前回の記事では、あなたが海外留学・海外生活を始めるにあたって、
について、ご紹介してきました。
今回は、その後編として…
あなたが日本を旅立つ前に、必ず日本でやっておくべき、「2つのこと」を、ご紹介していきます!
あまりみんな言わないけれど意外と必要なこと
前回と同様、このサイトでは基本的に、
「あまりみんな言わないけれど意外と必要なこと」について、ご紹介しています。
つまり、今回の「留学に出発するまでに、日本にいる間に必ずやっておくべきこと」というテーマを考えるにあたり…
・単語をたくさん覚える
こんなことは「当然」のことですので、
わざわざ、ここで強調する必要なんてありませんよね。
それに、普通、留学が決まった人は、誰に言われなくっても、多少は勉強するものです。
それよりも、私がここで強調したいのは、
「あまりみんな言わないけれど、意外と必要なこと」です。
では、あなたが日本で今のうちにやっておくべき、「2つのこと」を、順にご紹介していきます!
1.趣味を持つ
1つめは、前回の内容とも重複しますが、
『趣味を持つこと』です。
ある意味、趣味は、「勉強そのもの」よりも、はるかに大切だと言えます。
留学して、数ヶ月も住んで勉強していれば、タイ語の日常会話ぐらいは、充分、身に付けることができます。
でも、そうした「語学の知識そのもの」よりも、もっと重要なことは…
「あなたが、その言葉で何を伝えたいか」
ってことです。
語学の知識だけでは話せない
もしもあなたに、趣味や特技、専門知識などが一切無い状態で、ただ「語学だけ」を身に付けたとしても…
「話すべき内容が何もない」
という事態に陥ってしまいます。
話せるのは、せいぜい…
・タイ人女性は美しい
・タイの気候は過ごしやすい
その程度です。
それ以上の話をするには、「文法知識」だけではいけません。
あなたの中に「話すべき内容」というものがなくてはならないんです。
「話題がない」という状態に陥る
タイ在住日本人の多くが、タイ語の上達が初級レベルで止まってしまうのも、ここに理由があります。
要は、「話題がない」ってことです。
特に、タイで長期滞在をしている人のなかには…
「無趣味で、毎日同じことの繰り返し」
というような人が、結構います。
こういう人は、確実に、話題が無くなっていきます。
日本語で話題がない人は、仮に、タイ語の文法を身に付けて、タイ語を話そうとしても…
頭の中に、「翻訳すべき内容」というものがない、ってことになります。
こうなると、「会話」はできません。
日本人同士の友達でも、無趣味の人だと、話が続かないですよね。
それと、同じことなんです。
あなたの趣味がそのまま話題になる
ですので、海外に住んで、語学を身につけたいなら…
絶対に、「趣味や特技」の1つはあったほうがいいです。
例えば、あなたがビリヤードが好きで、週に1回以上ビリヤードをしている、という状態なら…
ビリヤードの道具やルールなどに関するタイ語は、比較的覚えやすいと思いませんか?
しかも、こうなれば、
同じくビリヤード好きのタイ人と、ビリヤードの話で盛り上がることだってできます。
これが、「中身のある会話」ってことです。
今のうちに趣味を持っておこう
もしもあなたが今、留学を目前に控えて、「特に趣味と呼べるようなものはないなぁ」と考えているなら…
あらゆる勉強を差し置いてでも、まず「趣味」を見つけることを、おすすめします!
