どうもこんにちは、でんいちです。
今回は、「ティッシュ」を表すタイ語を見ていきます。
動画はこちら
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ティッシュは外来語なので、
タイ語でもそのままティッシュと言います。
ただし、
タイ語には声調がありますので、
語尾に「3声」の声調が加わります。
3声の声調で、ストンと落ちるような音になり、
ทิชชู่
「ティッチュゥー」
みたいな発音になります。
また、「紙」のことは「ガダーッ」と言いますので、
「ティッシュペーパー」という意味で
「ガダーッ・ティッシュゥー」
と言うこともあります。
ただし、この「ガダーッ・ティッシュゥー」という言い方は、
どちらかというとフォーマルで、商品名を言う時のようなニュアンスなので、
日常会話では、「ティッシュゥー」だけで全く問題なく通じます。
また、「取ってください」はタイ語で「アオ・マー・ハイノォーイ」と言います。
もしも、
「○○を取ってください」と言いたいときは、「アオ」と「マー」の間に物の名前を挟んで、
「アオ・○○・マー・ハイノォーイ」と言います。
なので、「ティッシュを取ってください」であれば、
「アオ・ティッシュゥー・マー・ハイノォーイ」になります。
では、これらのタイ語音声を聞いてみましょう。
ティッシュゥー
(ティッシュ)
kra-dàat thít-chûu
ガダーッ・ティッシュゥー
(ティッシュペーパー)
ao thít-chûu maa hâi nɔ̀ɔi
アオ・ティッシュゥー・マー・ハイノォーイ
(ティッシュを取ってください)
タイの食堂で指を拭いたり、テーブルにこぼしたナンプラーを拭く時などに、
「アオ・ティッシュゥー・マー・ハイノォーイ」というフレーズをぜひ使ってみましょう。
はい、では、「ティッチュゥゥー」というタイ語について、もう少し深掘りしていきます。
タイ語の「ティッチュゥー」の意味はティッシュですが、
日本語のティッシュと、タイ語のティッシュは、意味内容が微妙に違います。
日本語でティッシュというと、普通は、箱に入ったティッシュペーパーを指します。
しかし、タイ語の「ティッシュゥー」という言葉は、
箱のティッシュとトイレットペーパーの両方を指します。
つまり、タイでは、
トイレットペーパーのことも、ティッシュと呼んでいる、ということです。
なので、
もしもみなさんがタイに行って、タイ人に「ティッシュを下さい」と言った場合、
トイレットペーパーを渡される可能性があります。
タイに限らず、外国語の学習においては、こういうケースがよくあります。
ある外国語の単語が、日本語と同じように見えても、指すものが日本と外国とで微妙に違うというケースです。
今回のタイ語の「ティッシュ」はその典型例だと言えます。
なので、
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このことを、しっかり覚えておく必要があります。
一般の日本の人の感覚からすると、
トイレットペーパーで口や手を拭くことに違和感を感じるかもしれません。
しかし、、
東南アジアでの生活に慣れると、むしろ、
ティッシュとトイレットペーパーをわざわざ使い分けることの方が、よっぽど面倒で非合理的であると感じます。
僕は、もう10年以上もタイの田舎の村で生活をしていますので、
そうなると、普段の生活では箱のティッシュペーパーというものをほとんど見る機会はありません。
バンコクなどの都市部では、普通にティッシュペーパーを使っている人も増えて来てはいます。
しかし、
都市部から一歩離れると、一般庶民の家庭では、まだまだトイレットペーパーが主流で、トイレットペーパーをティッシュとして使用しています。
タイでのそうした生活で重宝するのが、このトイレットペーパー立てです。
みなさんもタイへ旅行に行った時に、見たことがあるかもしれませんが、
タイでは、この写真のような「トイレットペーパーを立てるための容器」というものが存在します。
この容器の最大の特徴は、トイレットペーパーを外側から使うのではなく、芯のほうから使う、という点です。
僕は、タイでこれを初めて見た時は、ちょっとしたカルチャーショックを受けたことを覚えています。
「トイレットペーパーを内側から使い始めるなんて、なんと合理的なんだ!!」
と感動したものです。
トイレットペーパーの芯を抜いて、内側から使うことによって得られるメリットは大きく2つあります。
1つは、トイレットペーパーを片手で操作できることです。
いざやってみると分かりますが、地面に置いてあるトイレットペーパーを、片手で巻き取りながら片手で切る、というのはなかなか難しいです。
なぜなら、トイレットペーパーを引っ張ろうとすると、コロコロと転がっていってしまうからです。
そのため、地面に置いてあるトイレットペーパーを外側から巻取ろうとする場合は、
必ず、もう一方の手でトイレットペーパーを支えなくてはなりません。
しかし、内側から使う場合は、、
トイレットペーパーを直立させて、中心からするするすると引っ張ることができますから、
片手で十分操作が可能になります。これは、控えめに言ってもかなり合理的な方法だと思います。
トイレットペーパーの芯を抜くことによって得られる、もう一つの大きなメリット、、
それは、収納スペースを半減できることです。
芯を抜いてグッと押すと、このようにぺしゃんこになります。
この状態なら、カバンに2、3個詰めても、それほどかさばらないので、旅行に持って行くときも非常にラクです。
以上が、トイレットペーパーを内側から使うメリットです。
このように見ていくと、この使用法は、やはりかなり合理的だと言えます。
はい、今回はトイレットペーパーのお話でした。
タイ語のティッシュゥゥーと、日本語のティッシュ、
この2つは、言葉は同じでも、指しているものが微妙に違います。
タイ語では、「ティッシュゥゥー」という言葉が、箱のティッシュとトイレットペーパーの両方を指し、
しかも、タイの田舎へ行けば行くほど、トイレットペーパーがティッシュとして使用されます。
こういうことを覚えておくのも、語学の勉強の面白さだと言えます。
では、最後にもう一度、今回ご紹介したタイ語音声を聞いてみましょう。
ティッシュゥー
(ティッシュ)
kra-dàat thít-chûu
ガダーッ・ティッシュゥー
(ティッシュペーパー)
ao thít-chûu maa hâi nɔ̀ɔi
アオ・ティッシュゥー・マー・ハイノォーイ
(ティッシュを取ってください)
では、本日の動画は以上になります。
どうもご視聴ありがとうございました。