「タイに1年以上住んでいるのに、
タイ文字が全然読めない」
と悩んでいませんか?
これは、駐在員やロングステイヤーも含め、
タイに長く住んでいる日本人たち共通の悩みです。
タイ文字を覚えるメリット
もしも、
タイ文字が読むことができば…
- バスに書いてある行き先を読んだり、
- レストランのメニューを読んで注文したり、
- タイ人のSNSやサイトを読んだり、
などなど、
生活の幅が格段に広がりますよね。
ですので、タイ文字は、
覚えていないよりは、
覚えているに越したことはありません。
でも、その方法を間違えてしまうと、
文字が習得できないだけでなく、
あなたのタイ語スキルそのものが、
上達しなくなってしまうんです。
タイ文字で確実に挫折する
多くの人は、タイ文字を覚え始めても、
最初の10文字位で挫折してしまいます。
再び学習を開始しても、やはり続かず、
そして、二度三度挫折が続くと…
「べつにタイ文字なんて、
読めなくてもいいや」
と、諦めてしまう…
というケースがほとんどです。
ある1つの勘違い
あなたが、タイ文字の勉強を
続けることができずに、
挫折してしまうのは、
一体なぜなのでしょうか。
それは、日本人の多くが抱いている、
『大いなる誤解』に起因にしています。
語学学習についての、
「ある1つの誤解」とは何か。
それは…
「まず一番初めに、文字を学習しなければならない」
という誤解です。
あなたもおそらく、タイ語学習開始の時点で…
「まずはタイ文字から」
と、考えていたのではないでしょうか。
でも、結論を先に言うと…
タイ文字は、後からでもいいんです。
文字は中級以降
私はこのサイト内で、繰り返し
- 発音
- 受け答え
- 単語と文章の暗記
この3つのインプットを、
語学学習に必須の要素として、
提唱しています。
見ての通り、この中に、
『タイ文字の学習』
は、入っていません。
タイ文字は、いわば、タイ語学習における、『中級編』の項目です。
ですので、
まずは初級の段階、
- 発音
- 受け答え
- 単語と文章の暗記
この3項目を、
しっかり時間をかけて、
反復練習しましょう。
タイ文字は、
そのあとで覚え始めても、
決して遅くはありません。
英語とはワケが違う
多くの人は…
中学1年生の時に、英語を初めて勉強した時のイメージのままで、タイ語をスタートしようとします。
「中一の時、まずABCの練習から始めたから、
タイ語も、まずはタイ文字からだろう」
という発想です。
しかし、英語のABCとタイ文字とでは、
暗記のための労力が全く違う
ということを、まず認識しなくてはなりません。
ABC26文字に対し、
タイ文字は44文字もあります。
しかもこの44文字は、子音だけです。
「あいうえお」
などを表す母音は、
これとはまた別に、
10数個の『母音記号』というものを、
覚えなくてはなりません。
この時点で、すでに50字以上。
単純に、ABC26文字の
倍の暗記量です。
しかも、タイ文字には…
声調や末子音など、
初心者にとって難解な要素が、
あまりにも多く、
詰め込まれています。
こんなにも難解なタイ文字に、
学習の初級の段階で取り組んでしまうと、
覚えることが多すぎて…
確実に挫折します。
もちろん、中には、挫折せずに続けることができる人もいますが…
そういう人は、むしろ『少数派』です。
挫折する確率のほうが高い
ですので、「タイ文字を1ヶ月で覚える方法」というようなタイトルの本や記事に、騙されてはいけません。
1ヶ月なんて、絶対無理です。
というか、タイ文字が、そんなに簡単に習得できるなら…
「タイ在住者のほとんどが、タイ文字を読めるはずだ」って思いませんか?
でも、実際のところ…
在住者の中でも、タイ文字の読み書きがちゃんとできる人は…
確実に、少数派です。
「タイ文字は、習得できない確率のほうが高い」
ということを、知るべきなのです。
ただし、どうしても「タイ文字を覚えたいっ!」という人は…
⇒【 タイ文字の効率的な学習法 】
の記事でもご紹介していますので、興味のある方は、ぜひ参考になさってみてください。
先に会話を習得しよう
それならば、
難解なタイ文字なんて、
始めはスルーしておいて…
まずは発音練習や単語、例文の
暗記にエネルギーを注いだ方が、
はるかに効率的です。
そのため、まずは
「タイ文字を、全て覚えなければならない」
という誤解を、捨てるようにしましょう。
タイ文字の勉強はあとからでいい
マスターするまでに膨大な時間のかかるタイ文字は…
一旦、先送りにしましょう。
それに、タイ文字を10文字を覚えたところで、その知識は…
タイでの生活に、ほとんど役に立ちません。
しかし、単語を10個覚えれば…
それだけで、会話の内容は、10以上広げることができます。
とにかく初級の段階では、
- 発音
- 受け答え
- 単語と文章の暗記
この3つを、重点的に取り組むようにしましょう。
その結果として、タイ語会話が身につけば…
その方がよっぽど、『身のある』タイ生活を送れると思いませんか?
初級の段階でタイ文字に取り組んでしまうと、挫折する。
まずは、単語や文型の暗記作業を確実に行なうこと。