声が高いと、タイ語が上手に聞こえる?~タイ語も歌も確実にうまくなるトレーニング法

Singer, Karaoke

「タイ語が上手に発音できない」と、悩んでいませんか?

あるいは、

「あの人のタイ語はとても上手に聞こえるけど、一体どうして?」と、考えてみたことはありませんか?

今回は、

「高くてきれいな声が出せる人はタイ語も上手?
たった1分でタイ語も歌も確実にうまくなる、
5つのトレーニング法」

と題し、

タイ語の上達のための重要な要素の1つである、
「声」についての話をしてみようと思います。

地声で話さないことが、
タイ語上達のコツ

日本人や、その他の外国人が話す
タイ語を聞いていて、

「あ、この人、タイ語が上手だ!」

と感じたことはないでしょうか。

私は、
「タイ語が上手だ」
と感じる人たちの声を聞いていて、

ある1つの共通点があることに気がつきました。

それは、
タイ語が上手な人の多くは、

普通に母国語で話している時と、
タイ語を話してる時とで、
声質が違う

ということです。

彼らは、
母国語を話す時は地声で話します。

しかし、タイ語を話すときは、
地声よりも若干高めか、

あるいは、地声とは少し違った音域で、
話しているんです。

例えて言えば、
芸人の声真似のようなものです。

ある別の人になりきるために声質を変える、

というのと同じように、

タイ人になりきるために、
タイ語用の声質に変える、

ということです。

私の感覚では、
これができる人がタイ語を話すと、
とても上手に聞こえます。

タイ語は、日本語よりも音域が高い

「タイ語って、音が高いよね」

と、感じたことはありませんか。

具体的な周波数については、
資料がないのでよく分かりませんが、

全般的にタイ語は、
日本語よりも音域が高いです。

これが意味することは何か。

地声が低い人は、
そのままの低い声でタイ語を話してしまうと、
タイ語っぽく聞こえない、

ということです。

でも、
勘違いしないでくださいね。

私は、
「声が低い人がタイ語が下手だ」
と言っているのではありません。

もちろん、声が低い人たちの中にも、
タイ語が上手な人はたくさんいます。

私が言いたいのは、

「タイ語が上手でない人が、
低い声で発音してしまうと、
さらに下手に聞こえてしまう」

そして、

「タイ語が上手でなくても、
高い声で発音している人は、
なんとなく上手に聞こえる」

ということなんです。

タイ語を話す時に、
意識して声を高めに出せば、
タイ語っぽく聞こえる。

これ、けっこう重要です。

いわば、タイ語っぽく話すための、
「コツ」のようなものです。

日本語の感覚でボソボソッと話してしまうと、
タイ語の高い音域に対応できない

タイ語には声調が5つありますが、
このうち一番高いのは、4番目、
第4声の上声です。

第4声というのは、
高いところからさらに高く上げる声で、

日常語の中だと、

น้ำナーム ↗ (水)
ร้อนろォーン ↗ (暑い)
มดモット ↗ (アリ)

などがあります。
(↗は、音の上がり具合を表す)

