【タイ語の挨拶】タイ語で「おはよう」と「おやすみ」を何と言うか

Jippibux / Pixabay

สวัสดีครับ/ค่ะ「サワッディー・カップ/カァ」

は、タイ語で最も有名な挨拶言葉ですから、すでにご存知ですよね。

今回は、
「おはよう」や「おやすみ」のような、
時間限定の挨拶を、ご紹介していきます。

タイ語で「おはよう」と「おやすみ」を何と言うか

สวัสดีครับ/ค่ะ
「サワッディー・カップ/カァ」

は、いつでも使える
オールマイティな挨拶ですので、

基本、これだけでも生活に支障はありません。

でも、勉強がある程度進むと、

「”サワディー”だけでは物足りない」

「”おはよう”や”おやすみ”などの、時間限定の挨拶も覚えておきたい」

という気持ちになってきますよね。

สวัสดีครับ/ค่ะ
「サワッディー・カップ/カァ」

これ以外の、
“おはよう”や”おやすみ”などの挨拶も、
一応あります。

「おはよう」は、
「อรุณสวัสดิ์アルン・サワット」

「おやすみ」は、
「ราตรีสวัสดิ์ラートリー・サワット」

と言います。

タイ語は原則後ろから前へ修飾するので、
これも、「サワッディー」が先に来そうなものなのですが、

アルンもラートリーも、
純正タイ語ではなく、インド語源なんです。

インド語源の語は前から後ろへ修飾する、
というルールがあるために、
アルンやラートリーのほうが先に来て、

「อรุณสวัสดิ์
アルン・サワット(おはよう)」
「ราตรีสวัสดิ์
ラートリー・サワット(おやすみ)」

と、このような語順になる、
ということです。

「おはよう」や「おやすみ」が、タイでほとんど使用されない理由

さて、私は先程、

「”おはよう”や”おやすみ”などの挨拶も、
一応あります。」

と、書きました。

「一応ある」

というネガティブな言い方をしたのには、
理由が2つあります。

もともとは翻訳用の言葉

1つめの理由は、

「อรุณสวัสดิ์
アルン・サワット(おはよう)」
「ราตรีสวัสดิ์
ラートリー・サワット(おやすみ)」

これらの挨拶言葉は、
訳語用に作り出された言葉だからです。

つまり、

もともとタイの社会に
存在していなかった挨拶、
ということです。

そのため田舎へ行くと、
これらの挨拶は、
庶民レベルでほとんど使われません。

特に年配のタイ人であれば、

「อรุณสวัสดิ์アルン・サワット(おはよう)」

と言っても、

「ハァ?」

という顔をされます。

訳語用に作り出された語であるため、
外国映画の吹き替え版で使われることがほとんどで、

普段の生活ではほとんど使わないからです。

私も20年間のタイ生活で、

「อรุณสวัสดิ์
アルン・サワット(おはよう)」
「ราตรีสวัสดิ์
ラートリー・サワット(おやすみ)」

これらを聞いたのは、数えるほどしかないです。笑


なので、基本は、

「サワッディーカァ」
だけを覚えておけば、OKです。


そもそも「人と会ったら挨拶する」という概念がない

もう1つの理由としては、

そもそもタイには
「人と会ったときに挨拶をする」
という概念がない、ということです。

朝、人と出会ったときに
挨拶をする習慣があれば、

「アルン・サワット」でも何でも、
とりあえずは何かしら口をついて
出てくるはずですよね。

でもタイには、
その習慣自体がそもそも無いんです。

タイでは、
朝、村の中で村人とすれ違っても、
多くの人は知らん顔をします。


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それが普通だからです。

(その代わりに、「ご飯食べたか」「どこ行くの」などの疑問文を問いかける、という文化があります)



