今回は、「幸せです!」を表すタイ語のフレーズを見ていきましょう。
先日から数回に分けて、【ポジティブタイ語会話】と題し、ポジティブで前向きなタイ語のフレーズをご紹介していますが、
こうしたポジティブな表現は、会話の潤滑油であるばかりか、話すほうも聞くほうも、楽しい気分にさせてくれます。
今回は、「幸せです!」というタイ語の表現を練習して、幸せな気持ちを周囲にも振りまいていきましょう。
「幸せです!」は何と言う?
まず、「幸せ・幸福感」を表すタイ語の名詞は、
●ความสุขコヮーム・スゥク
と言います。
ただし、「ความสุขコヮーム・スゥク」というのは名詞なので、これだけでは、文章として成立しません。
そのため、文章の動詞として、前に「มีミー(ある)」を置きます。
これで、
●มีความสุขミー・コヮーム・スゥク
「幸福を感じている」
「幸せである」
という意味になります。
↓音声はこちらから
非常に重要なタイ語フレーズですので、
ミー・コヮーム・スゥク
ミー・コヮーム・スゥク
ミー・コヮーム・スゥク…
と、何度か復唱して、練習しておきましょう。
英語でもいいの?
しかし、実を言うと…
今回ご紹介している「มีความสุขミー・コヮーム・スゥク」というタイ語をわざわざ言わなくても、
英語で「ハッピー」と言えば、
それで十分通じます。
その際は、タイ語なまりの英語で、
●「ヘァッ・ピー」
と言いますが、カタカナで「ハッピー」でも別に構いません。
ですので、今回の「มีความสุขミー・コヮーム・スゥク」のフレーズを、覚えておくに越したことはありませんが、
もしも忘れてしまったとしても、笑顔で「ハッピー!ハッピー!」と言っておけば、タイでは全く問題ないですよ!
「とても幸せ」は何と言う?
また、【タイ語の副詞】の記事でもご紹介しているように、
「マーク(とても)」や、「ヂンヂン(本当に)」などの副詞を文末に置くことで、文章の意味を強調することができます。
ミー・コヮーム・スゥク・マーク
とても幸せです!
ミー・コヮーム・スゥク・ヂンヂン
本当に幸せです!
などです。
↓音声はこちらから
使う場面は?
「มีความสุขミー・コヮーム・スゥク(幸せです!)」
このフレーズを使う場面としては…
●恋人と、ただ一緒にいるだけで、とても幸せである
●夫婦で長年連れ添ってきて、とても幸せである
●優しい同僚に恵まれて、とても幸せである
●優秀な生徒たちに囲まれて、とても幸せである
●すばらしい友人たちに誕生日を祝ってもらって、とても幸せである
…というような場面です。
とにかく、ちょっとでも「楽しい、嬉しい」ということを感じた時は、どんどん、
「มีความสุขミー・コヮーム・スゥク(幸せです!)」
というフレーズを、声に出して言うようにしましょう。
幸せは、声に出したほうがいい
タイ語学習からは、若干、話が飛躍しますが…
「自分の思念をそのまま声に出せる」というのは、生物的に見てもかなり高度な能力です。
犬や猫は、嬉しいときには、体でも嬉しさを表現しますよね。
でも、人間は、嬉しくなくても、「嬉しい」と発声したり、そういう表情を作ることができます。
そして、不思議なもので、どんなにつらくて悲しいことがあっても、
笑顔で「幸せです」と言ってさえいれば、本当に幸せな気持ちになってくるものです。
幸せ偏差値が高いほうがいい
タイ在住のロングステイヤーのなかには、
「実は、タイはあんまり好きじゃないんだよねー。苦笑」
のようなことを言っている人が、結構います。
そういう人たちは、周囲にも不満のオーラを出しまくっているので、周囲からも疎まれ、
その人自身も、さらに幸せを感じることができなくなる、という悪循環に陥ってしまいます。
そこで、このカテゴリで紹介している、
●ミー・コヮーム・スゥク
幸せです!
●ミー・コヮーム・スゥク・マーク
とても幸せです!
●アーロム・ディー(前回の記事)
上機嫌です!
●ディー・ヂャイ
嬉しい
●サヌゥク
楽しい
…など、これらの、ポジティブなフレーズを、しっかり覚えておいて、
頻繁に声に出すようにしましょう。
たとえ落ち込んでいても、「ポジティブなフレーズを言う」ということを心がけていれば、
それだけで、タイ生活を何倍も楽しむことができますよ!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、タイ語のポジティブな表現として、「幸せです!」というフレーズを、ご紹介してきました。
最後に、今回の表現を、もう一度おさらいしておきましょう。
●ミー・コヮーム・スゥク
幸せです!●ミー・コヮーム・スゥク・マーク
とても幸せです!●ヘァッ・ピー
英語の「Happy」●アーロム・ディー
上機嫌です!●ディー・ヂャイ
嬉しい●サヌゥク
楽しい
はっきり言って、タイ生活を楽しむにあたって、あまり広範なタイ語の知識というのは、そこまで必要ではありません。
それよりもむしろ、こういうポジティブな表現を、カタコトであっても、しっかり声に出すようにして
自分も周囲も、幸せになっていく
そういう人が、タイ生活を心から楽しむことができる人です。