日本人の場合、
第4声、上声を発音するときは、

よほど意識して高く音を出さないと、
タイ語っぽく聞こえません。

このことは、
あんまり言う人が少ないですが、

私は、
「声が低い」というのは、
タイ語学習においては
結構大きなハンデだと思います。

地声が低い人が、
地声でタイ語を話してしまうと、

その時点で、
タイ語っぽく聞こえなくなってしまうからです。

逆に言えば、

「タイ語が上達したい!」
と、考えている人は、

高い声を出すための練習が、
タイ語の上達にはかなり効果的である

と言えます。

たった1分で高い声が簡単に出せるようになる、5つの練習方法

声を高く出すには、
ドレミの音階を上げるよりも、

声質そのものを高くするほうが、楽です。

音階を上げようと思ったら、
会話のたびにいちいち意識して調節しなければいけませんが、

声質そのものを変えて、
「タイ語を話すときの声質はこれ」
というように、

自分の中で
声をまるごと切り替えてしまえば、

1つ1つの発音の際に、
考えなくてもすみます。

声質を変えるには、
ボイストレーニングを行うことが、
やはり最も有効です。


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歌手の人って、
地声と歌声が全然違いますよね。

それを、私達も、
日本語とタイ語でやってしまおう、
というわけです。

ボイストレーニングといっても、
プロの歌手がやっているような
特別難しい練習は、必要ありません。

以下に紹介する練習方法を、
そのまま実践すれば、OKです。

自宅で気軽にできるボイストレーニング

具体的には、

  • 音をカツーンと歯に当てる
  • 音を頭の上からポーンと出す
  • アッアッアッと腹式呼吸をする
  • ニーッと口角を上げる
  • んがぁーっと鼻の奥に広い空間を作る

などです。

これを毎日1分ずつでも練習していれば、
高い音が自然と出せるようになっていきますよ!

また、これらは、
壁を押しながら行なうと、

お腹に「ふんっ」と力が入りますので、
より効果的です。

ざっくり言うと、

タイ語を話すときは、
普段日本語を話すときよりも、

音を大体4つぐらい上げると、上手に聞こえます。

普段の日本語が「ド」であれば、
タイ語は「ファ」ぐらいの感覚です。

♪ドぉーーーーーー

と地声で言ってみてください。
これが、普段の日本語の音階です。

次に

♪ファぁーーーーーー

と、少しキレイめの声で言ってみましょう。

これが、タイ語を話すときの音階です。

タイ語が上手になって、歌の練習もでき、一石二鳥

「声を高くする」というと、

なんだか大変そう、
と感じる人もいますが、

意識して「高くしよう」とするから
大変なのであって、

声そのものが高くなれば、
意識しなくても、
高い声は自然と出せるようになっていきます。

それに、

これができれば、
タイ語会話よりもまず、
確実に歌が上手になります。

ですので、

「勉強のためにボイストレーニングなんてしたくない」

と考えている人は、
歌の練習だと考えればいいと思います。

つまり、

歌の練習をして
歌が上手に歌えるようになれば、

結果的にタイ語も上手くなる、

ということです。

かく言う私も、
特別声質が良いわけでもありませんし、
声が高いわけでもありません。

しかし、
これらの練習をしていたら、
歌で自然と高い音が出せるようになって、

結果として、
タイ語っぽい声質が身につき、

かなり自然なタイ語を
発音することができるようになりました。

まとめ

いかがでしたか?
今回はタイ語会話上達の秘訣の1つとして、

「ボイストレーニングで声質を変え、
高くて綺麗な声が自然と出せるようにする」

というのをご紹介してきました。

ボイストレーニングや
声質の改善というと、

なんだか大変なことのように
感じてしまうかもしれませんが、

毎日のちょっとした発声練習で、
声質はすぐに改善できます。

今回は、
自宅で気軽にできるボイストレーニングとして、

  • 音をカツーンと歯に当てる
  • 音を頭の上からポーンと出す
  • アッアッアッと腹式呼吸をする
  • ニーッと口角を上げる
  • んがぁーっと鼻の奥に広い空間を作る

の5つをご紹介しました。

また、これらは、
壁を押しながら行なうと、
お腹に自然と力が入りますので、より効果的です。

そして、この練習を通じて、

タイ語用の声を身に着けてしまおう、

というわけです。

タイ語の声調や発音は、
それだけを練習しても、
なかなかすぐには身に付きませんが、

「タイ語用の声」
というものを初めに準備しておけば、

タイ人の発音を聞いて
それを真似することも可能になりますから、
タイ語の発音がぐっとしやすくなります。

それで歌も上手になれば、
趣味も増えて、一石二鳥です。

もしもあなたが今、
タイ語を勉強していて、

タイ語の発音がどうも上手にできない、

と悩んでいるなら、

ぜひ、
ボイストレーニングをおすすめします。

ある程度練習すれば、
これだけでも、
タイ語の発音が飛躍的に上達しますよ!

それではまた。

外国語を学習する時、その言語の音域を真似ることができれば、上達のスピードは格段に速くなる。


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