をすべて覚える必要はありませんが、少なくとも、今回のように自分が普段の生活でよく使う単語で、
なおかつ発音の区別が紛らわしいものがあれば、そういうときになるべくカタカナを使わずに、
発音記号でメモしておく、という姿勢が重要だと思います。
とりあえず、
ガパオとガパオの2つは、きちんと区別して、覚えておくようにしましょう。
では、最後にもう一度、タイ語音声を流します。
ka-pǎo と ka-phao の発音の違いを意識しながら、
発音練習をしてみてください。
ka-pǎo ガパオ
ガパオライス
ka-phao ガパオ
はい、今回は、タイ語で鞄を意味するガパオ。
そして、有名なタイ料理のメニューである、ガパオライスのガパオ。
この2つの発音の違いについて、お話をしてきました。
タイ語の発音をすべて習得するのはなかなか大変ですが、
「この単語は、こう発音する」という風に、単語ごとに即して発音を覚えるだけなら、
それほどの労力ではないと思います。
とりあえず今回は、カバンのガパオとガパオライスのガパオ、
この2つの発音をしっかり練習して、
きちんと区別して発音できるようにしておきましょう!
では、本日の講義は動画は以上になります。
どうも、ご視聴ありがとうございました!!
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