どうもこんにちは、でんいちです。
ドアはタイ語で「ประตู パトゥー」と言います。
今日は、「ドアの開け閉め」に関するタイ語を見ていきます。
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はい、ここで、タイ語の法則を1つご紹介します。
それは、
という法則です。
タイ語でドアを意味する「パトゥー」は、
発音記号では、
「pra-tuu」
↑
このように書きます。
これは、pとrの二重子音なので、
厳密に言うと、プラトゥーと読むのが正しい発音です。
しかし、先ほどお話ししたように、
という法則がありますので、
[pra-tuu]の[r]の音が脱落して、[pa-tuu]という発音になるわけです。
この二重子音の[L/R]が脱落して発音される単語は、日常語の中にも、けっこうたくさんあります。
たとえば、先日ご紹介した「紙」という意味の
「ガダーッ」
これも、二重子音なので、正しい発音だとkradaatになるのですが、
会話では、[r]が抜けて「ガダーッ」と発音されます。
また、ここが重要なところですが…
[r]を抜いて読んだ方が、はるかに簡単です。つまり、二重子音の[r]を抜いて読むことで、こちらとしても発音しやすく、
また、相手のタイ人も、同じように[r]を抜いて読んでいることが多いため、
お互いそのほうが分かりやすい
ということです。
実際のところ、、
二重子音の[kra]や[pra]などの音を一息で読むのは、はじめのうちはけっこう難しいです。
なので、タイ語で[kra][pra]の音を言う時は[r]を抜いて、
[ka][pa]と読んだ方が圧倒的にラクになります。なので、紙のグラダーッは、二重子音の[r]を抜いて、「ガダーッ」。
そして、
今回のテーマであるドアの[pra-tuu]も、
[r]を抜いて、[pa-tuu]という発音で覚えておきましょう。
なお、日本語では、ドア、扉、門、門扉など、色々な言葉がありますが、
タイ語では、これらはすべてパトゥーと言います。
なので、家のドアをパトゥーと呼ぶだけでなく、庭の入り口や、門扉のこともパトゥーと言います。
タイ北部の都市、チェンマイの城壁には、ターペー門という有名な門があるのですが、
これも、タイ語では、
「パトゥー・ターペー」と言います。
つまり、「パトゥー」は、
部屋のドアだけではなく、このような大きい城壁の門のことも、パトゥーと呼ぶ、ということです。
ちなみに、バンコクの有名な市場に「プラトゥーナム市場」というのがありますが、
「プラトゥーナム」はタイ語の発音だと、「パトゥー・ナーム」になります。
「パトゥー・ナーム」は水の門で、
つまり「水門」という意味です。
はい、では次は、動詞と組み合わせてフレーズで言う練習をしてみましょう。
タイ語で
「閉める」は「pìt」
と言います。
意味は正反対なのに、発音がよく似ているので、要注意です。
「開ける」はあいまい母音なので、口をだらんと開けて、「pə̀ət」と発音します。
これに対し、閉めるは母音は「イ」の音で、「pìt」と言います。
「pìt(閉める)」
この2つは、セットで覚えておいてください。
そして、タイ語では、動詞目的語の順に言いますので、
「pìt pa-tuu (ドアを閉める)」
という意味になります。
また、文の終わりに「ハイノォーイ」をつけると、
「~してください」と依頼を表す言い方になりますので、
(ドアを開けてください)
ピット・パトゥー・ハイノォーイ
(ドアを閉めてください)
という意味になります。
たとえば、両手に荷物を持っていて手でドアを開けられない時などに、
(ドアを開けてください)
と言えば、ドアを開けてもらうことができます。
生活でもよく使いますので、
(ドアを開けてください)
ピット・パトゥー・ハイノォーイ
(ドアを閉めてください)
この2つは、丸暗記しておきましょう。
では、最後にこれらのフレーズのタイ語音声を聞いてみましょう。
はい、今回は、
pə̀ət pa-tuu
プーッ・パトゥー(ドアを開ける)
pìt pa-tuu
ピッ・パトゥー(ドアを閉める)
pə̀ət pa-tuu hâi nɔ̀ɔi
プーッ・パトゥー・ハイノォーイ
(ドアを開けてください)
pìt pa-tuu hâi nɔ̀ɔi
ピッ・パトゥー・ハイノォーイ
(ドアを閉めてください)
これらをフレーズをご紹介しました。
タイ語の「プラトゥー」という発音を「パトゥー」と読むと、
発音がしやすくなって、難易度が一気に下がりますので、特に初心者の方にはおすすめです。
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これは、かなり有益な知識になりますので、ぜひ覚えておいてください。
では、今回の動画は以上になります。
どうも、ご視聴ありがとうございました!