あなたが、「熱中して打ち込める趣味」を持つことが…
「質の高い海外生活」のための必須要件である、と言えます。
2.家族を大切にする
留学前に必ずしておくべき、2つめのことは…
「親孝行、及び、家族を大切にすること」です。
「留学が決まったからこそ、家族を大切にする」というのは…
意外と多くの人が、忘れてしまいがちなポイントなんです。
渡航前に家族を大切にしなければならない理由
理由は、簡単です。
海外で生活をしていると、ほぼ9割以上の人が、確実に、ホームシックにかかって、日本の家族を懐かしむからです。
でも、もしもあなたが、ホームシックにかかった時に…
家族に合わせる顔がないなぁ…
なんてことを考えていると、
せっかく、家族に電話をかけるべきタイミングが訪れたとしても、そのタイミングを逃してしまいます。
特に、おじいちゃんおばあちゃんがいる人は、あなたの留学中に、健康状態が悪化することだって十分あり得ます。
ですから、今、お互いの顔が見えているうちに、家族に対してできることを、やっておかなければならないんです。
家族はあなたを心配している
ここで、もう一つ重要なことは…
あなたが海外にいる時、「家族は常にあなたを心配している」ということです。
海外に来ると、
「アタイのことなんて、だれも心配しちゃぁいないわ」
なんてことを言っている日本人に、たまに遭遇します。
しかし、こういうのは…
本人の思い込みであるケースがほとんどです。
こんな人でも、いざ、親に連絡を取ってみたら、親は意外と心配していたりするものです。
自分の可愛い娘、息子が、数ヶ月、数年も海外で暮らす…
心配にならない親なんていません。
思い出が心の支えになる
ですので、多少「照れくさい」と思ったとしても…
「私が留学へ行く前に、ぜひ、親孝行させてちょうだい!」
と、親に言うようにしてみましょう。
あなたが、そのようにして、
親と作った時間は…
留学中の、あなたの心の支えになります。
きょうだいとの絆を深めておく
また、「きょうだい」も、同様です。
昔から、「きょうだいは一番近い他人」なんて言いますが、それはきょうだいが、「奪い合い」をしてしまうからです。
でも、「特にギスギスした関係ではない」というのであれば…
きょうだいというのは本来、親友よりも頼りになるべき存在です。
また、きょうだいは、健康でさえいれば、親よりも長生きしますから、あなたが年をとったあとでも…
きょうだい同士は、何かにつけて「助け合う」ことができます。
ですので、今回の留学は…
「きょうだいが、いつか離れ離れになる時」のための、「練習」だと捉えてみましょう。
日本にいるうちに、きょうだいの絆を深めておけば、「私がいない間、両親のことをお願いね」と、頼みやすくなります。
また、万が一、あなたの留学中に、親の身に何かが起こったときにも…
気兼ねなく、きょうだい同士で連絡を取り合うことができます。
今のあなたの姿を、あなたの子が受け継ぐ
「でも、親孝行とかって、そんなの、留学に関係ないじゃん」
って考えてませんか?
ところが、大アリなんです。
将来あなたに子供ができたとき、今のあなたの姿を、あなたの子供が受け継ぐことになるからです。
もしも、あなたの子供が、親元(つまりあなたのこと)を離れるとき…
やっぱり、「家を出た後も、親を大切にしてほしい」って思いませんか?
それと、同じことなんです。
あなたが、将来あなたの子にしてほしいことを、あなたは今、親にしている
…と、考えるようにしてみましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、留学を目前に控え、あなたが、日本にいるうちにやっておくべき「2つのこと」について、ご紹介してきました。
●家族を大切にする
この2点です。
極論すれば、留学なんて、「修学旅行や部活の合宿」と、そこまで違いはありません。
ただ、距離と期間が少し長くなっただけの話です。
「留学に行ったら、日本ではできなかったことを、たくさんやってみたい!」
という考えも、もちろん大切ですが、もっと重要なのは…
「日本の家族に対する、感謝の気持ちを、持ち続けること」です。
「恩を知らない人は、何をやってもうまくいかない」
というのは、昔から言われていることですよね。
つまり、逆説的に言えば…
日本の家族を大切にしている人ほど、海外での生活も、成功しやすいと言えます。
「旅立ちの前には、趣味と親孝行」
ぜひ、参考になさってみてくださいね!
海外生活中の、ご健闘を、お祈り致します。