どうもこんにちは、でんいちです。
ズボンはタイ語で、
kaaŋ-keeŋ ガンケーンと言います。
今回は、「ズボンやパンツ」に関するタイ語を見ていきます。
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↓
今回の内容は、この「ガンケーン」という単語が基本になりますので、
まずは、このガンケーンを正しく発音できるようにしておきましょう。
発音記号を見ると、
(kaaŋ-keeŋ)
↑
声調記号が付いていないので、
この場合は、第1声を表します。
つまり、
ということになります。
では次は「パンツ」を表すタイ語対応を見ていきます。
先日、
とお話しました。
今回ご紹介する、
ズボンとパンツも同様です。
パンツはタイ語で、
「ガンケーン・ナイ」
タイ語は、後ろから前に訳しますので、ガンケーン・ナイは直訳すると、
「中のズボン」「内側のズボン」という意味になります。
「ナイ」というのは、タイ語で「中、内側」という意味です。
これは偶然ですが、
漢字の「内」と意味も発音も似ているので、覚えやすいと思います。
また、これも偶然ですが、
タイ語のガンケーン・ナイは、日本語の「関係ない」という言葉と響きがとてもよく似ているので、
という語呂合わせで覚えることができます
では、タイ語のズボンとパンツ、
ガンケーン・ナイ
これらの単語のタイ語音声を聞いてみましょう。
では次に、動詞と組み合わせていきます。
「はく」はタイ語で、
「サイ」と言います。
「サイ」はかなり使用範囲が広く、
服を着る、ズボンをはく、靴を履く、、など、
こういった動詞は、すべて「サイ」の一言で表現します。
また、先日ご紹介した、「コーヒーに砂糖を入れる」という時の「入れる」も「サイ」と言います。
なので、
「サイ」という動詞は、「入れる、着る、履く」など、非常に意味の幅が広く、
日常生活で最もよく使われる動詞の一つです。
今回のガンケーン(ズボン)やガンケーン・ナイ(パンツ)も、動詞は「サイ」を使います。
ズボンをはく
サイ・ガンケーンナイ
パンツをはく
↑
これらのフレーズは、否定文を言う機会も多いと思いますので、
否定文の言い方も練習しておきます。
タイ語の否定文は、
動詞の前に「マイ」を置きます。
なので、
「マイ・サイ」と言えば、これで、着ない、はかない、などの意味を表します。
ズボンを履かない
という意味になります。
はい、では今回も、タイ語の「法則」を一つご紹介します。
それは、長い単語は省略されるという法則です。
タイ語の日常語は、短い音の単語が多く、、
日常語のほとんどは、カーオ(ごはん)やナーム(水)など、1音節だけです。
今回ご紹介したガンケーンナイは、
ガン・ケーン・ナイで3音節もありますから、
これはタイ語の日常語の中では、かなり長い単語の部類に入ります。
なので「長い単語は省略される」の法則に従い、ガンケーン・ナイも省略されます。
ガンケーン・ナイ
をタイ文字で書くと、
↑
このようになり、
このうち、子音の文字だけを抽出すると、
↑
このようになります。
これで、「ゴーゴーノー」と発音し、
パンツを意味するガンケーン・ナイの略称となります。
「ゴーゴーノー」という言い方は、略称でもあり、いわば、パンツを意味するスラングのような言葉になりますので、
「ゴーゴーノー」という表現も合わせて覚えておきましょう。
タイ語では、このように、
と言う法則があります。
これ以外にも、例えば、
バンコクのタイ語名は、「クルンテープ・マハーナコーン」というのですが、
この「クルンテープ・マハーナコーン」の頭文字、「k,t,m」だけを取って、
「ゴートーモー(ก ท ม)」と呼ぶことがあります。
「ゴートーモー」とはつまり、
バンコクのタイ語名である「クルンテープ・マハーナコーン」という頭文字をとった略称である、ということです。
今回ご紹介したガンケーン・ナイも、3音節もある長い単語なので、省略して頭文字だけをとって、
「ゴーゴーノー(ก ก น)」
という名称になるわけです。
なので、
もしも、みなさんがタイの市場へ行った時に、売り子さんが通行人に対して、「ゴーゴーノー」「ゴーゴーノー」と言っていた場合は、、
それはつまり、下着のお店だろう、と推測できるわけです。
では最後に、今回ご紹介した単語のタイ語音声を、通して聴いてみましょう。
ガンケーン(ズボン)
กางเกงใน kaaŋ-keeŋ-nai
ガンケーン・ナイ(パンツ)
ใส่กางเกง sài kaaŋ-keeŋ
サイ・ガンケーン
(ズボンをはく)
ไม่ใส่กางเกง mâi sài kaaŋ-keeŋ
マイ・サイ・ガンケーン
(ズボンをはかない)
ก.ก.น. kɔɔ kɔɔ nɔɔ ゴーゴーノー
ガンケーン・ナイ(パンツ)の略称
【ふりかえり】
では、今回の内容を振り返っておきます。
ズボンを「はく」という時は、「サイ」という動詞を使います。
パンツを意味するガンケーン・ナイは、直訳すると中のズボンという意味です。
昔から、日本人のタイ語学習者の間では、ガンケーン・ナイを「関係ない」という語呂合わせで覚えるのが流行していました。
ガンケーン・ナイという単語と、その略称である、「ゴーゴーノー」という言い方も、合わせて覚えておきましょう。
……今回は、ズボン・パンツなどに関するタイ語表現をご紹介してきました。
ぜひ、参考にしてみてください。
では、本日の動画は以上になります。
どうもご視聴ありがとうございました!!