そのため、

たとえ彼らがTVで
「アルン・サワット(おはよう)」
という言葉を知ったとしても、

もともとそういう習慣がないため、
「それを朝会った人に言う」
とまでは考えが及ばないんです。

どうしても挨拶をしたいときはどうすればいいか

こういう事情があるので、
基本、タイ人と朝会ったときの正しい挨拶というのは、
あってないようなものです。

ですので、

「อรุณสวัสดิ์
アルン・サワット(おはよう)」
「ราตรีสวัสดิ์
ラートリー・サワット(おやすみ)」

この2つは、
別に覚えなくても大丈夫です。笑

でも、日本人としては、
朝一発目の挨拶、というのがないと、
どうも落ち着きませんよね。

このため私は、
タイ人相手にも、

「おはよう」

と、
そのまま日本語で言うようにしています。

私のこれまでのデータによれば、
最初相手は「えっ?」という顔をしますが、

大体3回目くらいで、
ちゃんと「オハヨー」と返してくれます。

実際のところ、
タイの人も、日本のアニメなどを通じて、「おはよう」という挨拶を知っていたりします。

こうすれば、自分の周囲だけでも、
「おはよう」を広めることができます。



自分も相手も、
お互いにとって不自然な言葉である
「アルン・サワット(おはよう)」
を交わすくらいなら、

たとえ相手がタイ人であっても、

「おはよう」

と言い合ったほうが、
理に適っていると思いませんか?

「おやすみ」はいくつかある

いっぽう、「おやすみ」のほうは、
いくつかバリエーションがあります。

それは、

ファンディー
(良い夢を)

などの表現。

タイ語には「おやすみ」にあたるフレーズがない代わりに、
こういった、代わりとなるフレーズがあるからです。

ファン・ディー

または

ノーン・ラップ・ファンディー

これらはいずれも、直訳すると、
「良い夢を見てください」ということですが、

これが日本で言う「おやすみ」に相当します。

なので、
寝る前の挨拶としては、

ファンディーナ!
(良い夢を!)

というのが、一番気軽で言いやすいフレーズかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、
タイ語の挨拶言葉として、

「อรุณสวัสดิ์
アルン・サワット(おはよう)」
「ราตรีสวัสดิ์
ラートリー・サワット(おやすみ)」

の2つを、ご紹介しました。

でも、この2つは、
特に田舎であれば、
ほとんど使用されることはありません。

ですので私は、
タイにいるときでも、

「おはよう」
「おやすみ」

は、日本語で言っても構わないと思っています。

なぜなら、もともとタイ語で
そういう言い回しがないからです。

特にタイは、
日本ブーム、日本語ブームですので、

「おはよう」
「おやすみ」

と言われたら、
最初のうちは
構えるかもしれませんが、

慣れれば、
意外とそのまま、
日本語で返してくれます。

ですので、
自分がタイで暮らすコミュニティの中だけでも、

「おはよう」
「おやすみ」

この2つを流行らせていくのも、
面白いと思います。

それではまた。

適当な挨拶言葉がない場合は、日本語で言うのもアリ。


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4 件のコメント

  • コメントありがとうございます!
    元々この記事は、「アルンサワット」と「ラートリーサワット」を紹介する記事だったため、
    「ファンディー」については、特に取り上げていませんでした。
    「ラートリーサワット」はどちらかというと、映画の訳語向けです。
    いっぽう、「ファンディーナ」は口語的な表現で、家族や仲間内で使われます。
    なので、使いやすいのは圧倒的に「ファンディーナ」のほうです。
    今回、「ファンディーナ」も追記しておきました!

  • ふぁんでぃーな
    がお休みなさいだと思っていました。こちらはどんな時に使っているのでしょうか?

  • 共感をいただき、ありがとうございます!
    無理でタイ語で挨拶するより、おはようの方が、しっくりきますよねー

  • 私も現場での朝は”おはよう” ですね!!!
    日本人だから日本語でがよいのかな・・・・
    逆にタイ人に日本語でお早うございますと言われると違和感と余分なことを考えるよね。

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