タイには、タイ文字だけでなく、
「タイ数字」
というものがあります。
タイ数字とは?
タイ数字とは、タイだけで使われている数字のことで、
中国で言うところの「漢数字」にあたるものです。
今回は、そんなタイ数字について、勉強していきます。
タイ数字はあまり使わない?
実は、タイの日常生活では、タイ数字はめったに使用されません。
使う場面としては、
・タイの紙幣
・観光地のタイ人料金の記載
……この3つぐらいです。
なぜなら、これ以外の場面では、普通のアラビア数字の「1,2,3」だけで、ほぼ事足りるからです。
タイ数字は覚えなくていい?
タイ数字は、タイでの生活においても、使用される場面が非常に限られています。
そのため、実を言うと……
タイ数字を覚えなくても、
生活にはほとんど支障はありません。
趣味・教養としてタイ数字を知っておく
なので、我々外国人がタイ数字を知るメリットというのは、
これはもう完全に、「趣味・教養」の世界です。
「タイ数字読めるんですか?
すごいですね!」
という称賛を得るためだけのツール、
と言っても過言ではないでしょう。笑
ただし、何事も、知らぬよりは知っておくに越したことはありません。
以上を踏まえたうえで、
早速、タイ数字を見ていきましょう。
タイ数字の1~10
タイ数字の1から10は、次のような形をしています。
2 ๒
3 ๓
4 ๔
5 ๕
6 ๖
7 ๗
8 ๘
9 ๙
10 ๑๐
かなりややこしい形に見えますが、一応、「覚え方」のようなものもあります。
タイ数字の1 ๑
まず、1は一番初めの数字ですので、これは「ガチで」覚える必要があります。
๑
これで、タイ数字の1「๑」になります。
すべて丸からスタート
なお、これ以降の数字も、
すべて「丸から書き始める」というルールがあります。
なので、タイ数字は、形が少し複雑に思えるかもしれませんが、書き順は非常にシンプルです。
「必ず丸から」というルールがある以上、書き順を間違えることはありません。
なぜなら、たとえ、タイ数字の細かい書き方が分からなくても…
とりあえず、形を見て、丸から書き始めれば、それがタイ数字の正しい書き順になるからです。
タイ数字の3 ๓
では、次に2をいったん飛ばして、
タイ数字の3「๓」を先に覚えます。
๓
見ての通り、アラビア数字の3を、左側にパタンと倒したような形をしています。
「orz」みたいな感じで、覚えやすいですよね。
と、覚えておきましょう。
タイ数字の2と7 ๒,๗
次は、2と7です。
先ほど、なぜ2を飛ばしたのかと言うと、
2,3,7が、それぞれ、次のような形をしているからです。
๓(3)
๗(7)
見ての通り、「๓(3)」の形が元になっていて、
2と7は、まるでそこから「派生した」ような形をしています。
左に伸ばしたものが、๒(2)
・๓(3)の線を、
右に伸ばしたものが、๗(7)
という風に、「๒(2)๓(3)๗(7)」の3つをセットで覚えておきましょう。
タイ数字の4 ๔
タイ数字の4は、ちょうど、三角定規のような、直角二等辺三角形のような形をしています。
๔
なので、タイ数字の4も、数字の4と同じで、
と、覚えておきましょう。
タイ数字の5 ๕
タイ数字の5は、๔(4)の頭の上に1つ「 ゜まる」を加えたものです。
๕
なので、4からの派生で、
๔+ ゜=๕
と、覚えておきましょう。
タイ数字の6 ๖
タイ数字の6は、少し覚えやすいです。
๖
「6の左右逆」
のようになっています。
タイ数字の8 ๘
๘
タイ数字の8は、形がちょっと覚えにくいので、
と、無理やりこじつけで覚えてしまいましょう。
タイ数字の9 ๙
๙
タイ数字の9も、同様です。
これまた、形が非常に覚えにくいので、
先ほどと同様、
という覚え方で良いと思います。
また、偶然ではありますが、実際のところ、「九」と「๙」は形がよく似ています。
タイ数字のゼロ ๐
最後に、タイ数字のゼロは、「๐」です。
丸だけなので、これは分かりやすいですよね。
「10」と書きたいときは、アラビア数字と同様、「イチ、ゼロ」と書くので、
「๑๐」になります。
タイ数字「1~10」まとめ
以上が、タイ数字の1から10です。
最後にもう一度、見ておきましょう。
2 ๒
3 ๓
4 ๔
5 ๕
6 ๖
7 ๗
8 ๘
9 ๙
10 ๑๐
……いかがでしょう。
こうして見ると、「複雑すぎて覚えられない」というような形はないと思います。
とりあえず必要なのは、「1,2,5」です。
なぜなら、私たちがタイの紙幣で見かけるのは、
50バーツ札 ๕๐
100バーツ札 ๑๐๐
500バーツ札 ๕๐๐
↑
これらの数字だからです。
なので、まずは、頻度の高い「1,2,5」の3つの数字を覚えておくのが、理に適っています。
その上で、3や4などの数字も随時覚えていく、という覚え方が良いと思います。
何事も、慣れが肝心です。
複雑なタイ数字にも、少しずつ、慣れていくようにしましょう!
では、本日はここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
またよろしくお願いします。