タイ語で数字の「101」は何と言う?「11」との違いは?

タイ語 タイ文字 数字

「タイ語で、数字の101は何と言うのか」

これは、タイ語会話にある程度慣れた人であれば一度は感じたことのある疑問の1つです。

今回は、「タイ語の101」というテーマについて、見ていきましょう。

タイ語の数字「11」について

まず、今回のテーマを考えるにあたり、

以下のポイントを、必要な基礎知識として、押さえておく必要があります。

●タイ語で「1」は「ヌン」という

●タイ語で「10」は「スィップ」という

●2ケタ以上の数字では、一の位が「1」の時は「エット」と読む

●「11」は「スィップ・ヌン」ではなく、
「スィップ・エット」になる

……というのがタイ語の数字のルールです。

一の位が「1」のタイ語

このルールは、11、21、31など、「一の位が1のとき」に適用されます。

そのため、

41なら、スィー・スィップ・エット

51なら、ハー・スィップ・エット

と、なります。

それほど難しくはない

一見すると、ややこしそうなルールですが、逆に言えば、

「なんじゅういち」という時の「いち」は「エット」と読む

というルールさえ覚えてしまえば、あとは特に複雑なことはないので、

「11(スィップ・エット)」

と、正しく発音することは、それほど難しいことではありません。

タイ語で「101」は何と言うのか

問題は、この先。

「では、101はタイ語で何と言うのか」

というのが、今回のテーマです。

上記のルールは、

「なんじゅういち」という時の「いち」は「エット」と読む

というものでした。

で、あるならば、

「101」、つまり、「ひゃく・とんで・いち」の場合はどうなるのか、という事です。

タイ人の答えは……

「101」という数字をタイ人に見せると、彼らは何と読むでしょうか。

なんと、意外にも、
回答は2つに割れます。

つまり、同じタイ人であっても、「101」という数字を見た時に、

「ヌン・ロォーイ・ヌン」
と読む人もいれば、

「ヌン・ロォーイ・エット」
と読む人もいる

ということです。

タイ人も知らない?

これはなんとも、意外な感じですよね。

「101」という数字は、そこまでキリの悪い数字でもなく、日常生活でわりと見かけそうなものです。

それなのに、
「タイ語の101の読み方は、2通りに分かれる」

というのは、日本人からすると、違和感を覚えます。

正しい読みはどっち?

「正解」を先に言うと……

「ヌン・ロォーイ・エット」
が正解です。

これは、タイ語学科のタイ人の先生に聞いた話なので、確実に正しい答えです。

エットのルールとは

つまり、冒頭でご紹介した「エット」のルールは、「2ケタ」だけに限定されるのではなく……

「百・とんで・いち」でも、
「千・とんで・いち」でも、

同じように、「エット」と読む

ということなのです。

タイ語で「エット」と読むときのルール

なので、

「エット」のルールをまとめると、次のようになります。

「11以上の数字であれば、3ケタでも4ケタでも、一の位が1のとき、その1は『エット』と読む」

これで一旦、
問題は解決しました。

タイータイ人ータイ語にまつわる謎

しかし、
ここでもう1つ、疑問が生じます。

それは、

「なぜタイ人の回答は統一されていないのか」
という疑問です。

「正しいタイ語」は庶民にはあまり浸透していない?

これはおそらく、タイの人たちが……

●「エット」は、下2ケタが11~91のときに限られる、と「思い込んでいる」

●そのため、101や1001など、「十の位が0」のときは、「エット」のルールが適用されない、と「思い込んでいる」


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●「ヌン・ロォーイ・ヌン」「ヌン・パン・ヌン」と読む、と「思い込んでいる」

等々、と推測されます。

要は、「思い込み・勘違い」です。

タイ人は学校で習うけれど……

一応、タイの小中学校では、

「101はヌン・ロォーイ・エットが正しい」
と、授業で習います。

しかし、習いはするものの、

「101」という数字が生活で登場する機会が少ないため、多くのタイ人は、「エット」のルールを忘れてしまうのでしょう。

間違ったタイ語の方が広まっている、という事実

なので、実を言うと……

タイの一般庶民との会話では、「101」を「ヌン・ロォーイ・ヌン」と読む人の方が、「圧倒的に」多い印象です。

そのため、「101」を読むとき、正しい読み方は「ヌン・ロォーイ・エット」なのですが、

庶民の間では、あまりにも多くのタイ人が「間違えて」読んでいるため、

「ヌン・ロォーイ・ヌン」のほうがむしろ市民権を得ているような感じになっている

と、いうわけです。

タイ語 タイ文字 数字

日本語で例えると……

この状況は、日本語で例えると、

【相殺】

正)「そうさい」
誤)「そうさつ」

の状況と、非常によく似ています。

現在の日本では、「相殺」を「そうさつ」と呼んでいる人があまりにも多くなったため、

「そうさい」を知っている人も、わざわざそれを指摘しなくなりました。

なぜなら、間違いを指摘して、会話のリズムを止め、悪者になるぐらいなら……

スルーして会話を続けた方が、
全員にとって効率的だからです。

相殺を「そうさつ」と読む人が増えていく

なにせ、IME変換でも、「そうさつ」と入力すれば「相殺」と表示されるほどです。

こうなるともはや、正しい読みを知る機会は、どんどん少なくなっていきます。

そして、本来誤っていたはずの「そうさつ」が、どんどん市民権を得ていく、というわけです。

こうして「ヌン・ロォーイ・ヌン」が普及する

今回のテーマ、タイ語の101、「ヌン・ロォーイ・ヌン」も、これと全く同じ状況です。

正式なタイ語文法的には、「ヌン・ロォーイ・エット」が正しいです。

しかし、タイの一般庶民同士の会話では、そんなことを誰も指摘しないため、

「ヌン・ロォーイ・ヌン」と読む人の比率が増えていった、ということになります。

結論

【原則】

●11以上の数字で、一の位の1はエットと読む

●11は、「スィップ・エット」

●101は、「ヌン・ロォーイ・エット」

●1001は、「ヌン・パン・エット」

●ただし、タイの一般庶民の間では、

 「101=ヌン・ロォーイ・ヌン」
 「1001=ヌン・パン・ヌン」

 と、読まれることが多い

……以上が、今回のポイントになります。

相手による?

一言でまとめると、「相手による」ってことです。

間違う人もいるし、正しく読む人もいて、人それぞれです。

最も重要なことは……

日本人がタイ人に、「正しいタイ語」なんてものを指摘したところで、お互いメリットは少ない、ということです。

むしろ、指摘したことで、相手を怒らせてしまう事だってあるかもしれません。

なので、今回の内容は、「豆知識」として押さえる程度にしておいて、

基本は、相手の言い方に合わせておくのが、無難だと思います。



また、今回の記事を読んで、タイ語の11以外のほかの数詞も気になった方は、こちらの記事も、参考になさってみてください。
↓↓
【タイ語の数字1~100】



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