どうもこんにちは、でんいちです。
今回は、タイ語の「階段」についてお話をしていきます。
このタイ語の単語には、独特の覚え方がありますので、
今回はこれに関連して、「暗記の方法」というものについても、深掘りしながらお話しをしていきます。
なので、現在、語学などの暗記科目を勉強している、という人は、今回の内容は参考にしていただけると思います。
では早速、見ていきましょう。
動画はこちら
↓
階段はタイ語で、バンダイと言います。
これは、タイ語の語彙の中では珍しく、日本語とタイ語の響きがよく似ている単語なので、
非常に覚えやすいと思います。
日本語の「かいだん」という言葉の文字を入れ替えて、
最後に、「か」を「ば」に交換すれば、タイ語の「ばんだい」になります。
これだけでも十分覚えやすいですが、タイ語の「ばんだい」については、
もう1つ、語呂合わせの覚え方もあります。
これは偶然ですが、日本には「バンダイ」という名前のおもちゃメーカーがありますので、
語呂合わせのイメージとしては、
たとえば、バンダイが出している2階建てのドールハウスのようなものをイメージして覚える事もできます。
2階建てなら階段が付いていますので、
↓
タイ語でバンダイ。
みたいなストーリーをイメージすれば、もう忘れることはないと思います。
また、こういうときは、なるべく自分の身近なものでイメージすると、忘れにくくなるので、おすすめです。
たとえば、あなたのお子さんや、親戚の子供が、アンパンマンが好きなら、アンパンマンのドールハウス
プリキュアが好きなら、プリキュアのドールハウスをイメージすれば、より記憶が定着しやすくなります。
なぜなら、この覚え方をした人は、今後、プリキュアのドールハウスを見た時に、
と、思い出すことができるからです。
これが、記憶の定着しやすい語呂合わせの方法です。
こうした語呂合わせの暗記法については、
また別の動画でも詳しくご紹介していますので、そちらを参照してみてください。
バンダイの発音
タイ語で階段を表すバンダイの声調は、前も後ろも、すべて第1声の平らな音です。
1声は、音を上げたり下げたりせず、まっすぐ平らに発音するだけなので、
「バンダイ」の発音は、特に難しくはないと思います。
なので、先ほどのプリキュアのドールハウスをイメージしながら、
階段⇒バンダイ
階段⇒バンダイ…
と、声に出して何度か発音しているうちに、自然に覚えられると思います。
クン(上る)/ロン(下りる)
はい、では次に、動詞と組み合わせて練習します。
タイ語の動詞で、
上るは、クン
下りるは、ロン
と言います。
タイ語は動詞を先に言うので、
階段を上る
ロン・バンダイで
階段を下りる
という意味になります。
「上る/下りる」という動詞は生活でも非常によく使いますので、
今回、バンダイとのつながりで、覚えておきましょう。
なお、「クン/ロン」は発音に関して、少しだけ注意が必要です。
上るの「クン」はラストがNの音なので、クンと発音します。
いっぽう、下りるの「ロン」は、ラストがNGの音なので、ロンと発音します。
発音記号では、このように書きます。
ลง loŋ
また、「クンクンロンロン」と2回ずつ重ねると、
上ったり下りたり、
上がったり下がったり、
という意味になります。
クンクン・ロンロン
(上がったり下がったり)
音節末のNとNGに注意しながら、「クンクンロンロン」という熟語も、併せて覚えておきましょう。
音節末の音は、
クンがN
ロンがNGです。
なお、こういった日本人にとって区別が難しい、NとNGなどの発音のコツについては、
現在開講中のタイ文字講座でも、かなり時間を割いて詳しく解説しています。
画面の下に、リンクを貼っておきますので、よろしければ、そちらも参考にしてみてください。
はい、今回、バンダイの関連表現として、
クン・バンダイ
ロン・バンダイ
というフレーズと、もう1つ、重要な熟語があります。
それは、エスカレーターという言葉です。
エスカレーターのことは、タイ語で、バンダイ・ルアンと言います。
後ろについている、ルアン[lɯ̂an]というのは、「直線方向にスライドする」という意味です。
エスカレーターは、
「階段がまっすぐ、直線方向にスライドしていく」
という構造になっていますので、
タイ語では、「バンダイ・ルアン」と呼ぶ、ということです。
バンダイ・ルアンは、直訳すると、スライドする階段、ということです。
タイの首都バンコクでは、ほぼ全てのショッピングセンターに、エスカレーターが付いていますので、
バンダイ・ルアン(エスカレーター)というタイ語も、併せて覚えておきましょう。
また、こういう単語を覚えた時は、別のよく似たカテゴリーの単語もついでに覚えるようにすると、
効率良く、ボキャブラリーを増やしていくことができます。
例えば、今回の「ルアン(スライドする)」という単語に関連して、
「パトゥー・ルアン」という単語もあります。
パトゥーは扉、ルアンはスライドするという意味です。
日本語で言う引き戸のタイプのドアは、水平方向にスライドして開けますので、
これを、タイ語では「パトゥー・ルアン」といいます。
つまり、「ルアン(スライドする)」という言葉を覚えたら、
(エスカレーター)
パトゥー・ルアン
(引き戸)
という2つの言葉を、併せて覚えることができる、ということです。
はい、今回は、
階段、階段の上り下り、そして、
エスカレーターや引き戸、
などを表すタイ語について、ご紹介してきました。
では最後に、これらの単語のタイ語音声を聞いてみましょう
バンダイ
(階段)
ขึ้น บันได khɯ̂n ban-dai
クン・バンダイ
(階段を上る)
ลง บันได loŋ ban-dai
ロン・バンダイ
(階段を下りる)
ขึ้น ๆ ลง ๆ khɯ̂n khɯ̂n loŋ loŋ
クンクン・ロンロン
(上がったり下がったり)
บันได เลื่อน ban-dai lɯ̂an
バンダイ・ルアン
(エスカレーター)
ปะตู เลื่อน pa-tuu lɯ̂an
パトゥー・ルアン
(引き戸)
はい、タイ語の「バンダイ」は、日本語の「階段」と形や響きがとてもよく似ていますので、
何度か声に出してるうちに、すぐに覚えられると思います。
また、語呂合わせで暗記する際は、
「タイ語のバンダイ⇒おもちゃメーカーのバンダイ」
のように、なるべく、自分がイメージしやすい内容を思い浮かべると、記憶が定着しやすくなります。
このように、語呂合わせやイメージの関連付けなどを活用しながら、
身の回りのボキャブラリーを、1つずつ増やしていくようにしましょう。
また、もしも今後、あなたの目の前に「絶対にこれを暗記しないといけない」というものが現れた時は、
なるべく、自分の身近なものと関連付けて覚えておくのがおすすめです。
では本日の動画は以上になります。
どうも、ご視聴ありがとうございました!